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ダイエットと貯金の話

2017年のツイートまとめ。ダイエットと貯金の話に見せかけて2ハウスと木星と土星の話。元のモーメントはリンク先。

「ダイエットと貯金の話」 https://twitter.com/i/events/943970005011521537?s=09

おっさんとマジトレ読み返しながら「体重減らすのとお金を増やすのは方向は違うけどやることはだいたい同じ」と考えている。第一に現状の把握。第二に収支バランスの変更。第三に口を動かすのではなく行動を変えること」体重減らすのもお金増やすのもホロスコープで言えば2室マターである。

ゆごさんの妹さんが仰ったという「痩せれば収入が上がる」。より正確には「肥満体の人間が健康体重まで落としてそれを維持できるようになると、たとえ同じ収入であっても可処分所得が増える」かな、と思っている。まず、体重がそれ以上増えない≒余分なものを食べる習慣がなくなるから食費が減るわな。

次に、極端に高身長あるいは低身長でない中背の肥満体さんが痩せて「大きいサイズの服売場」でなくても服を買えるようになった場合、被服費が減る。今までは多少高くても「体が入るのがこの服しかないから」と買うしかなかったのが、一気に選択肢が増えて買い物がしやすくなる(靴はサイズ変わらんが)

あと、肥満から健康体重まで落としてそれを維持できるということは栄養バランスと運動と睡眠その他生活習慣が体重維持向きに変わり、かつそれが定着したわけだから健康度が上がるわな。他に不具合を抱えているのでない限り、医者にかかる回数が減るから医療費もかからなくなる。

以上は被服難民で生活習慣病で通院中の身長170センチグランデサイズ肥満体当番の実感に基づいた試算である。「痩せてるひとは稼げる」とか「肥満体が痩せれば稼ぎが増える」という話ではなく「デブだと金がかかる」のだ。大飯喰らいで被服は規格外で更に病気になりやすいから金がバカスカ出ていくのだ。

たとえばだな。10代からずっとプラスサイズであり常に「大きいサイズの服売場」で買い物をする当番は、バーゲンセールで服を買ったことがない。大きいサイズの服は生産点数が少ない上にあらゆるプラスサイズの客が片端から買っていくのでたいてい値下げされる前に売り切れてしまうのだ。

自分サイズの服が色柄価格ともによりどりみどり選び放題だった試しがない。アメリカならプラスサイズの服がもうちょいあるのだろうけれど、こと日本で暮らす限りデブは高くつくのである。食費がかさむ被服費がかさむ医療費もかさむ。このボディ無駄にお金かかってんのよ!

だからただ体重が減ればいいって話ではなくて、あくまで「金がかからない体になる」ってことが重要で。体力がなくなるほど、病気になるほど、メンタルやられるほど体重減らしたらそれは「痩せる」を通り越して「痩せ衰える」だし、そうなるとまたお薬代やら何やらでお金がかかるわけでな。

デブ歴≒年齢の当番が申し上げますが、おデブちんはたいてい浪費家です。元がお金持ちのおデブちんは「太っ腹」「金離れのいいひと」と呼ばれますが元がさほどお金持ちではないおデブちんは単に浪費家と呼ばれます。目先の欲にすぐ負けて簡単にお財布とお口を開けちゃう我慢できない子ちゃんだからです。

「おっさんとマジトレ」ではんぞーさんが言っている「デブの謎思考」。「こんにゃく麺でカロリーマイナスした分チャーシューのせていいと考える」「デブはなぜかプラスマイナスゼロにしたがる」「マイナスにしないと体重減りませんよ」ってやつね。当番あれ読んで大笑いしたんだけども。

「デブはプラスマイナスゼロにしたがる」浪費家もデブと同じことやる。「こんにゃく麺だからチャーシューのせていい」「カロリー1/2マヨネーズだから倍かけられる」「減塩のため味噌汁を湯で薄めたが結局全部飲む」「節約して浮いた金でアレを買っていい」かくて金は貯まらず脂肪は貯まる。

脂肪へらすのもお金ふやすのも、収支の問題。入ってくるカロリーを減らして出ていくカロリーを増やさなければ脂肪の残高は減らないし、入ってくる金を増やして出ていく金を減らさなければ預金残高は増えない。元々浪費癖のあるデブが減量できるようになるということは、ここの行動を変えるということ。

