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東大きらら同好会活動レポ ~『ぼざろ』の映画鑑賞会から「カラカラ」カラオケ行ってきた~
『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(前編)』を東京大学きらら同好会で鑑賞してきた日のレポートを書いてみました!
入場まで
集合時間
鑑賞会は同好会会長の完璧な采配で実施された。
日程は一番希望者が多かった休日に決まり、10人集まることになった。
東大きらら同好会(以下きら同)はオンラインでの交流が多く、対面活動が少ないこともあり、顔を知らないメンバーも半分くらいいる。
(当日までは楽しみと不安が半々だったというのが正直なところ。書き言葉と話し言葉の印象差は大きい)
集合に当たっては以下の連絡がなされていた。
座席予約前
映画会は(◯◯劇場)14時台にしたいと思います(…)。
座席予約後
集合時刻は(○○劇場)現地集合で13時50分とします。
私は13時47分に劇場に着いた。「14時台」という字面を見て、なんとなく13時50分ではギリギリなような気がしていた。気持ちは焦るも外は32℃で移動も大変である。急な夏日で頭も痛い。
しかし着いてみると、予定通り13時50分に現れた会員は僅か30%であった。
落ち着いて考えてみれば休日の人間が時間に関して持っている規範意識なんてこんなものであろう。
まだ会長も現れていない。
ところで上映開始は何時なのだろう?
既に着いていたチケットを預かる会員に尋ねた。たぶん14時15分だという。
よく考えてみると、我々は「14時台」「13時50分」という時刻は伝えられていたが、具体的な上映開始時間を知らされていなかった。
今思い返すと、既にこの指示において会長の采配は始まっていたような気がする。
上映時間について「14時」という文字列が印象付けられ、「13時50分」集合と言われれば、まあ13時50分に着けばいいと思うのが人間である。
しかしながら、そうと決めた時間に間に合えないのも休日の人間である。
13時50分に同好会のチャットを開くと、まだ着いていない会員が何人か焦っている。
(会長は合流こそまだであったが、13時50分ジャストで着いていたことが分かった)
思うに、会長は14時15分という正確な時間を記さなかったことで、我々が上映開始に必ず間に合うように仕組んでいたのだ。
14時15分と言われていたら、我々の誰かは「13時50分?まあ14時でいいやろ」と安易に考え、結局は遅刻し、それによって14時10分になっても全員揃わないことにヒヤヒヤしていただろう。どんな個人が集まっても、集団になればそんなものである。
お陰で休日14時の劇場という最も混雑した時間にも関わらず、我々にはグッズを眺めてからポップコーンを買いに並ぶ余裕さえあった。
上映開始にも勿論間に合った。
この時間設定には教訓とするべきところがあると思う。
座席
会長の手腕はこれだけではない。きらら作品に限らず映画鑑賞が好きな会長は、劇場で鑑賞することについても手練れていた。
スクリーンに入場してみると満席に近い。
『劇場総集編』の興行がいかに成功しているか一目で分かる。
そんなシアターの観客席で、会長は H列、I列という真ん中やや後ろの列の、ほぼほぼ真ん中の座席を会員分10席きっちり予約していた!
劇場の盛況ぶりを見るに、素人目には1席予約できるだけでもすごいんじゃないかと思う優等席である。
会長は「6席、4席と分かれてしまいましたが……」と言っていたが、それでも前後揃えて2×3席、2×2席と綺麗にまとまった座席を予約していた。
映画館に慣れた会長は全然大した事なさそうに話すので気付きそびれるところであったが、お陰で我々は大変恵まれた席で鑑賞することができた。
私と近くの会員の間で会長の株がまたまた上がった。
『ぼざろ』鑑賞
映画の鑑賞自体はソロ活動なので、この節は同好会レポというより手短な感想である。
アニメを観た時と比べて場面展開がスマートになり、「日常系アニメ」から「物語作品」に上手く変換されている印象を受けた。
(個人的にアニメの陰キャ自虐ネタが少しクドいと思っていたのもあってか) 鑑賞後の満足感もアニメの数倍あったような気がする。
映画館の音響設備によって演奏場面の没入度が増し、ぼっちちゃんがゾーンに突入する時の「空間の変化」も一層惹きつける仕上がりになっていた。
映画全体での盛り上がりの波も入念に設計されていたのであろう、音環境と合わさり、先の展開を知っているにも関わらず飽きることなく90分間集中して観ていた。この適度に長い時間の集中も、アニメ版にはない満足感につながっていたのだろう。
さて、「総集編」と題打ってあるのでネタバレということはないと思うが………、あまり多弁を弄せば未鑑賞のファンの期待値に介入してしまう可能性もあるので、この辺で感想を止めておく。
私は感想の全てを書き記したわけではないが、ここで止めても不満はない。
何故なら鑑賞後にきらら同好会の間で語り尽くせたからだ!
