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理系美容家”母”というフェーズ~第一子出産記録~

2023年11月末に、第一子を出産致しました!

母子共に健康❣という訳にはいかず、低体重児で生まれた我が子は頼もしくもすくすくと成長している一方で、
母である私は妊娠高血圧症候群が妊娠後期から現在まで続いており、要安静状態です涙

やっとこさ出産記を書く気持ちになったので、備忘録として記したいと思います。
ワーママ、特に私のような何かと働きがちな女性にこの記事を贈りたいと思います。


1.不妊治療の再開&終了

詳細は下記の記事に譲りますが、2022年から始めた不妊治療に疲弊し、お休みしていたのが昨年の今頃。
お正月休みにネクストステップの体外受精関連の書類に主人とサインをし、治療を再開しました。

そして授かった命についてが、本記事の大部分を占めることになりそうです。

2.不安でいっぱいの妊娠初期

不妊治療の過程で、何度も期待しては叶わずを繰り返していたことは私のトラウマになっていました。
妊娠判定後も、胎嚢が見え心拍が確認できるまでは妊娠が継続できるかどうか、期待するのが怖かったです。

そこで、妊娠継続のお守り代わりにと始めたのが太陽堂さんの漢方

完全予約制の老舗漢方薬局
オーダーメイドで処方した漢方!


自宅から遠くなかったことと、知り合いのインフルエンサーさんが贔屓にしていたことがきっかけで完全にオリジナル処方の漢方を処方して頂きました。

4週間分で約3万円。た、、、高い…
この不安がお金で和らぐならばと、ぐつぐつと煎じては飲んでいました。

1週間分ほど煮詰めて、小分けして飲みます。すごいにおい…!!!

3.つわり事情 -吐きづわり、ルビー斑点-

胎嚢が確認できた6週目頃。吐きづわりが始まりました。
心拍が確認できるまでは安心できないと不安に駆られながら、一方でつわりが赤ちゃんの存在を実感させてくれるようで、嘔吐で気持ちが和らぐという独特な感覚

私は「臭い」が特にNGで、お守り代わりに飲んでいた漢方の臭いで嘔吐をしてしまい、残り3分の1ほどを泣く泣く処分しました(泣)
香りに悶絶していた入浴剤もスキンケアも使えなかったですね💦

その他、NGだったのは「油っぽい食事」と「不味い食事」笑
先週まで美味しい!と食べていた塩ラーメンが全く食べられなくなったり、お肉も喉が通らなかったり。面白かったのは、たまの会食で「美味しくないなー」と思った帰り道は必ず嘔吐していました。グルメな子になりそうです笑

そんなこんなで妊娠判定から2kgほど落ちたおかげで(?)、8ヶ月時点では+5kgほど。「優秀だねー」なんてチヤホヤされていました。

つわりでもう一つ困ったことは「ルビー斑点」です。

嘔吐すると顔全体にポツポツと赤い斑点が(´;ω;`)

嘔吐の後に顔が内出血したような赤い斑点がポツポツとできるのです。
1週間ほどで消えるし、メイクでまあまあ隠れるものの、これほどはっきりと顔にトラブルを抱えるのは初めてだったので、ややショックでした。

この頃になると、妊娠初期に抱えていた不安は徐々に薄まっていきました。
「ここまで来たら、お腹の子は大丈夫と信じてあげよう」とポジティブな気持ちになれたのは、不妊治療時と大きな違いです!!

4.トラブル続出の妊娠後期
~逆子、切迫早産、不眠、手指のこわばり、むくみ、妊娠高血圧症候群~

妊娠中の仕事は特に制限せず、変わらずホイホイお出かけしたり韓国へ出張したり、マタニティスイミングに精を出したり。
「私なら大丈夫!」
根拠のない自信と、妊娠トラブルを舐めまくっていた結果、妊娠後期に痛い目をみることになりました。

8ヶ月に入り、まず訪れたのは「不眠」と「手指のこわばり」
夜中に目が覚めてしまい、そこから眠れなくなる日々。妙に目が冴えるので、仕事の進みが早かったです笑。
なんとか眠れた日でも、朝になると手がこわばって動きません。
以前に取材した関節リウマチの症状と似ていて、「これがばね指か!」と変に納得。

ちなみに、ばね指は出産から1ヶ月経った今も治っていません。良い治療方法をご存じの方、是非教えてください(´;ω;`)

そんな中、検診でわかった「逆子」と「切迫早産」
ほぼ全く制限せずに仕事をしていたので、今思えば当然で。子宮の張りがかなり強い状態で、逆子になった赤ちゃんが元に戻れなくなっていました。

入浴禁止、家事禁止、座位禁止の安静令が出たことでようやく自分が妊婦であることを自覚し始めた私(遅い!)
お腹の子には申し訳ないことをしたなぁと反省し、温かい服装にしたり、産院提携の先生の指導の元お灸の治療をしたりとようやく妊婦らしくなりました^^;

主人も一緒に始めたセルフお灸

とはいっても仕事を休むわけにもいかないので、寝ながらPCができるスタンドを購入!