元々浪費傾向があり目先の欲に負けやすいおデブちんが日々のカロリーコントロールと運動という地道なダイエットをやり遂げられたらたぶん、副効用としてお金回りも多少改善するんじゃないかなと思うよ。うん。今もデブで浪費家の当番が言うのもナンだけど。言うは易し行うは難し。

食習慣と生活習慣を大幅に変えるのって大変な労力が必要です。変わることについて行けなくて怒り反抗する自分のエゴとも向き合う必要があるしね。デブ歴≒年齢の当番が我が身を振り返って申し上げますが、デブは依怙地です。医者や栄養士やジムのトレーナーの言うことに素直に従わないこと鬼の如し。

デブ歴≒年齢で生活習慣病持ちの当番が申し上げますが、まず医者に処方された薬を悪気なくのみ忘れます。効果がすぐ感じられないからと言って相談なしに服薬を止めたりします。栄養士に食事指導をされてもその場では神妙に聞き入り頷きますが、3日もすれば自己流の甘い解釈でデブ食に舞い戻ります。

依怙地なデブは自分に甘く、根気がなく、夢みがちです。すぐに魔法のように効果が出るのでなければ投げ出します。とにかく努力が嫌いで他人に何かをしてもらうのは好きだけど自分が何かをさせられるのは大嫌いです。やるべきことをやらなかったのは自分なのにそれを他人に咎められればすぐ傷つきます。

依怙地なデブは誰も自分の気持ちがわからないと思っています。世界中の痩せた人間を敵だと思っています。自分はずっとこうして生きてきたのになぜ変わらなければならないのか!と憤慨しています。慰めと喜びは飲食にしかないと思っています。「飲み食い以外に趣味を見つけよう」とか言われるとキレます。

傷ついた依怙地なデブにとって食べ物はとても優しい存在です。食べ物は快楽をくれます。食べ物は人間と違って「また肥った?」「食べる以外の楽しみを見つけた方がいいよ?」その他「現状のお前はダメだ、変わらなければならない」的なことを言いません。食べ物でなくお酒が慰めの場合もあります。

お酒しか慰めがないと思っている酒飲みからお酒を取り上げると、取り上げた理由が心配からであれ援助の意志からであれ、まあ酒飲みは怒りますし取り上げるひとを憎みます。食べ物しか慰めがないと思っている大飯喰らいから食べ物を取り上げた場合もまあ、同じように怒るし憎みます。誠に遺憾です。

傷ついた依怙地なデブ目線では「食うな・痩せろ」と言ってくる他人は家族でも友人でも主治医でも栄養士でも「慰めを取り上げるヤツ」だし「痩せれば褒めてくれるひと」は「痩せられなければ褒めてくれないひと」であり「デブである自分を認めず仲間外れにした昔の級友と同列」だからつまりは敵認定です。

傷ついた依怙地なデブは自分を痩せさせようと働きかけてくるひとを敵認定しているし、ゆえに心を開かないし、素直に言うことなんか聞きません。「やらされている感」でいっぱいで「指示に従ったら負け」だと思っていることすらあります。できれば他人に従わず、自己流で痩せてやりたいと思っています。

だけど自己流で痩せられるならとっくに痩せているのです。食べる以外のことで慰むほどに悲しみが少ないならとっくに過食なんかやめています。簡単に他人を信じたり心を開いたり指示を守ったり指導に従ったりできるものなら今こんなことになってはおらんのです。自業自得と言われんでも知っておるのです。

デブ歴≒年齢の当番が我が身を振り返って申し上げますけれど、傷ついた依怙地なデブは傷ついた依怙地なデブに仕上がる前に心ない他人のことばをちょっと受け入れすぎたのです。そして他人のことばを受け入れても傷つくばっかりだと思ってうんざりしています。現在の他人に昔の他人を重ねて見ています。

心ないことばを真に受けたのも内面化してしまったのも依怙地なデブが勝手にしたことではあるのです。でも人が心ないことばをデブにかけなかったなら、デブも受け入れたりせずに済んだのです。デブが受取拒否せずにまんまと傷ついたのは間抜けですが、だからと言って送り主が悪くないことにはなりません。

