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嬉しいサプライズ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日の午後、いきなりピンポ〜ンと。 「小包で〜す」って、何も注文した覚えがないけど、何だろう? 私宛ですって。

下まで取りに行き、差出人を確認するとドイツに住んでいる友人から。 短大時代のスキー部の後輩エミです。 何かを送ってくれたという連絡は来ていなかったし、何が入っているのだろう?

開けてみてびっくり!!! ホワイトアスパラです。 2018年、2019年と、2年連続でシチリアに遊びに来てくれて、毎回ホワイトアスパラを沢山持ってきてくれたのです。 ドイツ、ホワイトアスパラの時期は6月24日までとなっています。 その後は土地を休めなくてはいけないのだとか。 北ヨーロッパ、勿論北イタリアでもホワイトアスパラの栽培をしていますが、シチリアでは手に入りません。 10年くらい前、大きなスーパーで時々見かけたのですが、それ以来全くみていない・・・。

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かなり太く、立派な物を選んでくれたようです。 太さや質によって、値段も変わってきます。 先輩に送るのだから、良いやつを・・・と言う気の遣いが伝わります。 嬉しいなぁ。 

すぐに有難うのラインをしてみたら、月曜日に送ってくれたのですって。 保冷剤も入っていたので、驚くほど良い状態で届きましたよ。 全然茶色くもなっていないでしょう? 早速夜に食べましょう。

過去に2回持ってきてくれた時調理も彼女にしてもらったので、大体の作り方は覚えていますが、一応ラインで確認しておきましょう。

色々調理の方法はあるのですが、私はとにかくシンプルにアスパラの味を楽しみたい。 茹でて、黄色いオランデーヌソースで食べます。

ホワイトアスパラの皮は硬いのでピーラーで剥きますが、この皮を捨ててはいけません。 ものすごく良い出汁が取れるのです。 まずはアスパラを茹でて、その間にソースを作ります。 材料は白ワイン、卵黄、バター、レモン汁と最後にピンクペッパー。

白ワイン、卵黄、バターは1:1:1の割合です。 今回は卵黄3個分、白ワイン大さじ3を鍋に入れて、湯煎で常にかき混ぜながら火を通して行きます。 でも後輩エミは「湯煎は面倒だ」と言って、弱火にかけて時々火から外してやっていたのでそのやり方で。 段々クリーム状になるので、もったりしてきたら塩とバター大さじ3を加えて溶かします。 最後にレモ汁を少々。

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ピンクペッパーはソースに混ぜても良いのですが、私は上に乗せてみました。 そしてドイツでは、ホワイトアスパラを食べる時には一緒にハムを食べるらしいので、生ハムを合わせました。 これとサラダで夕食は決まり!

衝撃の美味しさ〜。 11本あったアスパラ、2人で完食です。

アスパラ自体結構ずっしり来るのと、卵黄とバターたっぷりのソースで意外とお腹が膨れます。 大満足。

こうやって普段手に入らない食材があるだけで、お料理する気にもなるし、食欲も出た私。 やっぱりシチリア料理と自分の手料理に飽きていると言う事がはっきりとした感じであります。 エミに感謝。

来週こちらからも何か送ろうと思っています。 アーティチョークかな? ドイツでも手に入りますが、値段を聞くとかなりお高い。 10個くらい送ってあげよう。

エミのお陰でテンションの上がった夕食となりました。 有難い事です。

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