見出し画像

選択の積み重ね

電話機を持ち、呼吸を整える。

もともと電話は好きではない。

耳だけに頼る情報収集は苦手なのだ。

長電話をする友達がいるとかなりうんざりする。


それでも、コミュニケーションツールとして電話はとても重要なわけで。

20年以上も前のあの日も悩みながらも文書にある番号を押した。


ワーキングホリデーでオーストラリアで一年を過ごし、日本に帰ってその後の人生について悩んでいた時期があった。

元々一生海外に住みたかったわけではないし、出来れば英語が喋れる日本人として日本で生活したかった。

だから私は悩んでいた。

オーストラリアにもう一度行くか、このまま日本で落ち着くか。


とりあえず、子供写真スタジオで働きながら人生を模索する。

スタジオで出会った仲間たちはとても面白く毎日がとても充実していた。

ファミレスで朝まで語り合ったり、いろんなところへプチ旅行したり。

そして念願だった子供英会話教師としての就職も決まり描いた通りの未来が待っているはずだった。


なのにそこに葛藤が起こる。

オーストラリアにおいてきた恋人のこともあったし、そのまま日本で落ち着くにはもう少し冒険したい気持ちもあった。


あの日、私はものすごく悩んでいた。

電話をかけている時、この一本の電話が人生を変えるかもなと強く意識した。


そしてその通り、私の人生は変わった。

就職の辞退の電話。

もう一度オーストラリアに帰ることを決めた。



後悔はしていない。

ただ、あの時の選択が自分の人生を変えたのは確かだ。

そして全ての選択が実は自分の人生を決めているということを意識するべきだと私は思う。



どんな小さなことだとしても、そこで出会う言葉や情報、そして人、全て自分に何らかの影響を与えているのだから。


人生は選択の積み重ねでできている。

だからこそ、今この瞬間何を感じ何をしたいのかを自分で知っていることが重要になる。

なんとなく選んでいたとしても、一大決心で選んでいたとしても、自分に素直に直感に従っていればきっと後悔することはないし、理想の未来へと繋がると思う。


私はあの日、もしあのまま就職することを選んでいたとしたらどうなっていたかなと時々考えることがある。

でもなんとなく、結局海外に飛び出していたのかなと感じる。



そして、どんな人と結婚しても一人を選んでいたかもしれないなとも思う。



なぜなら私は今の自分にとても満足しているから。


結局、今自分を愛することが出来たら、人生に後悔なんて言葉はないんだよね。


今の自分は、選択の積み重ねだから、これからも直感に従ってわくわくを選んでいきたい。

サポートお願いします!日本の子供達が世界で羽ばたけるように、海外からのオンラインコースの運営に使わせていただきます!