実家に戻ってから
帰ってからは、今までのストレスから何かの糸がぷつんと切れたように、
ぱたぱたと体調不良の扉を開け続けました。
ご飯も食べれず、痩せていく一方で、
でもそれはそれでどこか嬉しい気持ちもしていて。
でもあまりに物が食べれなさ過ぎて、
症状も自律神経失調症と似ていたので、
何となくの勘で、これは普通の内科を受診するやつじゃない、心療内科だ、と思い、
妹が通っていた心療内科に
「食べるのが怖いんです」
って電話をし、めったに先生が取ることのない外線電話を取ってくれて、
その日のうちに、今日来れますか?と言われて、
バタバタ診察を受けることになりました。
心療内科とか精神科に通われたことがある方は分かると思うんですが、
心療内科はとにかく新患の予約が取れないんです。取れても2、3ヶ月待ちは普通なんです。
わたしはたまたまタイミングよく、電話をしてすぐ診てもらえましたが、半分諦めていたので、タイミングが良かったようで、とても良かったと思っています。
そして先生の見立ては、不安障害と、うつ症状、拒食症でした。
普通心療内科の場合、初診で診断名はつかないことが多いんです。
それは先生も患者さんのバックグラウンドを聞いていかないと違う病気だと大変なので、
診断名が付いていても本人に告げられることはほぼないんです。
わたしは自分が本当に拒食症なのかが知りたくて、先生に尋ねたら、そうだよ、と教えてもらえました。それがよかったのか悪かったのか、分かりませんが、ちょっと安心した自分もいました。