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ハシゴの脚は小学校に

2019年2月3日のツイートまとめ。

魔法でもスピリチュアルでもないがホロスコープ1枚書くのも読むのも小中学校レベルの国語・算数・地理・歴史・地学に英語、みーんな大事よ……義務教育レベルの知識を全部義務教育時代に身につけておけとは言わないが、サボっていた分はどのみち後でヒーヒー言いながら自己補習するハメになります。

占いや魔法魔術やスピリチュアルの世界を何か「日常世界と切り離された幻想世界のもの」的に思っている人はいるものだが、がっつり地続きというか日常世界そのものだからな……少なくとも占いその他をする側の人が幻想的な頭(婉曲表現)でやっていても、そこに相談しに来るお客さんは日常世界の人だ。

日常世界に体を持って日常世界で生きてる人を相手にして仕事するんだから、保健体育と生物(体の仕組み)、化学(物質の成分のこと)、物の分量や尺度を間違わないように数学も必要。ホロスコープ作るなら地学と地理も絶対必要。トンデモを見抜くためと自分がトンデモを言わないために歴史が必要。

そしてきっちりがっつり「言葉で」理解し「言葉で」伝えるために日本語と、最低限英語の勉強が必要。東洋系占術だったら中国語かな。日本語は現代文だけでなく古典、古文漢文も必要だ。小中学校までに習う教科で占いや魔術をやるために落としていい科目なんかいっこもないわ。

別に全教科でオール5を取らなければ占いや魔術やスピリチュアルの人になっちゃぁいかんという話ではない。ただし、そちら側の諸々を学ぶときに足を引っ張ってくるのは「小中学校で自分が不得意になり、そのまま克服もせずに放置してきた教科」だってことは覚えておこう(※当番の実体験)。

逆に言えば「小中学校時代に得意で、その後も自主的に伸ばしてきた教科」は後になって占いへ行こうが魔術やスピリチュアルへ行こうが、異なる分野での学習を必ず助けてくれる。小中学校で習う内容は基礎だよ。基礎がしっかりしていれば上積みしやすい。できる教科が多ければ多くのものを上積みできる。

思えば「小中学校で習うこと」の方も「日常世界とかけ離れた学校世界のもの」と捉えられがちってこともあるな。正解だけさっさと教わって正解だけ暗記して、テストさえクリアできればいいんだろ?みたいな発想。いや小中学校で習うことはがっつり地続きだよ日常世界と……日常世界そのものだよ。

「小中学校で習うこと」と「日常世界のものごと」が無関係のように思えたり、「占いや魔術やスピリチュアルで扱うこと」と「日常世界のものごと」が無関係のように思えたりするなら、それは「抽象と具象の間に架けられたハシゴを自力で昇り降りする力がない」ってことなのね。

具象と抽象の間に架けられたハシゴを自力で昇り降りできなきゃ占いはできない。そして「具象と抽象の間に架けられたハシゴを昇り降りする最初の練習」ってみんな小中学校でやる。「抽象の方へ昇ったら具象まで降りる。そしてまた昇って降りる」ができれば学校で習うことと日常世界は地続きだとわかる。

最初のハシゴは小中学校にある。小中学校で習うことのいくつかが抜けているのはハシゴの段がいくつか抜けているようなもので、それは昇り降りがしづらくなるのも無理はない。小中学校で習うことをしっかり身につけるっていうことは最初のハシゴを安定させるっていうこと。

小中学校で習う内容を日常世界へ安全に持って降りることができない人が、占いや魔術やスピリチュアルの世界で習う内容をどうやって日常世界へ安全に持って降りることができる? 抽象と具象のハシゴを自在に昇り降りできないで、どうやって自分よりも前の段に引っかかっている人にわかるように話せる?

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