旅のしおりをつくってみた
こんにちは。
5月に文学フリマ東京38に出店するべく準備を進めている、Editare(エディターレ)のかおりです。
週末。
時間がたっぷり取れるこの土日に何をやっていたかというと、旅のしおりを作っていました。文フリ関係ないじゃん!笑
直接文フリには関係ありませんが、16ページの小冊子をひとつ完成させたので、誰かがしおりや小冊子を作るきっかけや参考になるとうれしいなあと思いながら、ここに書いていきます。
旅のしおりづくりのきっかけ
ふだんはしおりを作ったりしないのですが、今回の旅は旅慣れない両親と海外に行くので、しかも離れて住んでいるので、なかなか旅行に行くまでの意思疎通ができにくいなと思い、旅のしおりを作ることにしたのです。
気軽な気持ちで始めたのですが、結果的になんと表紙・裏表紙を含めて16ページというボリュームになりました。
海外旅行ということで、旅程は長め。さらに、両親は福岡から成田にくるという、飛行機で国内を移動するという行程が増えたので(旅慣れない割にハードな旅先を選んだものです)、その説明も加えると、自然とページ数が増えたのでした。
制作ツールはCanvaを利用
みんな大好きCanvaは、オンラインで無料で使えるデザインソフト。
16ページほどであれば、問題なくデザインできました。
構成とデザインの参考にしたもの
「旅のしおりをつくろう!」と意気込んだものの、さて、どんな内容を盛り込めばいいんだっけ?
いきなり初めてのものを作ろうとすると、フリーズしてしまう私。
なので、Google検索に頼りました。
すると、Microsoftの公式サイトに旅のしおりのパワポのテンプレートがあったのです。しかも、RETRIPさん監修! まちがいなく、かわいい。
ただ、悲しいかな、macユーザでofficeソフトを持っていないので、ありがたくテンプレートをプレビューして参考にさせていただきました(ライセンスがなくてもプレビューはできるのです)。
Canvaのテンプレートの中にも、旅のしおりに使えるテンプレートがたくさんあり、それらのテンプレートデザインも参考にさせてもらいました。
構成を決める
いくつかテンプレートを参考にさせてもらって、旅のしおりの構成を決めました。
です。
特徴的なところは、一般的な旅のしおりには必ず載せられている、観光地の情報や写真は入れませんでした。
というのも、今回は「きれいな海を眺めてのんびりゆっくりしたい」という両親のリクエストがあったので、たくさんの観光地を載せて「これを制覇しなければ!!」というプレッシャーにならないものにしたかったからです。
また、別途ガイドブックを送ったので、観光地についてはガイドブックを見てもらい、自分たちの旅に必要な情報をしおりで見る、という利用方法を想定して作りました。
制作の手順
1.表紙デザインと誌面レイアウトを決める
まず、表紙のデザインと誌面のレイアウトを決めました。
前の文章で紹介した、Officeテンプレートから「RETRIP 監修 女子旅のしおり (シンプル・A4 2 つ折り・アルバム付き)」をベースに、Canvaのテンプレートを活用させてもらいながら、デザインしていきます。
2.宿泊ホテルを1ページで紹介
今回の旅は「きれいな海でゆったりリラックス旅」。
ということで、いいかんじのホテルを予約しました。ある意味、この旅の象徴となるのがこのホテルなのです。
せっかく素敵なホテルを予約したので、写真を使って雰囲気が伝わるようなページをつくりました。アメニティ情報など、旅の準備に必要な情報もぬかりなく。
3.日別の工程表を作成
しおりのメインとなるのが、この工程表。
飛行機やバスの時間、オプショナルツアーの集合や解散時間などを書き込んでいきます。
前に言ったとおり、観光スポットなどは書かず、最低限決まっている行程だけをシンプルに載せました。
またその過程で、必要そうな情報を追加していきます。
今回の旅では、私たちと合流する前の両親の行程は細かく追加していきました。例えば、シャトルバスの運行状況や、周辺のごはん処などです。
基本的にざっくりシンプルに、不安になりそうなことは細かく情報を載せる、というメリハリをつけることで、海外旅行をあまりしたことがなくてナーバスになっている両親を安心させたいという意図があります。
4.ごはんは外せない
行動スケジュールはゆるく。
なのですが、食べに行きたいお店は忘れずリストアップしました。
私が食いしん坊なのはそうなんですが、それだけじゃなく。
土地勘のないところでの食事は、どこで何を食べるかその場で迷ってしまうと、なかなか見つからなくて、いさかいの元になること、多くないですか? お腹が空いているときにごはんが決まらないと、必要以上にイライラしちゃいますよね。
なので、「この日にここに行く!」とまでは決めなくても、「ここに行きたい!」というリストを持っておくと重宝します。特に誰かと行く旅行のときは。
そして、意外と食事の回数は限られているので、旅のなかでとる食事の回数は何回かを把握しておくのも大事です。現地で探して見つけたお店に行く余裕も持たせておくのも、ポイントです。
今回の旅のしおりにも、そのへんを盛り込んだ誌面にしました。
5.さいごに、持ち物リスト
ネット上に旅行の持ち物リストはたくさん記事がありますが、行き先や行程、季節や個人の感覚で持ち物は変わってきます。自分用のリストはやっぱり自分でつくるのがいちばんです。
そこでしおりでは、旅立つ前に最後の荷物チェックで使えるよう、今回の旅に必要なリストをざっくり書き出しました。
参加する家族がおおむね必要そうなものを書き出しているので、すべてを完璧に網羅しているわけではありませんが、安心材料にはなるかなと思います。
内容チェック
完成させる前に、一緒に行く旦那さんに内容をみてもらいました。
他の人の目でみてもらうと、自分では気づけない部分に気づいてもらえます。いくつか消しそびれていた文言を削除したり、注意点を追記したりしました。
送付方法
できあがった旅のしおりはPDFにして、LINEとメールで両親に送りました。
実家には幸い家庭用プリンターがあるので、印刷することもできます。
自分用には印刷して、2つ折りしてホチキスでとめて、冊子にしました。
カタチにすると、がぜん「しおりつくったぞ!!」という気持ちが高まり、旅行に行かない妹にも、しおりのデータと冊子にしたのを撮った写真を送りつけてしまいました。笑
もっとこうすればよかった点
ひとつ、文字のサイズはもっと大きくすればよかったと反省しています。
パソコンでデザインしているときに見る文字サイズは、スマホで見るとずっと小さく見えます。さらに、両親は老眼が進んでいるので、一般的な文字サイズでも読みにくい状態です。
スマホで拡大すればいいとはいえ、もっと文字サイズを大きくして、見やすくすればよかったなあと思いました。
余裕があれば文字を大きくした改訂版をだそう…
旅のしおり作りはたのしい
今回はじめて旅のしおりをつくったことで、ささやかですが冊子をつくる練習になりました。
旅のしおりという、ある程度盛り込む内容が決まったコンテンツですが、無事かたちにできたことで、次の文学フリマで出品する本の制作に向けても少し自信になりました。
ちょっと脱線しちゃいましたが、引き続き本づくりを進めていきます!
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