あの空は知っているのかい?

かみ合わない、なぜか。
かみ合わない、今日も。
小さな歯車たち。

それぞれの軌道をえがき、まじわることはない。
もう何年こうしているのだろう。

でも分解することはなく、ひたすら回り続ける歯車たち。

なんのためにそこにあるのか、
なんのために回っているのか、
そんなこと考えたこともなく、
ただただ回り続ける。

冬は知っているのか
夏は見たことあるのか

春は来るのだろうか。
あの空は知っているのかい?


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