ぽかぽか&寝姿勢のしごと風景笑

こいつのおかげで、安静と仕事を両立することができました!👏

もう一つ悩まれたのは「むくみ」
手指のこわばりもむくみが原因らしいのですが、徐々に足のむくみも酷くなり、ついにはこんな状態に^^;

妊娠後期。むくみにむくんだ足。

内側から破裂そうな圧迫感を感じて、かなり苦しかったです💦
靴が履けなくなってしまったので、主人の靴を借りていました😂

そして極めつけは「妊娠高血圧症候群」
血圧が150mmHg/92mmHgととんでもない数値が出てしまい、尿蛋白も出ている模様…
体重も2ヶ月で7kgと急増化しており、産院の先生にものすごい剣幕で怒られてしまいました💦

鍼灸の先生に相談し、塩レス&低脂質生活を開始
ご飯は朝だけ。塩はもちろん、一見ヘルシーそうなポン酢もNGで酢と胡椒、出汁のみで味付けの食事でした。

主人が作ってくれた出汁粥。めっちゃ美味しい!

そんな食生活を続けていたら、妊娠中にも関わらず、なんと10日間で3kg減量😂(主人もスッキリしてましたw)
内側から破裂しそうなむくみの強みも軽減。
とはいえ足のむくみがすごいので、主人にマッサージをしてもらいながらなんとか日々を乗り越えていました。

「こんなのがあと10日も続くのか…」

正直、妊娠後期のマタニティライフは全く楽しくなかったです^^;

■本記事を通じて伝えたいこと①

  • 妊娠期は「私なら大丈夫」が通用しない

5.悪い予感が当たった出産


38週に入り「そろそろ出かけるのやめようかしら」とお仕事の予定をオールリモートに切り替えることにしました。
1件だけ、対面での打ち合わせが入ったため普段はあまりお招きしない自宅軒事務所にてお打ち合わせ。
出産の話になり「明日の検診の結果が悪ければ入院ですわー」と冗談で言ったつもりがなんと実現することになろうとは。

14回目の検診。体重がすっかり落ちたにも関わらず、血圧は相変わらず高いまま。
いつも通り内診すると、「明日産ませちゃいましょう、血圧高いし。今日入院です」と先生。

「今日ですか?!」ということで、38週3日で出産することとなりました。

あまりにも急だったので、入院準備をしながら、なんなら入院後も大急ぎで仕事の調整です。
入院当日の打ち合わせやねじ込んだ新製品発表会をキャンセルしたり…
ラスト1週間で片付けようと思っていた仕事を調整しまくり、沢山ご迷惑をおかけしてしまいました💦
仕事を全くしなかったのは出産当日くらいだったと思います^^;

■本記事を通じて伝えたいこと②

  • 無理をすると迷惑をかける

  • 産後すぐの職場復帰は計画しないこと

6.無痛分娩・異常分娩

姉も従姉もかなりつらめの難産だったため、私は迷わず無痛分娩を希望していました。

無痛分娩は本当に無痛で、痛みと言えば入院当日に始まった前駆陣痛や麻酔の管を入れるときくらい。
麻酔の投与が始まってから、陣痛促進剤の投与後もゆったり読書をして過ごせるほどでした。

血圧が変わらず異常値だったため、息むこともなく鉗子分娩で出産。
マタニティスイミングであんなに呼吸法の練習したのに笑

11月末、2266gの元気な低体重児の女の子が生まれました。

7.産休・育休0日の育児開始!

産後、早速始まった母子同室
低体重児で体力がないためか、ぴえんぴえんすることは少なく殆どの時間がおねんね。

起きてもキョロキョロご機嫌さんです!

