🌱新学期が見えてきたって気負わないで
夏休みが終わる
あっという間に8月下旬ですね。
ひたすら「暑い暑い」と言っている夏ですが
2学期のスタートが近づいてきました。
地域によってはもう新学期が始まっているところもあるようですね。
次男の中学校もそろそろ新学期です。
そして予想通りと言ってはなんですが
次男がじわじわと不安定になってきています。
目に見えるように元気がなくなっていますね。
ちょっと心配ではありますが、親ができることなんて
好きな食べ物を用意するとかくらいかな…
さすがの私も(?)考えあぐねているところです。
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以前私は、不登校でも夏休みは嬉しいという記事を書きました。
休んでいるのが自分だけじゃなく
「みんな」一緒だから安心して休める。
自分だけが異端児だと思わなくて済むからです。
学校に行けない、または行きづらい状態の子供達は
夏休みが明けそうな今、
学校に行けない自分のことをすでに先読みしています。
我が家の次男も類に漏れず想像が先に立ち、
辛い気持ちになっているのでしょう。
また次男の場合は中3ということもあり
高校受験に向けて同級生たちが動き出す時期を迎え
さらに不安感が増しているようにも見えます。
「行きたいのに行けない」について
実は私の次男は
自分の学校が嫌いなのではありません。
…難しいですよね。
意味わからないですよね。
理解するのに私も時間が掛かりました。
先生方のことも好き
友達もいっぱいいる
クラブも楽しい
給食も美味しい
職業体験や修学旅行等のイベントも学び深く幸せ
次男は「学校」を構成する「要素」はむしろ大好きなのです。
できればみんなと一緒に経験したいくらい。
しかし…「教室」という空間に入れないのです。
これまでにポツポツ話してくれたことによると
友達以外の人(自分のことをあまり理解してくれていない人)がいて
誰が何を言い出すかわからないという「不確定さ」が
次男にとっては『不安』でしかないようなのです。
不安が渦巻く教室は、彼にとっては密閉空間であり
逃げ場がなく怖いと感じる場所なのです。
先ほど「誰が何を言い出すかわからない」と書きました。
これは、中途半端にしか自分を知らない人が
自分めがけて批判の声を浴びせてくるかもしれない
ということのようです。
恐らく、何年か前の教室に入れなくなる直前に
そういうきっかけがあったのだと思います。
もしかしたら自分は仲良いと思っていた相手に
何かショックなことを投げ掛けられたのかもしれません。
今となっては真相はわかりませんが
当時はかなり学級崩壊していたクラスだったので
そういうことは十分起こりうる環境でした。
なお、次男は人が多いところが無理というわけでもなく
全く知らない人がたくさんいても、そんなに怖くない。
だからお買い物などには一緒に行けるし
遊びにも行けます。
・・・ここまで理解するのに約4年ほど掛かりました。
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「本当に行きたいと思っていたら行けるでしょ?」
と思われる方もいますよね。
「いつまでも逃げていて、将来どうするんだ?」
と、以前の担任の先生に言われたこともありました。
そうですよね、私も昔はそう思っていました。
でも今は違います。
次男はまさに「行きたいのに行けない」のです。
本当は行きたくないとか、逃げているとかではなく
今この瞬間の限界を感じている。
非常に細かい感情の機微がそこにあります。
行きたいのに行けなくて、苦しんでいるのは誰でしょう?
行けない自分を「逃げ」と責めているのは誰でしょう?
…他ならぬ本人です。
一見正論に思える
「いつまでも逃げていて、将来どうするんだ?」
というような言葉。
一番そう思っているのもまた、本人なんだと私は思います。
新学期に向けてお願い
提案があります。
親としては「新学期になったら再登校できるかも」と
期待してしまう気持ちはよくわかります。
でも、できるだけ親は通常運転でいきませんか?
子供達が不安を抱き始めているならば
「安全地帯はここに変わらずあるよ」と思えるよう
過度な期待をせず、普段通りに過ごしてみましょうよ。
子供達が次の行動に移る時は
カレンダーを見て動くのではありません。
大人が決めた日付の概念と
子供の心の準備はリンクしていません。
新学期のスタート
それは華々しいものでもなんでもなく
本当はただの1日なのですから。
必要な方に届きますように…✨
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