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ヨーロッパひとり旅。2日目、ロンドンでの移動。

2022.8.23
〜乗り物編〜


前記事で書いた通り、どの住宅からも徒歩15分圏内にバス停があるようにできていて、ロンドンは素晴らしいタクシー文化もありながら、地下鉄や地上線と、公共交通機関がとても充実している。

まず地下鉄(Tube,Under Ground)。
正直こちらは慣れるまでオススメしない。ボーダフォン以外のキャリアの電波は全然入らないので、じゃないキャリアだと、もし間違ったルートの電車に乗ってしまっても一回地上に出て電波を再キャッチしないと調べ直すことすらできない。
そして鼻が真っ黒になる(笑)地下鉄に乗った日は、鼻をかむと真っ黒なススが出てくる。しかも車内はエアコンが効いていないので蒸し暑い。なにも知らずにフラッと乗ってしまった私にとってはけっこう面白かった。なんでも比較していてはキリがないのだが、日本の鉄道の正確さや清潔さをつい思い出してしまった。

地上線(Over ground)の電車は割と綺麗で、席が新幹線風というか、テーブル席があったり、私にとってはとても居心地のいい車両が多かった。

そしてバス。何と言ってもバス!
真っ赤な2階建てのバスがほとんどで、24時間走っている。しかも一日どれだけ乗ってもオイスターカードを使って乗ると最大4.5ポンド(たぶん)。
ただ、深夜以降は朝まで色々な人が乗ってくること、乗り継ぎのために次のバスを待っている時間は、女性1人だとちょっと怖い。
日本では東京に住んでいるため、明るい場所が多かったり、駅やバス停の近くにはだいたいコンビニエンスストアがあって、なにかあっても駆け込める安心感が常にあるのだが、ロンドンにはまずコンビニらしいコンビニがなかったし(たぶん)、ちょっと街中からはずれると街灯もぐっと減ってしまう。

もうひとつ、これは絶対書きたかった(笑)。
タクシーのように手を挙げたり、乗りますアピールをしないとバスが停まってくれない「リクエストストップ」と必ず止まってくれるバス停とがあるそう。
私はそれを覚えられなかったし、一回だけぼんやりとバス停のベンチに座っていたらそのまま止まりもせずにスルーされたので、それからはいちいち全力で「止まって〜!乗るよ〜!」とアピールして乗っていた。

乗り方は日本と一緒。乗る時にオイスターカードやクレカをカードリーダーにタッチして、降りるときは後ろのドアから。「thank you, driver!」的なことを大きな声で言いながら降りるのがマナーらしい。
確かに、24時間常に誰かが運転してくれるなんて本当にありがたすぎる。

ちなみにタクシーに乗るときはまずドライバーに行き先を告げ、okをもらえたら乗車できる。一度だけ乗ったが、黒い車両の「ブラックキャブ」では、厳しい基準をクリアした運転手がロンドンの地理を熟知しているので、スマートフォンで地図を見せただけでバッチリ行ってくれた。

この日向かった先は、Water looというところにあるPrimo bar。ピアノの弾き語りの機会をいただいたので、演奏しに行っていた。200席くらいはあるだろうか…とても大きなバーで、とはいえホテル内のバーなので音楽を聴きに、という感じの空気ではなかった気がした。セットの半分は日本語の曲でということで恐る恐る演奏したが、拍手をくれる方もいて、だんだんと自分がどこにいるのか、何語を話しているのか、相手が言葉を理解しているかどうか、演奏しているうちにそういうことを考えなくなっていた。

▲フィッシュアンドチップス。なにかの魚のフライ。たぶんもう食べることは…(ごめんなさい。)
ちなみに海沿いに住む人以外ほぼ食べないそう。「だってヘルシーじゃないっしょ!」って言われた(笑)

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