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文学フリマでアート本をつくるわけ

こんにちは。
5/19の文学フリマ東京38に出店するEditare(エディターレ)のかおりです。

文学フリマまでコツコツ毎日投稿をしているこの企画。これまでは本づくりのことを書いていたのですが、今日は本にするアートのこと美術館巡りのことについて書いてみようと思います。

* * *

アートの本を出そうというくらいなのだから、さぞかしアートに詳しい人なのだろう! と思ってくださったかた、すみません。私は全然そんなじゃありません。笑

私が美術館に行く頻度は、だいたい月1回くらい。
そのときの気分や、他の用事との兼ね合いもあるのですが、だいたい月に1回は行きたいよなあと思いながら計画を立てたりしています。

ただ、こんなに行くようになったのはここ1〜2年のこと。それまでは忙しさにかまけて行けていませんでした。行って年1〜2回。

そんなわけで、ほぼ初心者みたいなものです。

でもだからこそ、これからアートに触れたいなと思っている人の最初の一歩を、そっとあと押しできるんじゃないかなと思っています。

* * *

じゃあ、アートのどこがいいの?

人それぞれだと思いますが、私はアートのもつ懐の深さがすごく好きです。

アートは好き勝手に楽しめばいい。
作る方も、見る方も。
好きになってもいいし、嫌いになってもいい。共感してもいいし、反発してもいい。

アート作品だけを観てもいいし、作者にスポットライトを当ててもいい。時代背景や、道具に目を向けてもおもしろい。

役に立たなくていい。無理に繋がらなくていい。


現実社会では、人に好かれなければ、役に立たなければ、価値がなければ、と追い立てられるような気持ちになるけれど、アートにはそれがない。

アートを生み出す立場の人にとっては、この感覚はちょっとちがうかもしれないけれど、初心者の私にはそんなふうに見えます。

美術館にあるような作品は、専門家によって「価値がある」と認められ、高額がついているものたちです。ただ、それを同じように自分にとって価値があるかどうかはまた別の話だし、自宅に欲しいかというと、そうとは限りません。

ほとんどの作品とはもう2度と会うこともないし、記憶にも残らない。けれど、美術館で過ごした数時間の体験は、薄く自分のなかに積もっていく。

そんなアートの不確かさが好きなのです。


…と本気で語ると、あまり理解されないので悲しいけど、書いてみました。

一般的な言葉でいうと「感性が刺激されるから好き」みたいな言葉になるんだろうけど、せっかく文学フリマにアート本をだすというタイミングで書いているnoteなので、本音に近い言葉で書いてみました。

こんなふうに書くと、「なんとなく気になる」とか「ちょっとしゃれおつな感じに惹かれる」じゃだめなの?! とか思う人もいるかもですが、全然大丈夫ですよー! わたしも最初はそんなでしたし、今もそんなテンションで楽しんでいることもあります。

アートの高尚なイメージに怯むことなく、誰でもそれぞれの感覚で気軽に楽しんでもらえるようになるといいな!  と思い、今回アート本を作ることにしました。

それぞれの価値観で、温度感で、アートを一緒にたのしみましょう!

それではー!


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Editare(エディターレ)| かおり
5/19 文学フリマ東京38にアート本をもって出店します。
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