無痛分娩でダメージが少なかったこと、ベビーがご機嫌ちゃんだったことが幸か不幸か、出産翌日からポチポチと事務仕事を再開😅
ところが出産後に下がると思っていた血圧がみるみる上がり続け、ひどい時には170mmHg/110mmHgを超えることもしばしばでした💦

私がそんな状態だったので入院中の夜間はお預け。それでも血圧が下がらず、退院後できるだけ早く実家へ帰るように指導されました。

退院しても高血圧が続き、産後のネガティブ思考も相まって「このまま高血圧が続けばぷつんと倒れてしまうかもしれない。」と恐怖感に襲われることも。
昔からついつい身を削りがちな私ですが、不思議なもので命を授かった途端に子を残して先立つことが急に怖くなりました

そして、産後すぐの復帰を考えていた…というか実際にしてしまったのですが、小さな我が子の成長を見守りたいという気持ちも湧いてきました。
制度上、保育園へは来年度の4月からしか預けることができないのですが、すぐに預けられないことにほっとする自分もいました。

今は、実家で両親の助けを借りながら育児と仕事をしています。
とても両立とは言えませんが、できる限り、少しずつ、焦らずと言い聞かせてタスクをこなしています。

辞めることはできないけど、フルアクセルを踏むこともできない。
キャリアを積むことを止めずに、できることを全力でやっていく。

これが、理系美容家かおりの母というフェーズの働き方なのだと思います。

■本記事を通じて伝えたいこと③

  • 心情は変化する

8.妊娠期間の学び

自戒を込めた小言ですが、優先席に座ったら眠らずに周りを気にしてください
特につわりの時期はお腹が目立たないので妊婦と気づかれにくいのですが、妊娠初期で不安で安静にしたいんです。
お腹が目立ち始めたら、できるだけ体力を温存したいんです。

悲しいかな、優先席であるにも関わらずスマホを見て気づかないのか、気づかないふりをしている人が沢山いました。目の前に妊婦がいなくても、優先席まで辿り着かず仕方なく立っている方もいらっしゃいます。
眠ってしまっているなんて言語道断。お疲れの中申し訳ないのですが、眠りたい方は普通席を勝ち取って頂きたいところ。

その中でお席を譲ってくださる方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


不妊治療から始まった長い道のりでしたが、不安な時、体調が優れない時、調子がいい時、嬉しい時のいつでも、SNSの向こうに友人の存在がありました。

特に、妊娠後期には私のむくみを心配してマッサージに来てくれたエステティシャンの友人や、切迫早産を心配して安静を諭してくれた友人。
不安や愚痴に耳を傾け、激励してくれたり対策をアドバイス友人も沢山いて、とても心強かったです。
私も主人も自営のため産休・育休制度はもちろん無く、実家が遠くなかなか助けを呼ぶのもはばかられる中で、私たち二人だけじゃないと思えました。
そして、これから妊娠期を迎える女性の灯火になりたいとも。

きっとこの気付きは妊娠期だけではなく、これからもずっと続いていくもの。これまで培ったご縁を大切にしたいと思います。

■本記事を通じて伝えたいこと④

  • 優先席に座ったら周囲を気にすること

  • SNSを味方につけよ!

9.これからやっていきたいこと

母としての一歩を踏み出して、美容に関する考え方も変化してきました。
一つは、肌が敏感になったこと
お手入れをしている限りは普通肌で、乾燥も過敏もしにくい肌ですが、妊娠してからはこれまで使えた化粧品が使えなくなることもありました。
自分の肌状態に合わせたスキンケアについて伝えたい。また、誤った方向性で「やさしさ」を求めないよう、導いていきたいと思いました。

もう一つは、時間が減ったこと
赤ちゃんがぴえんぴえんしている中で優雅にスキンケアをする気にもなれず、最近はすっかりオールインワンにお世話になっています。
私はあまりオールインワンに賛成派ではありませんが、ライフスタイルに合わせたスキンケアについても提案していきたいと思いました。

そして最後に、赤ちゃんの肌を考えるようになったこと
「チクチクするよ」と伝えられない赤ちゃんだからこそ、やさしく肌を守ってあげたい。
そう思いベビー用品を眺めていると、精油訴求のベビー用品やパラベンフリーのおしりふき、洗浄料高めのボディーソープなど、やさしいと言えない商品も多くあります。
赤ちゃんを使って人体実験するわけにもいかずエビデンスが少ないため私の意見にはなりますが、赤ちゃんのスキンケアについてもお伝えしていければと思っています。

noteは「母と子の美容日記」をテーマにゆるりと続けていければと思っています。
私の知識が、経験が、これからのパパママの心を支えられますように。

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