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図書館でゲームする。 その1「大人の育て方」

最近、図書館に行って、ゲームをしています。
と言っても、別にピコピコと
いいおばさんが白昼堂々と人前でゲームをしているわけではございません。

「今日はどんな本のタイトルが気になるか」ゲーム。

頭を空っぽにした状態で図書館をくまなく1周してみます。
そして回る中で二度見するほど目に留まった本のタイトルを頭の中で並べてみます。
そこから、自分の今日の思考の偏り、気になってることなどを客観的に探る
という、なんともまあ他人から見たらどうでもいいゲーム。
これが、日によってびっくりするくらい、全然違うのですよ。
これはなるべく午前中やるといい。
余計な情報ができるだけ横から入ってくる前に。

「水」がつくタイトルが何冊も目に飛び込んでくることもあれば
「ルソー」が気になる時もあって、、、
「なんでこのタイトルが気になるのかなぁ」という
自分に全く興味がないジャンルのタイトルが気になることも多々あります。

よく、「本屋に行って、気になるタイトルの本を10冊手にとってみよう。それが今自分がいちばん興味のあるものだから」とかいうけれど、それと同じ感覚でしょうね。

で、思い立ったのが
「タイトルからインスピレーションを得て、私ならではの視点でそのタイトルをお借りしてコラムを書く」というもの。
今日から実験的に、ちょっとやってみますね。
お付き合いくださる方はぜひ最後までお読みください。

※注意点
私の視点で書くので、少し本の紹介は入れようとは思いますが、あくまで本のレビューではないことをご了承ください。

今日、気になったタイトルの第1位は
「大人の育て方」でした。

あまりに気になったので手にとってみたのですが
パラパラと目次を見て「なるほど」と思いました。

「大人の育て方」


これ、ヘリコプターペアレントについて書かれている本でした。
ヘリコプターペアレントって、皆さんご存じですか?
「過干渉な親」のことを、そう呼ぶんですね。

例えば
・子供の代わりに宿題をやってしまう
・子供の代わりに自由研究を全部作ってしまう
・子供の代わりに学校に意見をする
とか、「子供の代わりに」やってしまう親のことです。

実は、、、
私が子供の頃の母は、そんな感じのおせっかい大好きさんでした。

子供の頃、いちばん嫌だなぁと思ったのは
夏休みの読書感想文を最初から最後まで、とにかく全部添削するんですよねぇ。
私が書いたものに赤ペンでどんどん加筆していくのです。
ほぼほぼ赤文字になっていくんです。
それで、添削したものを、私が清書する、っていう流れ。

あれは本当に嫌だったなぁ。
何が嫌ってね、子供ながらにわかるんですよ。
『子供らしくない文章なんだよなぁ』って(笑)
絶対、先生も読んで気付いてたと思うわ〜。
それが恥ずかしいよねー。
「自分で書けないから親に手伝ってもらった」とか思われるんだろうなぁというのが、なんとも悲しいですよねぇ。

清書しながら
「私の感想、ほとんどないね。ずいぶん大人っぽい文章だね。」と心で呟いて苦笑してましたねぇ。

それも小学校2年生まででしたね。
ちょうど妹が産まれて、妹に手がかかるようになったタイミングでもあり
私も3年生というお年頃、ギャングエイジと呼ばれる年代でしたから
強烈な自我が働いて
「もう絶対に感想文を守るぞー!」って心の中で拳を振り上げてましたから
3年生からは自分で書きました。

全体的におせっかいではあったし、今もおせっかい大好きな母なのですが
まあ、今思えば昭和のお母さんは、みんなおせっかい大好きだったかもねぇ。
今のように共働きは本当に少ないし、子供に全力投球って雰囲気でしたから。
令和のヘリコプターペアレントとはちょっと意味合いが違うかもね。

私の母親は周りよりも少しだけ年齢が若かったこともあって
もしかするとですが
「若い母親だから、あの子はダメだ」と言われることを恐れての行動だったのかもしれません。
私も若くして子供を産んだのですが、やっぱりそういう目で見てくる人って、いるんですよね〜。
私はそんな人たちは放っておいたけど、昭和はご近所さんやママさんのコミュニティをものすごく重んじていたからね。町内会とかね。うまくやっていかないと生きていけなかったのですよ。

「大人を育てる」とは親自身が「自立した親」として育ち、「私は今、未来の大人を育てている」と思いながら子供に向き合うこと、だと私は思うよ。


さて、ここからは私の「タイトルを見て私が思ったこと」ですが
「子供を育てているのではなくて、未来の大人を育てている」という感覚を忘れちゃうと、「子供を守らなきゃビリーフ(信念)」が強く働いてしまって、過保護で過干渉になってしまうわなぁ、と思いました。
そして、子供の方はそんなに「守られたい」とは思っていなくって、冒険心もあれば、失敗から立ち直る力も自然と備わっているもので、そんな武器たちを駆使しながら人生という旅を小さいながらに、やってるんですよ。
もしも宿題を手伝っているお母さん、お父さん、これを読んでいたら、もう今日からやめてあげてくださいね。あなたの子供は子供ではなくて「小さな大人」なんですよ。
ちなみに、ノッポさんは子供のこと、子供って言わずに「小さな人」って呼んでたらしいです。

今日、私が
「大人の育て方」というタイトルにピンときたのは
もしかすると、幼い日の私自身の記憶がなんとなく引っかかっていたのかもしれませんね。引き寄せられたのかな。

さてさて最後の締めとなりますが
この「大人の育て方」という本については
タイトルと表紙と目次から(あとちょっとAmazonの紹介文は見た)でしか情報を得ていないので、私が書いた文章は本の内容とはほど遠いものであります。
どなたかもし全部読んだら、感想を教えてください。

タイトルからインスピレーションを受けて、書かせていただきました。
本の中身にご興味ある方は是非ここからどうぞ↓

それでは、また次回です。
今日もあなたの幸せを、願っています。

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