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妊娠糖尿病の誤解と正しい知識!

妊娠中の検査で
「妊娠糖尿病」と診断された
妊婦さんはいますか?

また、
妊娠中の食事は
どんなものがいいのか
分からない妊婦さんはいますか?

「はーい」と
答えられたそこのあなた!

ぜひ、
今回のお話を最後まで
読んでみてくださいね。

今回のお話は、
宗田哲男先生の著書
『赤ちゃんのための妊婦食』を
参考にさせていただいています。

1.妊娠すると変化する体のしくみ

妊娠すると、
子宮の中で赤ちゃんを育てるために
いろんな変化がママの体に起こります。

その一つに
『インスリン』の働きの変化があります。

インスリンとは、
血糖値を下げると同時に
中性脂肪を蓄える働きがあります。

『肥満ホルモン』
とも呼ばれています。

妊娠すると、
胎盤から分泌される
ホルモンの影響で、
インスリンの効きが極端に悪くなります。 

このため、
血糖値を正常に保つために
必要なインスリンは増えてきます。

2.妊娠糖尿病とは

妊娠中の検査で
「妊娠糖尿病です」
と診断されると
多くの人の頭には
『糖尿病』という病気が
思い浮かび、不安になります。

しかし、
「糖尿病」とは
仕組みが異なります。

『妊娠糖尿病』とは、

妊娠中に初めて発見、または発症した
糖尿病にいたってはいない糖代謝異常の状態

これが定義になります。

『糖尿病』は、
インスリンの効きが悪くなることに加え、
インスリン自体の分泌が不足
します。

しかし、
『妊娠糖尿病』は、
インスリンの効きが悪くなるだけで、
むしろインスリン自体の分泌は増えます

つまり、

インスリンの量は不足していない

この根拠からいくと、

妊娠糖尿病にインスリン注射は必要ない

驚きの実態です!

なぜなら、
これまでに
『妊娠糖尿病』と診断されて
インスリン注射を導入された妊婦さんを
何人もみてきたからです。

3.妊娠中に必要な栄養とは

では、
『妊娠糖尿病』と診断された場合は
どんな食事に気を付ければいいのでしょうか?

それを考える時、
赤ちゃんに必要な栄養はなにか?
ということを考えると答えにつながります。

その答えとは、

たんぱく質をしっかりと摂る

このことを、
宗田先生は書籍の中で
『たんぱくリッチ食』
と呼んでいます。

ヒトの皮膚や筋肉、骨は
ほとんどがたんぱく質からできています。

ならば、
子宮の中で
赤ちゃんの体を作るのも
たんぱく質なのです。

日本人は、
炭水化物が中心の食生活です。

しかし、
炭水化物には
多くの糖質が含まれており、
それは脂肪に変わるだけで
赤ちゃんの体を作ってくれる
栄養素ではないのです。

つまり、

たんぱくリッチ食と糖質制限が大切

他にも、
エネルギー代謝を正常化して
糖質制限をサポートをするために
必要な食事方法があります。

それは、

鉄とビタミンB群をしっかりと摂る

たんぱく質、鉄、ビタミンB群を
しっかりと摂ることが大切なのです。

これらの栄養素が
多く含まれているのが
肉、魚介、野菜なのです。

4.おすすめする産後の食事

出産後の食生活も
たんぱくリッチ食と鉄の摂取
意識して欲しいと思います。

妊娠中に摂取した鉄分の
ほとんどは赤ちゃんに移行しているため
ママは極度の貧血状態になっています。

「産後うつ・パニックと貧血には関係がある」
という研究データもあります。

全身にしっかりと
栄養を送るためには
血液を元気にしておく

必要があるのです。

そして、
生まれた赤ちゃんには
成長するためにたんぱく質が
必要になってきますが、
それを届けるのは母乳です。

ママがしっかりと
たんぱく質を食べて
それを母乳で赤ちゃんに届けてあげる
ことが大切になるのです。

私は、
妊婦さんや
妊娠糖尿病の診断のついた妊婦さんと
日々たんぱくリッチ食のお話をしています。

私自身も、
毎日の食生活に
できる範囲で
たんぱくリッチ食を取り入れています。

結果は、
この書籍のように
目で見える効果があると実感しています。

ぜひ、
【赤ちゃんのための妊婦食】を
多くの妊婦さんやママに
知ってもらって実践していただきたいと
心から願っています。

大切な我が子を守るために…



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