再びイワシでもう一品
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
土曜日、暫く食べたいと思っていたイワシを購入して、シンプルにフリットにしました。
美味しくて、骨までパクパク食べて、カルシウムも補給できるという一石二鳥の一品。
500g買ったのでまだ半分近く残っていたイワシを使ってもう一品。
昨日日曜日の夜ご飯です。
手開きにして玉ねぎと一緒に甘酢で仕上げるシチリア料理にしようかなぁとも思ったのですが、何か違う物を作りたい、食べたい。
頭を悩ませていたら、ふと昔作ったレシピを思い出しました。
どこかの(確か日本の)料理本で読んで、一回だけ作ったことがあるレシピ。
多分10年くらい前?
オリーブオイルでイワシを両面焼き、白ワインを投入。
アルコールを飛ばしたら、ミントのみじん切りを結構たっぷりと。
ソースが少々煮詰まったところで最後に・・・・。
イタリアではあり得ないけど、バターを一欠片加えて溶かし、ソースを全体に絡めます。
スープですくって上からかける感じ、フランス語でなんというのでしたっけ?
皮は剥げれます・・・(笑)。
でもそれは気にしない。
見た目はイマイチですよね?
やっとインゲン外美味しくなって価格も下がってきました。
先日まで通常の倍くらいでしたから。
4月から雨ばっかりだったからなでしょうね、例年よりも1ヶ月遅いです。
なので、大好きなインゲンとトマトと甘い紫玉ねぎのサラダ、オリーブも加えてみました。
これ、相方にも好評で・・・。
バター入れたこともちゃんと白状しましたが、彼は「なるほどね、だから甘みがあるのね」とう感じで。
以前食べたことがあるのは全く記憶になかったようです。
実は、以前作った時には友人たちが一緒だったのです。
誰がいたのか覚えていないのだけど・・・
で、その時にみんながおいしいと言ってくれ、レシピを聞かれたので教えたのです。
しかし!
最後にバターを・・・のところで、全員が「それはあり得ない!」と言うのです。
魚にバター?
しかもイワシにバター?
そんなに大量に入れるわけではないのですよ、風味づけと言う感じなので。
でも誰も受け入れてくれなかった(笑)。
だけどさ、美味しいと言ったのはあなた達よね?
レシピ教えてと言ったのはあなた達よね?
なのにどうして「あり得ない!」と言うわけ?
更に、「次に作るときはバターではなく、オリーブオイルを加えるといいよ、絶対にもっと美味しくなるから」と、いらないアドバイスまで頂きました。
レシピを聞いてきたくせに教えると「あり得ない、間違いだ」と言い、更にいらないアドバイスまでしてくるシチリア人。
怒らないけどあーあって感じ。
10年くらい前の記憶が蘇りました。
肝に銘じた事、「聞かれていないアドバイスはしない」でした。
相方がなんでも食べてくれ、割となんでも(つまりシチリア人なのにと言う意味)偏見なく食べてくれる相方に感謝です。
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