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【2022年】この春行きたい美術展4選

3月になってあたたかくなってきましたね。
そんな春の陽気に誘われて、お散歩がてら美術館を訪れてみてはいかかがでしょうか?

この春もいろんな企画展が開催されているのでお見逃しなく。
それではいってみましょう!

※会期の変更や予約必須になっていることもあるので、訪れるときには公式サイトで最新情報をチェックしてください。


■ミロ展—日本を夢みて

会期:2022年02月11日~2022年04月17日
場所:Bunkamuraザ・ミュージアム


みなさまミロをご存知でしょうか?
ジュアン・ミロ(1893-1983)は、シュルレアリストの画家で、ピカソと並ぶ現代スペインの巨匠のひとりとして知られています。
シュルレアリスムの画家といえば、マグリット、ダリなどが有名ですが、ここでミロもおさえておきましょう。

夢からイメージを得る「オートマティスム(自動記述法)」の手法を使うなど、不思議な作風の画家ですが、カラフルで鮮やかな色使いや大胆なタッチなど、かわいい絵だなと個人的に思います。

2度来日したこともあり、日本との関わりもある画家です。
今回はこの日本とのつながりがテーマとなっているので、どんな影響があったのかという視点で展覧会を見ていきたいですね。


■上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー

会期:2022年02月18日~2022年05月15日
場所:三菱一号館美術館


完全にノーマークの展覧会だったのですが、とても評判がいいので取り上げることにしました。

上野リチ(1893-1967)は、ウィーン出身のデザイナーで、日本人の建築家の上野伊三郎と結婚したのち、ウィーンと京都を行き来しながら壁紙やテキスタイルなどの日用品や室内装飾など多彩なデザインを手がけた女性です。

とってもかわいいデザインの数々がwebサイトの載っているのでぜひ見てほしい!

それと同時に、彼女の生き方にも興味がわきます。ウィーンと京都を行き来するという、現代でもちょっとためらうような生き方を、戦前という時代に女性という立場で実行しています。世界大戦という激動の時代を経て、戦後は夫婦で現在の京都市立芸術大学で教べんをとり、後にはインターナショナルデザイン研究所を設立して、後進の育成にも尽力しています。

そのゆるぎない生き方の背景には何があったのか、どんなことを考えていたのか、この展覧会で見れるといいなと思います。


■メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

会期:2022年02月09日~2022年05月30日
場所:国立新美術館

アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館といえば、メットの愛称で知られている、世界でも有名な美術館。
メット・ガラのファッションショーでご存知の方も多いのではないでしょうか。

そんなメトロポリタン美術館から、西洋絵画の500年というテーマで、15世紀の初期ルネサンスから19世紀のポスト印象派までの名だたる芸術家による名画が勢ぞろいします。

ラファエロ、レンブラント、フェルメール、ターナー、ゴッホ、セザンヌなど、聞いたことのある画家の名前がずらり。

ちょっと「いかにも!」っていう昔の絵も見てみようかな? という人や、西洋美術史をおさらいしたい!という人におすすめです。


■ダミアン・ハースト 桜

会期:2022年03月02日~2022年05月23日
場所:国立新美術館


ダミアン・ハーストは、イギリスの現代作家です。
今回の展覧会は、彼の最新作である〈桜〉シリーズ。
19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといったものを独自解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画として結実させています。

大きいものでは縦5 メートル、横7メートルを超える画面に、色鮮やかに描かれる風景画は、きっと見る人がその場にいるように感じるような臨場感があるでしょう。

桜に対する思い入れが深い日本人には特に、見る人それぞれに強く心象風景を見せてくれるのではないかと思います。


まとめ

数ある企画展の中から、特に注目の4つの美術展を選んでみましたが、いかがだったでしょうか。Webサイトなどでの情報をもとに選んでいるので、どんな展覧会かはぜひご自身の目で確かめてみてください。

春ということで、ダミアン・ハースト展で桜をたのしんだり、新生活を始める不安や期待の気持ちを100年ほど前に日本と海外を行き来して活躍した上野リチに励ましてもらったりして、楽しんでもらえるとうれしいです。

それではすてきな美術館巡りを!

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