そんなわけでデブ歴≒年齢のデブが長い時間をかけて傷ついた依怙地なデブに仕上がってしまうと、他人を信用して心をひらくまでにえらいこと時間がかかります。他人からしてみればえらくかわいげがなく見えます。時間がかかるということはお金もかかります。傷ついた依怙地なデブは高くつくのです。

傷ついた依怙地なデブは関わる他人からすれば面倒くさいやつです。扱いづらいやつです。コミュニケーションコストすら高くつくのが傷ついた依怙地なデブです。なにしろ「もう納得させられるのも他人の言うことを受け入れるのもイヤだ!」と怒りまくっていますので手に負えません。

他にも言いたいことはたくさんあるのですが、続けるかどうかは今夜の分のスクワットをしてから決めるのです。

スクワット本日分終わり。20回を7セット、140回。

西洋占星術のことばを借りれば「蓄え」は2ハウスマター。蓄えるものがお金であっても脂肪であっても、手持ちの蓄えは2ハウスだ。「お手持ちのお金が増えるように行動し続ける」ということ、また「お手持ちの脂肪が減るように行動し続ける」ということに関係してくる星は、木星と土星だ。

「蓄え」そのものは2ハウスで、それを増やしたり減らしたり維持したりするのは天体だ。木星は増やそうとする。火星は勝ち取ろうとする。土星は切り詰めたり絞り込んだり、維持しようとしたりする。お金にせよ脂肪にせよ、手持ちの蓄えが思うように増えない/減らない/安定しないのは出入りがおかしい。

「入れるを増やして出るを減らす」か「入れるを減らして出るを増やす」か、あるいは「入れた分だけ出す・出した分だけ入れる」か。

なお「食欲旺盛で自分にも他人にも甘く、よくも悪くも我慢しない性質、よく言えば金離れのいい、悪く言えば浪費癖がある、時として夢みがちであり、往々にしてデブ」ってまんま木星の人物像ですな…むろん、木星的人物像ってこれだけではないけれど。

このツリーを生やしてから4年。2017年当時に励んでいたマジトレとスクワットには1年ほどで挫折している。その後2018年、2019年、2020年と減量がんばる期とカロリーの妖精期を繰り返して、2021年の当番は2021年5月からあすけんを導入して体重18kg、服のサイズ3つ落とし現在ふたたび停滞中。

マイナス20kgの壁を(主に当番のサボりにより)越せていないこの2ヶ月である。2021年12月現在、減量及び各種数値の改善(※献血を断られるレベルで肝機能が悪く、歯医者に抜歯を断られるレベルでHbA1cが高い)のために当番が継続していること

あすけん
ピクミンブルーム
ユウトレ

ダイエットに励んだりサボったり、思い直してまた励んだりしながらつくづく思うに、程よいダイエットの鍵を握るのは土星。健康で文化的な最低限度の土星。月は、それはもうベースとして大事なのは当然として、「土星と健全な関係を結ぶ」ことがとても大事。

当番、土星が強いとはとても言えない生まれだし、むしろ木星と海王星がつよつよ。倹約よりも浪費が得意で、ダイエットと倹約をサボりたくなるタイミングと理由なら全部知っている。そのつよつよ木星と海王星を抱えながら脂肪を落とすには土星先生を召喚し、現実とリンクさせることが必要だった。

ダイエットも貯金も「継続できない人間が継続できるようになるため」には「幻想をひとつずつ取り除き、現実的な行動へ入れ替えていく訓練」が必要。そのために土星先生のお出ましが必要になるわけだが。しかしこれは、当番のように「現実逃避のために食べ、浪費する」人間限定の手法である。

当番とは逆に「現実逃避のために無茶なダイエットをする」「現実逃避のために倹約に血道を上げる」パターンの人もいる。試験前に掃除をし始めてしまうようなアレだ。「イヤ掃除はえらいが、いまがんばるのそこじゃないじゃん?」というアレ。このパターンにもまた(適度な)土星先生の介入が必要。

その土星先生にしても「今まで生きてきた中で『誰かから言われてきたこと』の丸呑み受け売りの集積としての『世間の常識』」状態ではダメで、「やりなおした土星、契約を更新した土星」である必要がある(※)

