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キャリアの棚卸に今すぐ使える!ビジネススキルチェックシート

去年参加したキャリアカウンセリング協会で「ビジネススキルチェックシート活用セミナー」の概要や所感を旧ブログに書いていたのですが、こちらのnoteにも記載します。結論、すぐにでも使えます。

1. ビジネススキルチェックシートとは?

キャリアカウンセリング協会にて開発されたインフォーマル・アセスメント・ツールです。スーパーさんの職業適合性でいうと、「能力」の自己認識を促進できるツールとして有効とされています。なお、本シートは「ビジネススキルチェックシート活用セミナー」を受講した者のみ利用可能のようです。

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引用:http://shokugyo-kyokai.or.jp/shiryou/shokugyo/02-4.html

・利用対象者:数年以上のビジネス経験を持つ社会人であること(なので新人はNG)
・シート活用条件:キャリアの専門家のサポートを受けられること
・シート料金:1シート400円程(販売は5セット単位)

2. なぜビジネススキルチェックシートが有効なのか?

エドガー・シャイン氏が考案した言葉である「キャリアアンカー」。これは、自らのキャリアを選択する際に、最も大切な、譲れない価値観や欲求のこと、また、周囲が変化しても自己の内面で不動なものを指しますが、この「キャリアアンカー」は、仕事を通じて曖昧な自己イメージが形成されていきます。その自己イメージの明確化に寄与する要因としては、以下が挙げられます。

・仕事の成功体験や失敗体験
・周囲からのフィードバック
・異動
・能力開発

従ってビジネススキルチェックシートを実施し、キャリアコンサルタントのフィードバックを受けること(上記2番目に該当)は自己イメージを形成していく上で有効とされています。

3. どうやってビジネススキルチェックシートを使うの?

設問に強弱(当てはまる、当てはまらない)で答え、その結果をシートに従って記入します。これにより、3つのスキル(タスクスキル、ヒューマンスキル、セルフマネジメントスキル)と、3つのプロセス(状況分析(C)、企画判断(P)、遂行実践(D))の切り口で強み・弱みを分類できます。

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その後カウンセリング時は、自己評価をした感想や根拠、スキル向上のためのアイディア共有等をヒアリングし、更なる自己理解を深めていきます。

なお、定常的な業務においてはP-D-Cのプロセスが一般的ですが、変革や改善を志向した業務においては、C-P-Dとなる場合が多いことからこの配列になっているようです。また、この3つのプロセスはサイクルを構成していることから、そのバランスが重要となります。

4. 所感

・シートの入力は5~10分程で入力可能なため、短時間で自己評価ができます。
・プロセスの観点が入っていることで、スキルがどの場面で発揮されやすいかという詳細な切り口でみることができる。これは、他のインフォーマルツールより優れている点ではないか、と思います。
例:ヒューマンスキルは遂行実践(D)の時に発揮しやすい傾向にある
・値段がお手頃。

クライアントの自己理解を促進する活用ツールを増やしたい方や、現在の学力や習熟度、技量を、プロセスの観点で自己分析をされたい方はおススメです(私も早速購入しました)。

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