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長男と次男 30

プログラミング


長男は4月から情報系の学部に進学した。

1年生でありながら、どういうわけか(?)
そこそこちゃんとした専門科目を取ったらしく、
「むっず!」と言いながら
プログラミングの課題を制作している。

どうも頑張っている姿を見て欲しいのかな、
自分のノートパソコンを自室から持ってきて
「100行超えたわー」など報告してくれる。
全然私はわからんのだが(笑)

迷路の黒い球を動かしてゴールを目指すゲーム。
壁や飛んでいる敵に当たらないようにする
いわゆる「イライラ棒」ってヤツ。

敵の赤い球も画面内を動いていて、
直線的に動きながら画面の端っこに当たると
反射するようになっているみたい。

私が子供の頃に流行ったゲームウォッチって
こんな感じなのかなぁ、知らんけど(笑)

ゲームも情報系も全然わからない私は
「ほほぉ」とただ感心しているのだ。

ゲーム、知らんのよ…


次男ももちろん?ゲーマー。
バトル系が大好きな長男とはちょっと違い
(バトル系もしますけどね)
Minecraft というゲームが大好き。

建築物を作るのも好きだけど
Minecraft 内でコマンドを使って
武器を作ったり魔法をかけたりしているそう。
学校や塾には行けなくなったが
プログラミング教室は継続している。

そんな次男だから
長男の課題を一目見るなり
「うわぁ!すごい!!興味ある~」
と釘付け。

「ここの操作はどう指示してるの?」
「この動きはどうやって?」など
積極的に長男に聞いている。

長男も次男に
「座標でこうやってこうして…」など説明
ふたり並んでソファに座り、
モゴモゴ話していた。
(もはや何語かもよくわからん)

ここを押すのかにゃ


役に立った実感


「ここをこうしたくてさー」と
長男が次男に言うと、少し考えた次男。
「うーん、例えばこういう指示はどう?」と
提案した。

しばらく考えた長男が
「なるほど!それ使えそう!」

すると次男の表情がぱぁ~っと
絵に描いたように明るくなり、
大きな目をキラキラさせて
私の方を見てきた。

「やったね!!」と言うと
「わぁ!めっちゃ嬉しい♬」とニコニコ

次男はメガネ男子


次男はこれまでも書いているけれど
とにかく自己肯定感が低い。

それに加えて
僕はいつもお兄ちゃんにお世話になっている
という気持ちが強いのだ。

(…本当は次男がいてくれたから、
長男は自分を保てたと思っているのにね)

お兄ちゃんの役に立てたということが
すごくすごく嬉しかったのだろう。

 
コンピューター言語なんて
私にはちっともわからないけど、
兄弟の間に共通言語ができたなら
私としてはとても嬉しいなぁ💮

ソファのふたりを少し離れたところか
じっと眺めていた、
私にとって幸せな夜だった。


誰もが不得意なこともあるけど
得意なことも必ずある。
どんな小さいことであっても
うまくそれが見つかり、積み重なっていけば
自信に繋がる。

また得意なことなどで
役に立った実感が湧けば
さらに自己肯定感に繋がるのだ。

生きる力が枯渇している間は
いろんなことにチャレンジするのは
ハードルが高すぎてできるわけない!
と思うかもしれない。

でも妙に意気込まなくとも、
きっかけは案外身近に
あるのではないだろうか。

そしてそれに気付くチャンスは
家族が与えることもあるのだ。


そして今日も
長男はさらに進めた課題を次男に見せていた。
(私には見せてくれなかった(笑))

得意なことが見つかるといいな


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