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ブランドデザイン組織が、全社総会をド真面目&緻密に企画・設計していった話。

こんにちは、kaonavi404編集部です。
前回までカオナビのデザイン組織連載をしてきました。

今回は、昨年実施したカオナビの全社総会「カオナビ キャンプ」の裏側をご紹介します。この記事は、こういった方々におすすめです。いや、そうでない方もぜひ読んでみてください!

● デザイン組織 興味層
● 採用検討層
● カオナビ社員(キャンプ後に入社された方は特に)


●カオナビキャンプとは?

全社総会とは言ったものの、まずはカオナビキャンプについてご説明します。

カオナビはリモートワーク主体の働き方の会社です。社員は日々増えていく中で、コミュニケーションが徐々に希薄になっていく懸念がありました。

そこで、年に1度、全社員がオフラインで集う場を設けることで、社内のコミュニケーションを活性化させようと考えました。
それがカオナビキャンプ立ち上げの背景です。

コンセプトは、「Ignition Point(着火点)」

キャンプファイヤーを囲むように、みんなで1つのものを囲んで実際に顔を向き合わせる。 そんなコミュニケーションをとることで、組織としてより強くなることをイメージ。

実は前回、記念すべき第1回目のカオナビキャンプは、2022年に実施しています。

立ち上げの詳細な背景などは、こちらの記事にまとまっていますので、ぜひ読んでみてください〜!

●前回との変更点

前回は二部制を採用し、第一部では真面目モードで経営陣からの発表事やMVPアワード表彰などを行い、第二部ではややカジュアルモードで余興コンテンツなどで盛り上がりました。

前回の様子

実施後のアンケートでも、イベント全体の満足度は9割を超えるなど好評。

ただ、内容自体は濃い一方でコンテンツが多く、やや交流の時間が少なかった等の交流面でのコメントが見られ、運営チームでも方針検討を重ねることに。

結果、交流に比重を置く方針で、カオナビキャンプ2023は動き始めました。

交流・エンタメに振り切る大胆な選択

●今回のテーマ/実際の内容・様子

交流に比重を置くということで、
今回のテーマは「交流のIgnition Point(着火点)」に。

では、そのテーマをどのように具体化させていったのか、実際の当日の様子と合わせてご紹介していきます。

・野外フェスのような空間演出

前回もキャンプさながらの空間演出を行ってはいましたが、今回は、キャンプ場で行われる野外フェスのような開放的な空間を目指しました。

屋内空間ではありつつも、開放感をもたせることで、自然と会話が弾み、交流が活発になることを狙いとしています。

テントを設置し、ランタンを置くなどのこだわりも。

・バラエティ豊かな6つのアクティビティ

もちろん、空間演出だけでなく、会話が盛り上がるような仕掛けも検討。

野外フェスやお祭りといった場では、様々な屋台が私たちを楽しませてくれます。

そういった原体験をもとに、カオナビキャンプでも様々なアクティビティを用意してみることに。

お土産や記念になるものから、
純粋なエンタメ要素、癒やしまで、幅広いラインナップ

カオナビガチャでは、カオナビキャンパスのナビゲーターとしておなじみの「めんたろう」をはじめ、カオパスで登場する各キャラクターがグッズになっています。

当日は、自社のキャラクターグッズでほっこりするシーンも見られ、愛されるキャラクターはいいな〜と改めて感じました。

・カオナビらしさのあるメインコンテンツ

様々なアクティビティに加えて、
今回の会を象徴する、目玉的なコンテンツを作ろう!


…ということで生まれたのが、
その名も「カオナビンゴ」

ただのビンゴと思うなかれ、
カオナビ社員の顔(シール)を集めてビンゴを目指す。
カオナビらしさ全開のゲームなんです。
それもオンボーディングの一環でして。

手順としてはこのような流れになります。

四隅が空欄のビンゴカードを全員に配布
② ビンゴ開始までに23年度 新規入社者と会話をして顔シールをGET!
③ 顔シールを四隅に貼ったら準備OK
ビンゴ START!

相手を知る第一歩は、やはり顔と名前。

そういった、プロダクトとしての「カオナビ」の原点を、誰もが馴染みのあるゲームとくっつけることで、楽しみながら部署の垣根を越えた交流を促すものに仕上げていきました。

ゲームの設計にはチームで検討を重ね、実は最も苦労した部分。

ですが、参加者の方々の楽しそうな様子が見れたので、作り込んだ甲斐があったなぁと感じました。

●実施後…

コミュニケーションデザイン室では、ブランディング施策実施後はいつもアンケートを取っています。

今回のカオナビキャンプは2回目の実施。
前回以上のものにしたいという気持ちで企画・設計を行ってきたので、アンケート結果はもちろん気になるところです。

特に満足度や社員の交流具合…

と、ドキドキしつつ。

結果は、イベント全体の満足度は今回も9割を超えるなど、高い水準をキープ。

今回のテーマにもなった「交流」面の満足度も9割に迫る結果となりました。

また、交流面でポジティブなコメントも多く、今回のテーマ・目的をしっかり果たせたのではないかと思っています。

●学び

カオナビキャンプは年に1度の開催。
今や、社内の一大イベントのような立ち位置です。

だからこそ、参加者の方々が満足のいくものをブランドデザインチームでは、ド真面目かつ緻密に設計しています。

以前、友人が

「おもろいもの作りたいから、裏ではド真面目に設計するんや」

と話していたのも、ふと思い出しました。

また、以前の記事でもご紹介した「本質思考力」は、まさにカオナビキャンプで発揮されている部分。

年に1度のリアル開催の全社総会はどうあるべきかを考え抜き、企画し、実行までオーナーシップを持って取り組んでいます。

大がかりなイベントのため大変ではありますが、運営側にいると、当日の雰囲気や事後のアンケートなどから、社内の温度感などが伝わってきます。

そういった感覚は、インナーブランディングも業務のスコープである私たちにとっては、非常に大切な部分であり、学びです。

その学びを次回のカオナビキャンプはもちろん、その他の施策にも活かしていければと思っています。

●次回は

以前、ご紹介した体験型研修「クエスト」の第2回開催についてご紹介します。
ぜひ、前回の記事も読んでみてくださいね。

ではまた、気軽にお越しください〜!
よろしくお願いいたします。

カオナビ コミュニケーションデザイン室
kaonavi404編集部