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自費出版について

 こんにちは、橘です。

 今回は以前からお話していた自費出版についてお知らせがあります。
 端的に言ってしまうと自費出版活動は再々延期します。以下に詳細を述べますので、ご一読いただければ幸いです。


1、今までの経緯

 かねてより自費出版に興味を持っていたのですが、去年の2月に本格的に動き始めようと思い、Twitterで自費出版用のアカウントを作成し、活動を開始しました。

 去年の11月の文フリに出店を試みましたが、サークル活動の兼ね合いで断念しました。

 当初の予定は詩歌集1冊と小説1冊の2冊の予定でした。上記のツイートはその詩歌集のために今までの作品をワードにまとめる作業の様子です。高校までは作品を全部ノートや紙の切れ端にメモ書きしていたので、一つずつ簡単な推敲を加えつつ文字起こししました。

 その後、同人誌のサイズをアンケートで考えてみたり、

 全作品の推敲撰出作業を5月時点で終えたりと、ここまでは順調に作業が進んでいました。

 しかし、先述したサークル活動との兼ね合いや就活の予定を鑑みて、当分の延期を昨年の11月に決定しました。

 当初の見通しでは6・7月あたりには就活も落ち着いて、夏休みに頃に創作活動を再開できる予定でした。

 ところがその見通しが甘く、現在も就職活動は継続中です。就職浪人するかどうかはまだ定かでは無いですが、12月に卒業論文の提出も控えていることも考えると、創作活動に割ける時間はほとんど無いと思われます。

 そのような経緯があり、苦渋の決断ではありましたが、自費出版活動の再々延期を決定いたしました。就職浪人しなければ来年の5月文フリ東京を、就職浪人したら来年の11月の文フリ東京を目標に活動を再開できればと思っています(この予定もまた変更になるかもしれません)。

 まだ自費出版活動歴は無いので、自分にどれだけの読者がいるのか把握できていませんが、楽しみにしていらした方も少なくないと思います。繰り返し延期になってしまったことをお詫び申し上げます。

 自費出版のためのまとまった時間は当分取れなさそうなのですが、スキマ時間を利用してのnote執筆ならかろうじて可能なので、今後も引き続きご愛顧いただければ幸いです。

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 活動延期とはなってしまいましたが、現時点で決定していることがいくつかあるので、紹介したいと思います。

2、自費出版アカウントについて

 まず、自費出版用のアカウントですが、当初決めた『清香文庫』から『清香舎』に名称変更いたします。理由としては文庫以外の形態の本(新書・単行本・ムック……tec)も、将来的に出版したいと考えたからです。それらの様々な形態の本を出版するサークル名として『清香舎』という名称を今後使用していきたいと思います。

 また名称変更に伴い、プロフィール画像(ロゴ)も新しいものに変更いたしました。デザイン関連の知識もいつかは勉強したいと思っているのですが、とりあえずは今私が持っているセンスを総動員してロゴを作成しました。

画像1

 このマークは源氏香と呼ばれる香道の世界で用いられている図柄です。

 組香の一。5種の香をそれぞれ5包ずつ計25包作り、任意に5包を取り出してたき、香の異同をかぎ分け、5本の縦線に横線を組み合わせた図で示すもの。図は52種あり、源氏物語54帖のうち、桐壺と夢浮橋を除く各帖の名が付けられている。後水尾(ごみずのお)天皇の時代に考案されたという。(デジタル大辞泉:https://kotobank.jp/word/源氏香-492071) 

 つまり、『源氏物語』の桐壷巻と夢浮橋巻以外の各帖には固有の図柄があるということで、上記の図柄は「花散里巻」のものになります。

 花散里巻には「香り」に関する有名な和歌「橘の香をなつかしみほととぎす花散里をたづねてぞ訪ふ」が登場します。私のペンネーム「橘華織」や「清香舎」などの名前と相性が良いと考え、サークルのロゴに採用しました(様々な物品に使用されている伝統的な図柄なので著作権的な問題は多分大丈夫だと思います)。

(追記:2021/03/08)
 人知れずロゴを再変更しました。

画像2

源氏香のベースを保ちつつ御所の「右近の橘、左近の桜」の二木をイメージして橘の花散里巻と桜の花宴巻の源氏香を組み合わせました。どちらもEXCELの方眼で作成したのですが、個人的には再変更後の方がデザイン性は高いかなと思っています。もしこっちのほうがいいだとか、アドバイスなどがございましたら教えてくださると嬉しいです。

 (蛇足)何故この日だったのか自分自身あまり覚えていないのですが、2018年8月20日に自費出版のアカウントを作成していたようです。このことから8月20日を清香舎設立記念日にしたいと思います。
 といっても、記念日を制定したところであまり意味は無いのですが、とりあえずこの記事は8月20日にアップロードしました(調べてみたところ旧暦8月20日は藤原定家の命日だそうです。後付設定)。

3、自費出版の詳細、チラ見せ

 次に自費出版の詳細を、今の段階で考えていること(タイトルや構成など)をチラ見せしようと思います。

 まず先述した通り当初は詩歌集1冊と小説1冊の2冊の予定でした。しかし、ある1編の小説の文量が想像以上に多くなったので小説が2冊分になり、合計3冊の予定になりました。

1、『さよなら、青。』

 初めての長編小説です(本の定義としては中編かもしれませんが、個人的に今まで書いた小説の中で一番長いです)。現時点で7万7千字ですが、今後の推敲で10万字程度にはなると思います。

2、『Teen/Twenty(仮称)』

 サークル活動で書いた小説4編を収めた短編小説集になる予定です。文字数は1500〜8000字とかなり短めではあります(こちらも推敲次第で長くなると思いますが)。noteで先行公開した『白い音』を含め、『ワタシマケマシタワ』『くじらと僕』『セキレイ』という作品を収録予定です。

3、『瑠璃の花』

 3冊目は詩歌集です。中学・高校・大学3年生までの和歌・短歌170弱を収録予定です。構成としては、中学の時にノートにまとめた『青き春』という詩歌集と、高校の時に同じくノートにまとめた『あかね空』という詩歌集と、大学生の時の短歌を『瑠璃の花』という詩歌集にして収める三部構成の予定です。

 この他に、Twitterで不定期に書いていた140字小説(#かをりのはなし)も収録しようと思っていたのですが、140字小説はその短さに特徴があると感じ、また別の機会に1冊にまとめることにして今回は見送りました。

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 以上現時点で、自費出版について考えていることの全体です。

 いつ活動を再開できるかは自分自身まだわかりませんが、もし予定の3冊を上梓することができたなら、その際にはお手に取っていただければ幸いです。今後とも忌憚のないご意見ご感想のほど、よろしくお願いします。