息子の作る晩ごはんが美味しそうでヤバい♪
4/1の今日は入社式。
新入社員なのに初日の今日は会社が送迎してくれた様だ。
VIP待遇に驚くけどありがたい。
先週、家の車にありったけの荷物を積み込んで、息子の新居になるアパートまで引越し旅をした。
引越し先は九州。
まずは別府温泉で一泊。
翌日はアパートの鍵を受け取りに、別府からさらに高速で往復5時間かかった。
アパートのある街に、不動産屋の支店が無いのに驚く。
九州は土地も広いから、移動に何時間もかかったって、九州の人は大したことでは無いのだろうか?!と思った。
2日かけて市役所、警察(免許の住所書き換え)、足りないものの買い出しと回る。
自転車も買った。
当日届く様にして、ベッドも組み立てた。
街のB級グルメを食べ、持っていった寝袋にくるまって一緒に寝た。
息子がこれからお世話になる監督にも会えた。
陸上で実業団に入った息子。
監督がアパートまで、一時間近くも陸上部の説明に来てくれたのだ。
親身になってくれそうな監督で安心だ。
監督がハッパをかけてくれやる気になった息子、早速朝練もした。
2日かけて大方部屋も整った午後3時、一緒に駅でコーヒーを飲みお別れ。
初日の別府旅も含めて青空が広がる楽しい3日間の旅。
ハグと握手して、楽しい時間が終わるのに涙が出そうだったけれど…
別れた後の帰り道は、今まで息子に、やれるだけの事をしてやれたと満足感でいっぱい。
無事、社会人になるまで送り出すことが出来た。
旅立ちを手伝えるなんて、なんて幸せな事だろうと〜幸せな気分になった。
家に帰ればワンコと娘が待っている。
もう一踏ん張りしなきゃ。
こちらの生活が現実だ。
(本州へ渡る開門海峡を通る帰り道)
***
翌日から早速LINEが届く。
便利な世の中になった。
私が初めて家を出た先は海外で〜しかも携帯もインターネットも無い時代。
電話するのも滅多に出来ず、
往復3週間かかる手紙が唯一の連絡手段だったのに。
息子のLINEの内容は、今夜の料理だ。
陸上を本格的に始めた15才から家を出ているけれど、一人暮らしは初めてなのだ。
初日。
ボリューム満点!
次の日は焼きそば。
バナナも味噌汁も付いている。
今度は鮭を焼いたらしい。
味噌汁の中にも入れたのだとか。
目玉焼きでタンパク質を増やし補っている。
「お肉や魚を母さんはだいたち日替わりにしてるよ。
あとは野菜をしっかり。
果物は少し贅沢と思ってもケチらず毎日食べて。
ほら、高校の寮のご飯は毎日果物が出たでしょ。
あれはきっと、何か強くなる秘密があるんだよ。だから高校の寮の真似をして。
あとはご飯と味噌汁があればバッチリかな?!」
…そう教えたのをちゃんと守っている。
というか、男料理っぽいけれど、だいたい私の作ってきた晩ごはんと組み合わせが似ている。
…家庭を持った時、私が内心決めたことは
「家族の誰も病気にさせない」
だった。
体は食べ物で作られる。
だから、食べる事を大事にしようと。
おまけに家族で一緒に食べられる時間は、人生の中でそんなに長くないと、若い頃本で読み、そうなのだと思った。
だから晩ごはんだけは、なるべく一緒に食べようと。
…息子の作る料理を見ていると、ちゃんと私のご飯を見ていたんだと思う。
離れて暮らしている期間も長かったけれど〜
赤ちゃんの頃から変わらず…
ちゃんとご飯を作ってきて良かったと思った。
その結果が、20年経って見せられた様だ。
息子が選手として走れる様になった秘密の一つは、毎日のご飯だと思う。
大学生になり、皆がカロリーを気にする様になっても一人、しっかり食べ続けた。
食べることは大事だ。
入社式の前の夜は
「カレーを作った」
とLINEが送られてきた。
これがカレー!
栄養満点!ずいぶん美味しそうだ、
こんなカレーなら、私も食べたい。
こちらは負けずに我が家の晩ごはん。
メバルの煮付けとアサリとキャベツを蒸したもの。
…ご飯作りを頑張っている事はわかったけれど、練習も頑張って欲しいところだ。
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