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ワーケーションをするなら、 #バンライフ を始めてみたら良いかもしれない

 昨今、「ワーケーション」という新しい働き方のスタイルがSNSを中心に話題になっている。 

 先日も、環境省にて「ワーケーション」を省全体で推進する方針を定めたとのニュースが公表された。同省によると、職員がテレワークを活用しつつ、現地で自然観察や現地の人と交流を図ること等によって、社会のニーズに沿った政策立案向上につなげるという。

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「ワーケーション」が注目され始めたのはいつか?

 きっかけは、政府が「ワーケーション」の推進を行うべく、提唱したことにより、大きな話題になったものだ。

 本来、「ワーケーション」は、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)が組み合わされた造語で、観光地で休暇を取得しながらテレワークを行う働き方である。

 新型コロナウイルス感染症と働き方改革が追い風となり、新しい働き方として注目されている。


果たして、「ワーケーション」は実現可能な働き方なのか

 毎日の混雑した満員電車から離れ、自然環境下で穏やかに働くことを好む人は一定数いると思うが、通信環境やセキュリティ対策、労務管理等の課題も多くあるという。

 また、職員のホテル代や交通費等、新たな会社や個人が負担する経費も発生する可能性も想定される。

 そういった懸念がある企業や個人事業主向けに、あるライフスタイルを「ワーケーション」に組み合わせた、新しいスタイルを提唱したい。

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バンライフ×ワーケーションという新しい働き方

 「バンライフ」は、車を軸に生活をする新しいライフスタイルである。世界では1大ムーブメントとなっており、Instagramのハッシュタグで、「VANLIFE」と検索すれば、776万件(2020年8月5日現在)表示される。

  現在、日本では「バンライフ」を実践する「VAN LIFER(バンライファー)」が、精神的な豊かさを求めて、自分の好きなように車内を作り変えつつも、自然や人とのつながりを求め、車を拠点に仕事や旅を続けている。

   ここで、「ワーケション」を「バンライフ 」で行うことのメリットを大きく3つ伝えたい。

1.  コストを抑えられる

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 仮に「ワーケーション」の滞在先をホテルにする場合、移動代(電車・バス・車等)+宿泊代(ホテル等)が必要経費としてかかってくる。例えば、移動代を14,000円・ホテル代を1泊6,000円とする場合、1日20,000円費用負担が必要になる。しかし、「バンライフ」の宿泊先は車になるため、実際の必要経費は、移動代の14,000円という結果となる。ホテルと比べて、6,000円は必要費用として浮くことになる。(※いずれも、移動代にガソリン代は別途、必要。)もし、1ヶ月(30日間)滞在すれば、毎月180,000円が浮くことにもなる。
バンシェアサービスを活用すれば、1泊5,000円~借りることができる。車を所有していない方、用途や目的によって車を使い分けたい人におすすめだ。

2. 人との繋がりが生まれる

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 各地方での滞在中に、「バンライファー」の生き方をしている人と出会えたり、バンライフステーションを活用すれば地元の人とも自然と交流することもできる。都心では、出会えない人との縁に新たな価値観や気づきが生まれるはずだ。(またバンライフステーションによっては、Wifiも完備しているところもあるので、設備的な側面でも安心である。)

3. 理想のロケーションを求めて、自由自在に移動できる

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 地方に行けばいくほど、車が必要であり、移動に困ることがある。しかし、車であれば、好きな時に・好きな場所で働くことが可能だ。サーフィンが好きであれば海辺も良いし、山登りが好きであれば山辺でも良い。ドアの窓を開ければ、自然のパノラマが目の前に広がる世界にきっと感動する。

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 このように、「バンライフ」は、「ワーケーション」を選択する人のニーズを十分に担うことができると考えている。

バンライフ×ワーケーションがもたらす、意外な日本社会へのプレゼント 

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 日本はこれまで、東京一極集中の是生を目指し、地方自治体に地方人口ビジョン・地方版総合戦略の策定を進めてきた。その際、各地域への人の流れを強化することも課題の一つになっていたが、「バンライフ」の“車移動”が容易にできる点は大きな強みとして、今後は活かされる可能性が高いのではと考えている。

 地方では、移動手段の確保が求められるが、(地方に旅行や仕事で行ったとき、タクシーやバスがなかなか見つからず、困った経験をした人は多いと思う。)“車移動”によって、自主的に地方に深く関わる「関係人口」を増やすチャンスとも捉えられ、地方活性化につながる足掛かりにもなると思う。

すでに、「バンライファー」として生きる一部の若者たちは、「バンライファー」向けのステーション開発や農業の手伝い、災害支援活動等、地域に根ざした取り組みを旅先で行ったという事例もある。

 「ワーケーション」というワード一つでも、手法は様々だ。欧米諸国を中心に新たなライフスタイルとしてうねりを上げていた、「バンライフ」も日本ではまだまだマイノリティーな存在である。

 しかし、「バンライフ」ほど時代のニーズに沿った、ライフスタイルはあるだろうか。「ワーケーション」という新たな働き方に、「バンライフ」の存在も少しでも多くの人に取り入れてもらえたらと願う。




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