※2023年追記。ここでは「サターンリターンを経由して、土星について意識的に取り組んだ後の土星」を「やりなおした(契約を更新した)土星と呼ぶ」

だって土星先生が「今まで生きてきた中で『誰かから言われたこと』のただの集積、『世間様の目』」でしかなかったら、それは「『育ての親』に言い聞かせられていたことの集積としての月」の「育ての親」が『世間様』に差し替わっただけになるもの。土星がただの「月よりデカくて硬い月」、なわけがない。

しかしまあ、寄り道の果てに当番が掴んだ「当番のダイエットに最も貢献した『土星の声』」が「金のかからない体をつくる」だったのには自分でも驚いた。まさかのそれ。なんて身も蓋もない。なんてしょぼい。でも、当番にはよく効いた。たぶん他の人にはこれ全然きかない。当番自身これが効くとは意外だ。

肥満が高じて病気までいくと、ホンットーにお金がかかる。検査代に薬代に(たまに別の病気……副鼻腔炎とかで受診すると診療費と薬代の安さに目玉が飛び出る)。悪化すればもっとお金がかかる。「お金のかからない体になりたい」が当番の動機。もはや美容とか愛されではない。お金である。エグい。

痩せすぎてもやっぱり病気になりお金がかかるので、「(医療費の面で)お金のかからない体になる」は当番を病的なダイエットに走らせないためのストッパーである。医療費なー、あと通院なー、これらのお金と時間を別のところに使えたらなーというのがあってだなー

今、治療に通っているところを健康になって卒業できたら、お金と時間にだいぶ余裕ができるのである(※別にバカ高いやつではありません。標準治療です。当番の羽振りがしょぼいので標準治療も払えなくはないが大変だというだけの話です)

(治療をバックれて薬も飲まなければお金使わずに済むのでは?)(それをやったら果ては透析が必要な体になり失明し、今よりもっと医療費のかかる体になるのです)(将来、より医療費のかからない体になるために、いま医療費を払っているのです)(早く卒業したい)

とっても地味でしょぼい現実の話なんですが。「規則正しく栄養のある食事をとり、しっかり休息をとり、よく体を動かす」「定期的に医療機関で体のチェックをし、定期的に体の手入れをする」みたいな健康的な生活習慣を身につけることって、地味で面倒くさいけれど自分を自由にするため必要なんすよ。

自由にする、というか、自分のやりたいことが見つかって「さあやろう」と思ったときに。物質的な限界というものが自分の足を引っ張ることがないように、というか。若いうちに「息をするように自分の体に気を遣う」を身につけることができていると、「自由でいられる可能性」を延ばせる。

「どこにでも行けるだけの基礎体力と基礎財力を築いておく」以外に「自分で調べ物ができるだけの基礎学力と学習習慣をつけておく」とかもそうだけど。「何のためにやるかわからないけれど、『何か』が見つかったときにそこへ躊躇なく向かえるだけの自由度と力をキープしておくため」だったりするのね。

当番のように、とてもとても遅く「目指したいもの」ができてしまい、それまでに「健康的な生活習慣の蓄積」がそれほどできていなかった人間はまあ、色々大変ではある。「人生を浪費した」と言われれば返す言葉もない体たらくではある。でも、自由のためにまだできることは残っている。

「矢をどれだけ遠くへ飛ばせるかは弓の強さにかかっている」

「どの獲物を狙うのか」「その弓であの獲物に届くだけの推進力を産めるのか」「その弓を引ききるための筋力はあるのか」「矢の刺さった獲物のいる場所まで回収に行ける脚力はあるのか」

自分の体が自分の針路を遮らないようにするために健康管理が必要だし、自分の愚かさが自分の針路を遮らないようにするために勉強が必要だし、自分の魔窟が自分の針路を遮らないようにするために整理整頓が必要なんである。

しょぼくて地味な生活の基盤固めはしんどいが、自分がより自由に動くためにはその基盤部分の安定的な運用が不可欠である。どうもこんにちは、4室射手リウム11室蟹座土星持ちの当番です。

お気が向いたらサポートをお願いします!サポートは当番の紅茶代となり、ひいては明日への活力となります