読書の秋 📖
本を読むことが好きな人、読書が好きという人でも、
読んでいるジャンルは色々だと思います。
歴史 もの
実用書 や how-to もの
自己啓発・・・
小説でも ヒューマンドラマが好き とか
ファンタジーが好き とか。
日本の図書館では、たくさんある本を日本十進分類法(NDC)という分類方法で大きく10分類に分けているのですが、この中でフィクション系の本はNDC9類で、NDC0~8類までの8分類、ほとんどがリアル系になります。本と言っても、文学作品・小説以外の本も圧倒的に多いのです。
なので、日頃から長い小説でなくても、
気になるところだけ拾い読みできる本でも
生徒には色々な本を、手に取ってみてほしいな・・・と思っています。
今日のこと。
コロナ禍になり、予約制度を本を貸出ししているのですが
あるリピーターの生徒から ちょっと面白い(?)予約がありました。
「自分の誕生月の数と同じ棚の、誕生日と同じ数字の数の場所にある本」
その子の誕生日が予約カードに書かれてあったので、ちょっとドキドキしながらその棚番の前に行き、左から誕生日と同じ数の場所にある本を「思っていた本と違っていたら、返却してください」のお手紙をつけて貸出ししました。
あと、その子にぴったりの分類のような気がして、おまけでその子の誕生月・日を合わせたNDC番号を教えてあげました。
未だ、本校では直接貸出しできない状況が続いているのですが、
昨年度の生徒でも予約カードでの文通のようなやり取りをする生徒がいて、
小さな楽しみになっています ♪
※※※※※
YA(ヤングアダルト)の本には、今の社会問題が背景になっている作品も多くあって、テーマが重いと、おススメしてもなかなか手に取られにくいものもあります。
『車夫』いとうみく著 小峰書房 2015年の主人公、吉瀬走も父は失踪、母は出奔してしまい、生活してゆけなくなり、高校をやめて、先輩が紹介してくれた車夫の仕事を始めます。
走をとりまく、人々も実はそれぞれに深い思いや、心に痛みを持っている人たちです。自分の気持ちに向き合うことは、見栄やプライドが邪魔することもあります。
読書では他人の人生を追体験することができます。
「読まず嫌い」しないよう、機会をみて&作っていきたいと思ます・・・。
最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