感情のステップ

前回の記事で一部摘出か全摘かの選択を委ねられ、結論が出せないと書きましたが今日答えが出ました。

左卵巣を全摘する事に決めました。何故その結論に至ったのか、

①抗がん剤治療は妊娠機能を低下するリスクがあり、再度開腹手術すると体力の負担と二度手間な為

②左卵巣を全摘すれば後は経過観察と右卵巣に再発しないよう定期的に受診すれば良い。

③片側のみだと妊娠し辛くなる恐れはあるが、右卵巣が正常に機能すれば妊娠可、例え良性で左卵巣を残しても小さいとの事

④宇多田ヒカルさんが片側卵巣のみで出産した事、相談した友人二人共同じ答えを出していた

合理的に考えて良性の可能性に懸けて一部摘出よりも全摘すればそこで治療は終了な為、精神的負担も軽減出来る。


よく病気になるとポジティブな思考をする方が多いのですが(個人差もあるので尊重しています)、私の場合少しネガティブに捉えてから取捨選択を行います。先に明るく考え過ぎた時にそこから選択肢が閉ざされて行くと、精神的にショックが大きいので先に少し悪い方に捉えておくと精神的ショックが軽減出来るので。何かを決断する時は不安要素を考えながらそれを踏まえて答えを出しています、そうすると先に予測が出来るので。

ですが命に関わる病気宣告されるとショックが大きかったり、今後の事を悪い方向に先走って考えてしまったり、仕事の事、経済的負担など皆共通だと思います。私も悪性宣告された時は目の前が真っ暗で眠れませんでしたが、友人や家族やパートナーに話を聞いてもらったりして落ち着きました。

もし皆さんの身近な方や友人が病気宣告されたり、病気の疑いがあると報告された時にして欲しい第一声の声かけを

本人の気持ちに寄り添った声かけ

をして欲しいなとおもいます。聞く側も辛いかもしれませんが、本人が一番辛いです。

例として

認知症患者が辿る4つのステップ 

があります。これは病気宣告された時のステップに共通するのではないかと思います。

第一段階 戸惑い否定 病気を宣告され頭では理解していても、時には診断が出た後も、「まさかそんなはずがない」「何かの間違いだ」と病気を否定したり、「いつもこんな感じですぐに治る」と、症状が表れていること自体を否定しようとすることもあります。
第二段階 混乱・怒り・拒絶 「なぜ私がこんな思いをしなければならないのか」と絶望したり、手を差し伸べてくれる人々を拒絶し自暴自棄になってしまうパターンも。
第3段階 割り切り・諦め 病気を格別の悲劇と割り切ることができるようになり、それとどのようにうまく付き合っていけばいいのか、病気と共に生きていくことを受けとめはじめる時期です。自分より辛い人はいる等

第4段階 受容 現実を受け止め今後どのようにして行けば良いのか、過去を悔いるのではなく自分自身の価値を認めたり受容し、未来を考えて行きます。

戸惑い否定→混乱怒り→割り切り→受容

のステップになるのかなと。認知症宣告された4つのステップを引き合いにしてしまいましたが、私はこのステップを参考にしています。

理想論ではありますが、現実は感情的になったりしてしまう事が多いですよね。私も感情が昂りやすいので気をつけて行きたいと思います。




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