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私の履歴書 介護のお仕事編④-5

訪問介護KS

「強い拘り」

だいぶ仕事にも慣れてきた…
事業所拡大の野望を少しずつ進めている
管理者…

とある難しい利用者さんを担当していた

管「かおりん、だいぶ慣れてきたし、仕事も任せられる様になってきたから、俺の利用者さんもお願いしたいんだよね~。」

ある日そう言われた

(頑張ってみよう)

そう思い、引き受ける事にした。

時間を取り
その利用者さんのお宅へ
管理者と同行した

そのお宅の主(利用者さん)は…
強い拘りがある方だった。

順番通りに…

兎に角何事にも順番があり
その通りにやらないとならないのだ。

どんな人にも「拘り」があるのだが…

例えば洗濯物を干したり、取り込んだりの
その動作にも「順番」が付いており…

同行しながらメモを取る…

そのメモをしばらくは見ながらじゃないと
頭に入らない…

なぜなら、そのお宅だけではなく
のべで…20件程には訪問しているから。
全てのお宅にそれぞれのやり方がある…
当たり前の事なのだけど
仕事をしながら

訪問介護と言う仕事は私にとって
重要な経験となったのは言うまでもない。

さて…独り立ちし
一人でお宅に訪問する時が来た
その日は難なく出来たのだが…

ある日…そこのお宅から
クレームの電話が入った…

事務所に戻り管理者に声をかけられた

「ねぇ、何やったの?何してきたの?(怒)」

怒りの籠った口調で(でも顔は笑顔)そう言われた

「また俺が行かなきゃならなくなったじゃん。やることいっぱいあるのにさ!」

結局…わたしはそのお宅の主に拒否されたのだった。

洗濯物の取り込み方が違っていたと言う話だった。

報酬を貰いその人の望み通りにケアをしていく
プロとしては…失格だったのかな…

なんだか悔しさが残る

誰でも出来る仕事

そう軽んじられている介護のお仕事
本当に「誰でも」なんだろうか…

その日は一人…地元の串焼き屋で
色々考えてしまった。

そして…管理者の嫌味が頭の中をグルグルと
駆け巡るのだった。

[介護のお仕事編④-6へ続く]

※最後までお読み下さり感謝(*´ー`*)
あの時は、色々覚える事や事務処理など
仕事量が増えて大変な時でした…
でも…人対人のお仕事…もっと外の要因で
切られたのかもしれないなと…
私自身が受け入れられない人だって居る
そう気持ちを切り替えて乗り越えましたw
高スキルが必要な訪問介護…とても勉強になりました。
今後やることがあるかどうかわからないけれど…
やってきた事はわたしの血となり肉となっている。



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