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長男と次男 28

私の心境が変わった

今も次男は、
友達と遊ぶ以外は
あまり外出できないでいる。
でも、家の中では明るく、
友達の前でも明るい。

もしかしたら
次男が心を閉ざしているのではなく
「教室」という場、
生徒がたくさん集まる場の方から
次男を閉ざしているのか??

なんでだよ、こんないい子なのに。
そっちがその気なら、こっちで

次男に合う環境を見つけちゃうぜ?

不思議なことに最近、
親バカだろうがなんだろうが
私はそんな心境になってきた。

すでに私は、次男に対して
「教室に戻れたらいいな♬」
と願うようなフェーズは
とっくに越えている。

もちろん、
次男が再登校できて
学校生活を毎日
楽しく過ごすことができるなら
そんな嬉しいことはないとは思う。

だがそれはあくまで
「次男が楽しく過ごすことができる」
というのが大前提


「教室」でそれが叶えられないなら、
次男が恐怖を感じる「教室」に
無理して入らないといけないくらいなら、
それを求めるつもりはない。

次男には次男に合う環境がある。
間違いなく今の私は
そう言い切れるようになった。


長男が留守で気付いたこと

先日、長男が高校の同級生の家に
泊りがけで遊びに行った。

なんだかんだと
遅くきた“青春”的なものを
やっと謳歌している長男は、
友達のおうちに泊まりに行くのは
実は初だったようで
かなり嬉しそうだった。

一晩、ゲームやお喋りをしながら
ぐーたらと過ごしたらしい。
そういう経験がこれから先
きっと長男の力になっていく。

その日は次男を連れて外食した。
次男を親二人で囲むようにお喋り。
車に乗っている時も
次男のテンションは高い。

めちゃくちゃ楽しそう。
他愛もない話でゲラゲラ笑い、
本当に無邪気な、
小学校低学年の頃に戻ったかのよう。

その時、急に思った。

当たり前のことだが、
次男にとっては常に長男が先にいて
自分ひとりを両親が囲むという経験が
ほぼ無かったんだな。

しかも、長男が不登校になってからは
家の中に嵐が吹き荒れていた。
次男が親に純粋に甘えられる時間なんて
親である私が思っているより
はるかに少なかったのかもしれない。

誰よりも家族が元気に揃っていることを
望んでいる次男。
長男のことが大好きで、
いないとずいぶん寂しがる次男。

でも、その日の次男はどこか嬉しそうで、
足りなかった部分を少し埋めるように
親に甘えているように見えた。

中3で、私よりはるかに大きくなったけど、
次男がもし、
まだ心に不安を抱えているとするならば、
心の中にまだ満ちていない部分が
残っているとするならば、
できるだけ甘えられる時間を作り
安心させてあげたい。

きっとそれが
次男の生きる力になるのではないか。
次男が不登校になって丸4年が過ぎ、
私はやっとそんな大事なことに
気が付いた。

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