心のままに【感想文の日⑯】

こんばんは。折星かおりです。

第16回目の感想文の日、本日感想を書かせてくださったのはどこかの街の子さんです。

現在、大学4年生の街の子さん。これまでに何度か書いてこられている、学生と社会人の狭間で「自分はどうしたいんだろう」と揺れる気持ち、分かるなぁと思いながら記事を読ませていただきました。そして将来は児童文学の作家さんになりたいとのこと、夢に向かって動いていらっしゃる姿がとってもパワフル!noteの片隅から、応援しています。

それでは、ご紹介いたします。

■日常の幸せ度をあげる魔法の言葉

何気ない日々をちょっとだけ幸せにする魔法の言葉を見つけた、という街の子さん。その正体は、洋服など何かを選ぶ場面での「本当はそうしたいっちゃろ?」(本当はそうしたいんでしょ?)という言葉でした。似合うともう分かっているものや無難なものを選ぶのではなくて、自分の本当の気持ちに素直になりたい。最近夢を見つけたという街の子さんの状況ともリンクする、前向きな言葉が綴られたnoteです。

まず、洋服を選ぶ場面での葛藤にすごく共感しました。無難なネイビー、でも本当に欲しいのはオレンジ。私もついつい、ネイビーやベージュばかり買ってしまいます。でも、本当は「無難」だなんて考えずに素直に欲しいものを買う、でいいんですよね。

それから、街の子さんの冷静な分析にも膝を打ちました。

もちろん、じっくり悩んで選ぶこともすごく大事。
だけど、私は、そうやって迷っているとき、
本当にどっちにも魅力を感じて決めきれないケースよりも、断然、

実はもう自分の中ではAを選びたいんだと分かっていて、
だけどもう一つのBという選択肢を完全に捨ててきれない

というケースの方が多いことに気がつきました。

心の中をじっと見つめると見えてくる、自分で気付いているはずの本当の気持ち。これまでごまかしてきたことを言い当てられたような気がして、あぁ私もそうなんだよな、とぎゅっと心をつかまれました。

「本当はそうしたいっちゃろ?」

魔法の言葉、迷ったときには私も使ってみようと思います。

■3年間のバイトで貯めた100万円の使い道を見つけた話

大学生になって始めた、高校生の頃からの憧れだったアルバイト。最初はその給料を旅行や洋服、コスメ、趣味のジブリグッズにつぎ込もうと思っていたそうです。それでも、実際に給料をもらってみると、イメージしていたお金の使い方は自分の妄想だったことに気づいて、貯まっていくばかりになってしまったお金。気づけば「100万円」という大金になったとき、思いついた使い道があったそうで……。

アルバイトを始めるときってすごくわくわくしますよね。「働く」という大人の世界に足を踏み入れる緊張感と期待。初めてもらうお給料。「100万円」というお金が貯まるまで、ここには書かれていない色々な出来事もあったことと思います。

そんな風にして手に入れたお金をぱーっと使うのもひとつの方法。それでも、

「あのときこのためにお金を使ってよかった」って思えるような使い方をしたい。

という言葉の通り、素敵な使い道を決められた街の子さん。

私も経験しました。終わったころにはきっと「よかった」と思う日が来ると思います。長丁場になりますが、頑張ってくださいね!

■「私らしい」を追いかけて

ある日ショッピングモールの中で街の子さんが出会った、「ローズレッド」のお財布。これまで「似合う」と言われてきた水色ではなかったけれど、街の子さんはその魅力的な赤色に心を奪われてしまいます。
何度もお財布を見に行って「無難」と「本心」の間で揺れ動く様子が、丁寧に綴られています。

最後はnote編集部お気に入りマガジンにもピックアップされているこちらの記事を。ひとつめに紹介させていただいた『日常の幸せ度をあげる魔法の言葉』を実践された街の子さん。まっすぐなその姿は、読んでいるとぎゅっと拳を握って応援したくなるほどです。

中でも素敵だと思ったのがこちら。お財布を買う、と決めてお金を下ろすためにATMへ向かう街の子さんの様子です。

その途中わたしは、なぜか目頭が熱くなるのを感じた。自分が欲しいものを買おうと決めただけなのに。

欲しいものを買う。ただそれだけのことでも、たくさんの葛藤を乗り越えて手にした赤はきっと値段以上の価値があるはずです。今もバッグの中で毎日街の子さんを見守ってくれているであろう素敵な赤のお話に、こちらまで満たされてゆく気持ちになりました。

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毎週土曜日の感想文の日、感想を書かせてくださる方を募集しています!(現在、11/7以降の回を受け付けています)

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