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占いをするのはタロット?それとも占い師?

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

話は若干戻って年が明ける前、ちょっとした事件がありました。
なんとタロットを家に忘れて出勤してしまったのです!

もちろん、このままでは占い師の仕事ができません。
近場の本屋さんで急遽、アルケミアタロットを購入しました。

タロットを忘れるなんて人生初!です。

自分でも忘れたことにびっくりして、
思わず公式LINEで今日はいつもと違うタロットを使っていることを一斉送信しました。

すると後日、ご来店くださったリピーター様からこんなご質問が…
「LINE読みましたよ!
その日に買ったタロットで占えるんですか?

実際、現地調達した新しいタロットでも、
特に違和感なく占うことができていました。
(アルケミアタロットは華やかなので、強いて言うなら何でも明るく見えました)

タロットを新しく購入した時のお作法は人によってかなり幅があり、
枕元にタロットを置いて一晩一緒に寝る人や
製造・流通過程でついた人の念を取るために
浄化効果のあるホワイトセージの煙で燻す人がいます。

私は元々、そこまで浄化にこだわらないのと、
出先でできることが限られていたので
浄化のフラワーエッセンスを含ませたウェットティッシュでタロットを拭く
というなかなかロックな行動にでました。

それでもちゃんと占えたのは不思議といえば不思議です。

ここで一つ気になるのは、
占いをするのはタロットなのか
占い師なのか問題です。

新しいタロットを現地調達してすぐ占うことができたのはなぜでしょうか?

以前、霊視の方に
「タロットはなぜ適切なカードを出すのか?」
という質問をしたところ

「占われる側の守護霊と占い師の守護霊が協力し、
占い師側の守護霊が読みやすいカードを出してくれている」

というお返事をいただきました。

となると、タロットそのものに占う機能はなさそうです。

とはいえ、実際に占っている身としては
どんな絵柄のタロットでも同じなのかと言われると、そうではありません。

デッキによって妙にプライドが高かったり
皮肉っぽい言い回しをしたり
素直で分かりやすい言い方をしたり
なぜかタロットそのものに性格があるように感じられるのです。

絵のタッチや明暗によって見え方に差があるから、というのも一因ですが
なんでこの札出してきた?
他にも似た意味のカードはあるのに…

といったことがままあります。

デッキによってある程度の癖はあるものの、
タロットカードそのものが占いをしているわけではなく、
やはり占い師とその守護霊、
そしてお客様の守護霊で協力して占いをしている…と考えるのが妥当かもしれません。

ここで話がちょっと変わりますが、
この話は楽器と奏者の関係に似ているところがあるように思います。

私は管楽器を少々嗜んでいた時期があります。
その時に扁桃腺切除の手術を受けました。

傷が開くといけないので一週間休んで復帰明け。
恐る恐る練習をしていると、友達が話しかけてきてこう言いました。

「手術前よりも声の通りが良くなっているし、
楽器の音も詰まった感じがなくなってる!」

扁桃腺が無くなり、
口の中の容積が広くなったため、
手術前よりも音の通りがよくなったようです。

結局、周囲の音を聞きながらバランスを取り、
音を出しているのは本人。
楽器は増幅装置なのです。

値段の高い楽器に持ち替えても上手な演奏ができるわけではありません。

それでも、もちろん音響学的に問題がある楽器を使えば音程が合いませんし、
楽器は楽器で大切です。

楽器そのものの基本のメンテナンスはちゃんとこなしつつ、
自分自身をも楽器として訓練しなければいけません。

タロット占いに関しても、

自分を整えるのが第一
心身を健康に保ち、直感がよく働くようにする
タロットは任意のタイミングで浄化する
(お好みで!)

それに尽きるのかもしれません。

ただの忘れ物から
思いがけない深い話に発展し、
とても考えさせられた出来事でした。

今年はタロット忘れません!

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