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人生は決して計画通りにはいかない。だからこそ面白い。 〜30歳、2度目の起業にチャレンジした私の変化〜

ここ3年で、私の考えは180度変化を遂げたように思う。
というか、6年前を回想すると、360度一周回って戻ってきたと言った方が正しいかもしれない・・・。

ただ、3年前に起業家から会社員に戻ると決めたあの頃は、自分がもう一度起業するとも思ってなかったし、そんなこと1ミリも望んでなかったのに、3年の時を経て、もう一度起業することを選んでいる自分がここにいる。

最初に起業を意識した出来事

時を遡ること2011年5月。
当時アメリカのLAに留学していた私は、すごく仲良くして頂いてた日本人で現地で暮らす友人に、起業することを告げられた。

会社をクビになったから、この際ずっとやってみたかった会社をやってみようとのこと。いきなり会社都合でクビになるなんて、聞いてたアメリカ社会そのものを写しているようで、怖いなと思うと同時に、そんな中ですぐに切り替えて新しいチャレンジをしようとしている彼が、すごく逞しくキラキラして見えた。

同じタイミングで、同じ語学学校に通う日本人学生の1人が、日本でOLやりながら副業で会社員の月収の10倍近くの売上をあげ、かなり稼いでいた話を耳にしていた。彼女の話もすごく興味深くて、根掘り葉掘り色々詳細を聞かせてもらい、話を聞いているだけで私もワクワクしたし、彼女も前述の彼と同じく、カッコ良くキラキラ輝いて見えた。

▼20歳の頃、初めてLAに行ったとき。これをきっかけに、翌年の長期留学を経て大きく人生が変わった。

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高校生ぐらいから漠然と起業に憧れは抱いており、だけど自分には雲の上の存在で絶対になれないと思っていた。だから、自分で自分の限界を決めて最初から目指すことすらしていなかった経営者という存在が、突然目の前に2人も現れて、一気に起業が現実味を帯びてきたことは、今でも鮮明に覚えている。

留学前半までは「超大手企業に勤めてバリキャリOLになるんだ」と大手志向を拭えず、LAで出会った周りの大人に「視野が狭くて、真面目で固すぎる」というようなフィードバックを受けていた私が、本気で起業家になることを目指すようになる大きなきっかけは、間違いなく留学時代の出会いや経験である。

その夢も、留学から帰国して3年後の2015年6月にようやく現実のものとなった。

初めての起業の夢を叶えて気づいた新しい壁

▼25歳、留学エージェントを立ち上げるためオーストラリアに移り住んだ時(逆光がすごいw)

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そこから3年間は、【留学×人材】の領域を中心に試行錯誤しながら働いていた。ありがたいことにお仕事には恵まれて、たくさんの良い経験を積ませてもらったし、すごく充実してて社会人になって初めて仕事が楽しいと思えた。

だけど、当時の私はすごくナイーブで、人を雇う勇気もなく、挑戦を広げる覚悟もなく、無難に一人でフリーランスのような働き方をしていて、これ以上は自分には無理だし、やりたくもないと思っていた。そんなだから、せっかくゼロから立ち上げて問い合わせも増え、軌道に乗り始めた留学エージェントを拡大させることは出来なかった。

そんな私も人生の大事故にあって、孤独から一人で働き続けるのが苦しくなったタイミングで会社員に戻った時には、「私には社長の器もないし、度胸もないから向いてない。もう会社員として無難に働こう。」そう思って疑わなかった。

「いつかまた起業したいの?」と聞かれることは多かったが、心の底から「NO!」と言っていた。

2度目の起業を決意して気づいた自分の成長と大きな変化

なのに、そこからまた3年。

もう一度独立し、そして、この冬会社を復活させて、もう一度社長になることを決めた。

今回は、仲間を迎えての起業だった。
6年前の私には考えられないが、今回は人から先に決めた。

詳細な計画も仕事もない中で、先に人を口説き、一緒にやることを決めた。5月の入社に向けて12月から準備を開始。1回目の反省も生かしながら、この6年で学んだことを生かして、前もってしっかり準備を進め、無事メンバー入社前から仕事に恵まれ大変忙しくさせていただいている。

長引くコロナの影響で世の中は不況と叫ばれて、メディアは不安を煽るけど、今だからこそ出来ることを考えて、自分を信じて泥臭く行動を続けることで道が拓けたように思う。

▼今年、初めてオフィスを借りました!なんか感動!!

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3年前、会社員に戻る決意をした時には、3年後に自分が人を雇って会社を経営するようになるなんで微塵も思わなかったけど、人って本当に変わるし、今の自分が考えている未来なんてものは、目の前をどう過ごすかで変わっていくから、そもそも疑ってかかった方がいい。少なくとも私の場合は。

今は、「資金調達して赤字掘りながら事業をグロースさせるなんて私には絶対に無理だしやりたくない」と思っているが、いつかそこまでしてやりたいことが出てくる日が来るかもしれないし、「子供産んで仕事休んで、家庭に入るなんてありえない。仕事はずっとしていたいし、稼ぎたい。」と思っているが、いつか家庭に入って子育てを楽しみ穏やかな生活を望み送っているかもしれない。

自分のことは自分でもよくわからない。人は成長するし、変化するもの。

人の感情や考え方は、経験を通して変化するもの。今の自分の考え方ややり方に固執していると先は開けない。

私が変わっていないのは、自分の心に忠実に動くということだと思う。そして行動と内省の繰り返しを続けて、人生をアップデートしている。

この経験を踏まえて思うのは、今の自分が思い描く未来に固執せずに、今に集中して今を楽しんで生きることが、素晴らしい未来を切り開くということ。

今、将来を不安視して、うじうじ悩んでいる人は、まずは今の自分がどうしたいか、なんで不安だったり悩んでいるのかを考えて、行動することをオススメする。

収入が少ないと嘆くなら、年収アップで転職するか、副業して稼げばいい。

彼氏がいなくて将来不安と嘆くなら、マッチングアプリで探しまくるか、不安の根本を見つけてそこを解消すればいい。孤独が不安ならば彼氏がいなくても孤独じゃなくなる何かを見つければいい。

そうやってまずは目の前の課題を解決して、人生を楽しむことが、今の自分が想像もできない幸せな未来を切り開くんじゃないかなと思う。

かくいう私も、まだまだ偉そうなことを言える立場ではないが、そう信じて目の前のことに一生懸命に生きていこうと思うし、そうやって充実した幸せな人生を切り開こうと思う。

おわり。

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