パレルモの人も知らない人が多い、小さな村

シチリア島の州都、パレルモからの発信。　ボンジョルノ。

昨日のクイズ、なんと正解者がいらっしゃいました。　絶対にいないと思っていたのに、びっくりでした。　その方は！！！

パスタと言えばこの方、この方と言えばパスタ、パスタの師匠PATAさんです。　

小さな、小さな村、ボルゴ・パッリーニという場所です。　何せ長年住んでいる私も知らなく、昨日初めて知ったんですよ。　行ったこともなければ、名前すら知らない村でした。

一昨日の夜、「明日天気が良かったらどこかへ出かけようか」と言う、相方からのお誘い。　大抵行く場所はいくつか決まっていて、選択肢がそれほど多いわけでもないのです。　場所は決めずに、なんとなく行ったことのないところへ行きたいなぁと思いながらベッドへ。　朝起きたら「Borgo Parriniへ行こう」と彼。　どこそれ？

実は彼も名前しか知らない所でした。　自宅から割と近く、では行ってみましょう。　

村の入り口はこんな感じで、階段を上がると小さな広場。　ある意味そこだけの村という感じ。　横に伸びている細い道にも家はありますが、見る物はこの広場だけです。　壁が青と黄色をメインに塗られていて、とても可愛い。

可愛いでしょう？

これは広場に面したお宅、

右の洗濯物の影にこんな可愛い子がくつろいでいました。

で、クイズの答えですが、この向かって左端の家の中にあります。

一階がお土産物屋さんになっていて、2階、3階も見学できます。

入ってから狭い階段を上り

こんな部屋に出ました。　空っぽだけど。

そしてクイズの正解は正面の絵と窓。

これでした。　PATAさん、ご正解おめでとうございます。　シチリアへ遊びにいらしてくださったら、ここへお連れ致します。

壁の分厚さがわかりますか？　昔の家って凄い。

村にはバールが一軒、そしてお食事処が3軒ありますが、ウィークデイは夜のみの営業ですって。　バールでワインを一杯飲みました。　何と人口50人くらいなんですって。　忘れ去られた、何もない小さな村、とある方が発起人となり、壁をペイントしたりして蘇らさせたとか。　そして今では観光名所になっているというではありませんか！　20年もの間、何も知らずに生きてきましたよ、私は。　主に海外から、そしてシチリア以外の北イタリアからの観光客が多いそうで、夏場は人で溢れかえっているのですって。　昨日は私たちしかいませんでした。　

PATA師匠はテレビで観られたということですから、日本のテレビクルーも既にやって来たという事ですね。　その番組、観てみたい。

この建物に隣接した2軒の家も見学できます。　長くなったので、それは次回に。

それにしてももう少し視野を広げて、シチリアを探索しなければいけないなぁと思いました。