同好会レポに戻ろう。
同好会で鑑賞記念撮影をして、映画鑑賞会は解散になった。
しかし半数近い会員が残り、そして街のカラオケルームに消えていった。
こんばんは、東大きらら同好会です! 昨日、大ヒット公開中の『ぼっち・ざ・ろっく!Re:』の鑑賞会を実施しました。上映終了後は希望者によるきららカラオケ大会も開催され、大盛り上がりとなりました。いやはや、後編が待ち遠しいですね......! pic.twitter.com/BHY0w3MhyO
— 東大きらら同好会 (@UTKiraraCircle) June 16, 2024
カラオケ
映画館を出ると日差しが和らいでいた。日傘が無くても平気になり、カラオケに行く人たちと移動しながら『ぼざろ』の感想を語り合った。(お陰でSNSで感想シェアに没頭することなく、喜多ちゃんのようなSNS中毒になることを回避できた)
カラオケでは 私の音痴が数値化によって印象に残らないように 点数がつくと優劣からヒエラルキーができて空気が悪くなると思ったので採点はオフにし、以下の順で曲を入れていった。
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きらら作品だけで3時間完徹された。
映画の余韻から『ぼざろ』の曲に始まり、バンド作品つながりで『けいおん!』の秋山澪ボーカル曲が入った。唯先輩より喜多ちゃんボーカルっぽくて、連想ゲーム感がある。
(こういうことを書くのはよろしくないかもしれないが、『けいおん』リアタイきら同高齢者としては、学部生から『けいおん』が自然に入ったことには親近感を覚えた)
20年代の『ぼざろ』に、ゼロ年代と10年代を架橋した『けいおん』の曲が入ったので、もうきらら作品であれば何でも入れてよいという雰囲気が出来上がり、少しばかり古い(と言う人もいる)かもしれない作品もどんどん入っていくようになった。
唯一議論があるとすれば、メディアミックスされたからきららの曲でいいだろうとなった『魔法少女まどか☆マギカ』の「コネクト」であろうか。
歌詞と一緒にアニメ映像が流れる曲で、魔法少女たちの戦闘シーンも流れていた。
余談であるが、私は『まどマギ』のキャラクターをなんとなくは知っていたが、アニメを観ていないので詳しくは知らなかった。
そのため巴マミさんに関しては、「きららフォワード」であらたまい先生が連載している『巴マミの平凡な日常』でしか知らなかった。学生時代のジャージを着て、現代社会に翻弄されている巴さんしか印象に無かった。
そのため巴さんが、カラオケ映像で魔法少女に変身し、華麗に敵の連撃を捌いているスタイリッシュな姿には唖然としてしまった。
職場の同僚が学生時代に部活で全国制覇していたのを知った時の顔である。
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ちなみに私達はきらら作品に限定するということを特別ルール化したわけではなく、あくまできららカラオケをしようと言っただけである。
それにも関わらず、「きららカラオケ」といって「きららっぽいが違う作品」が一度も入らないというのは、主催した会員いわく奇特なことだそうである。(きららか否かでカテゴライズするのが不快な方には申し訳ない話題であるが)
きらら作品で貫徹されたのは、強制されたものではなく、自然にそうなったのである。
ただ誰も「ん?(きららじゃない)」となることが無かったのは、その場の空気にとって意味があったのではないだろうか。
きらら作品の歌では重要な要素である合いの手も始終しっかり入り、少なからぬきららファンが羨む領域が展開されていたかもしれない。
勿論、合いの手がない曲が歌えないということもなく、終盤には『ぼざろ』のEDの「カラカラ」も入った。
