見出し画像

今日も家にいる日記4/8

なんと表現していいのか分からないくらいのこのご時世。

スペイン風邪は1918年から1920年まで続いたから、経験者の方々もまだいらっしゃるけれど、現在いらっしゃる最高齢の人ですら当時9歳〜11歳だから、私たち全員が未だ経験したことがない未知のパンデミック。

感染症研究の実験技術アルバイトの募集を見て、私もこの危機に少しでも協力したい!と思って応募しかけたけど、普段の自分のPCR精度のお粗末さを思い出して断念した。時には何もしないことが唯一の協力になり得ることがある。

9年前に出場した高校生クイズ(当時3人1組だった)でも、計算問題が出題された時には確実に解けないことが分かっている私はせめて他の2人のスペースが広くなるように後ろで小さく身をかがめていた。

せめて計算してる振りをしないと映せないよ〜と困らせてしまったが、後日普通に放送に載って、ネット上では「1人寝てない?」と言われてた

それから9年経った今の私にできることは主に家にいることだ。これからしばらく私の予定は週に一回だけ実験場で最低限のマウスやラットの維持を行うくらいだ。

医療、物流、インフラ、食料品店など生活必需品を扱う業種に従事している想像を絶する忙しさの中、多くの人々を支えてくれる人が今もこの時も働いている。

私は不要不急を絵に書いたようなしがないライターである。いつもは比較的憤りとか激しい感情をエッセイにすることが多いけれど、それらは今、私が提供するには向かないものだと思う。

だからなんでもないことを毎日書いていこうと思う。落ちもない意味もない不要不急の日常だ。

今日の私はビーフシチューを作った。家にいると煮込み料理が捗る。料理は好きだし苦手な方でもないと思うけれど、私が料理を作ると、いつも相撲部屋のおやつくらいはできる(あるのなら)。分量を守らないから薄くなったり濃くなったりを繰り返して、ちょうど良い味に到達する時には手のつけようがない量の料理がそこにあるのだ。今日も勿論作りすぎた。社交性もないし、このご時世だし、作りすぎちゃってとお隣に持ってゆくベタな展開にもならない。ひとつ言いたいこととしては、料理をお隣さんに分けるくらい作りすぎてしまう人は家庭的に見えて割とガサツなタイプだと思う。多分。明日はオムライスのソースにするかハンバーグにするか迷っている。

気分でしていた筋トレも目標を持って再開した。この世にマッチョを1人増やしたいから。

いつかはやってみたいけど、中々やる機会のないことを一つずつしてみようと思う。スコーンを作れるようになってみたい。手作りの石鹸を作ってみたい。お風呂も部屋も完璧に掃除してみる。創作料理を作ってみる。小説を書いてみる。生物を勉強し直す。ゲームもしてみる。

引きこもり生活が終わった時に最強になって再会しようね。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

いただいたサポートは今後の活動の糧になるように大切に使わせていただきます。