最後はアニメの『ぼざろ』で終幕を飾った「転がる岩、君に朝が降る(結束バンドver.)」によってカラオケ会が終わった。
だいぶ親睦が深まり、19時45分になっていたので、みんなでご飯に行くことになった。
ごはん
映画とカラオケを通じて、きららに接すること6時間の私達。
しかしお腹いっぱいということは全くない。
カラオケのドリバーでお腹いっぱいな会員もいたが、きららについては全くいっぱいじゃない。
6時間といっても私たちはまだ『ぼっち・ざ・ろっく!』ときららアニソンしか風呂敷を広げていない。
そしてカラオケによって色々なきらら作品を思い出し、拡散思考モードに入った私達は、疲れていてもきららに関する話題が浮かぶ浮かぶ浮かぶ。
現在3期放送中の『ゆるキャン△』の話から、会員の聖地巡礼談、そして『ごちうさ』の聖地の話を挟んで、きらら作品の海外モチーフ、SNSに感想を投稿したら作者や公式から反応があった話などなど。
カラオケではアニメ化済み作品ばかりが話題に挙げられていたが、ご飯の間はアニメ化されていない雑誌作品にも広く話が及んだ。
ファミレスにいる間、きららの話しかしなかった。
東大のサークルなので東大生らしく、一年次の必修科目のエピソードやプログラミングの環境構築の話に及んだと思いきや………必修科目の話は『妄想アカデミズム』の話に回収され、プログラミングの話も『ステラのまほう』で自前で環境構築してた村上椎奈先輩はすごすぎたという結論にまとまった。
唯一きららと関係があるか微妙だったのは、ファミレスのネコ型配膳ロボットの話だろうか。このロボットを何かのアニメで見た気がする………が誰も何の作品か思い出せないという話になった。
私も見たことがある気がするので気になって調べたが全然分からなかった。
……何でしたっけ?(有識者求む)
解散まで続くきらら活動
ファミレスを出ると少し雨が降っていた。さすがにそろそろ解散しましょうかという流れであったが………
駅の壁に広々と『ぼざろ』の映画ポスターが掲示されているらしい。
『ぼざろ』の映画鑑賞で始まった一日なので、それを拝んで解散するのはまとまりがよい。
私たちは駅構内の地図を見て「通路」を探した。駅で「出口」ではなく「通路」を探すというのは、少なくとも私には初めての経験だった。
そのような感じで結束バンドのようにシュールな空気の集団になり、壁面ポスターを無事に見つけ、他の人の邪魔にならないところでポスターを見ながら『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(後編)』への期待を膨らませ、今度こそ解散となった。(ポスターは著作物につき割愛)
帰路に着く者、山手線ホームに『ぼざろ』の各駅紹介ポスターを探しに行く者など様々に散っていったが、こうして東大きらら同好会の非日常的な一日は終わった。
(余談:『ぼざろ』の各駅PRポスターの存在を知ったので、私も帰りに通った駅ホームで目を泳がせながら歩いていたら一枚見つけられた)
以上のような形で、東京大学きらら同好会は割とのんびりした活動もしています。クリエイティブなアウトプット活動を続ける会員もいますし、対面やチャットスペースに少し現れるくらいの会員もいます。
今後どうなっていくかは分かりませんが、現在は現会長の思い描いた同好会の形になっているのではないでしょうか?
(参照:新会長就任挨拶 - 東京大学きらら同好会 (hatenablog.com))
『ぼっち・ざ・ろっく!』はじめ、きらら作品がひとつでも好きな東大生は是非ぜひご参加ください!
(入会フォームは下のサイトにございます)
会誌の販売情報など、直近の活動はSNSで発信中です!
東大きらら同好会(@UTKiraraCircle)さん / X (twitter.com)
最後までお読みくださりありがとうございました。
これからも『ぼっち・ざ・ろっく!』を盛り上げていきましょう!