インド放浪記#8 Holi Festival 2020
大学3年生の時に大きなことに挑戦したいと思い、インドへ1か月ほど1人旅をしました。今はコロナでなかなか難しいですが、異国の匂いや旅の魅力、さらに人と関わることで得た大切な人生観等を共有したいと思い、当時付けていた日記をそのまま掲載します。
2020/3/9 17:41 サンタナデリー
今日はホーリー祭前日。
ホーリー祭の兆候といえば、街でフライングホーリーしてる人と、遊園地の帰りに背中に水風船を食らったぐらい。
その遊園地へ行ったことが少し後悔である。
昼前ぐらいにサンタナを出て、オールドデリーへ行き、この前見た遊園地へ。
着くとそこにはもうA君ともう二人組がいた。
初めにU字の台をぐるぐる回りながら移動するアトラクションに乗った。
余裕だと思っていたらかなりのスピードで回転し始める。
そして時間が長すぎる。
富士急のFUJIYAMA以上に体感が長い。
一瞬で気持ち悪くなる。
その後世界一美味い、と言われるカレー屋へ。
行くタイミングを間違えた。
デザートだけ食べた。
"khea"←発音できない。
300Rsで靴を買って先に帰った。
なんかますます集団旅が向いていない気がしてきた。
宿に帰り、洗濯を済ます。
まだ気持ち悪い。
2020/3/11 18:03 サンタナデリー
昨日は宿の皆でホーリーに参加。
思いっきり異国の文化に触れた。
今思えばこの旅は、「知らない世界を見る」=「異文化に触れる」旅だったのかもしれない。
しかしその後、屋上で浴びた水シャワーで体調を壊す。
寝る前には38.0℃。きつい。二度目。
リシケシ行は断念せざるを得なかった。
本当につらい。
今日は朝から点滴を2回打った。
熱は下がったが、下痢が止まらない。
ずっとデリーにいるのも退屈である。
日本へ帰る飛行機も1日遅れてしまった。(コロナの影響)
どこかへ行かないと、旅から逃げて安住の地を求めているだけみたいで嫌だ。
と、いいつつもこのお腹の調子じゃアグラにいくのもきつい。
明後日あたりにはタージマハルへ行こうかな。お金はかかってしまうけれど、もうあまりお金お金いうのはやめよう。
あと1万円両替しちゃおうかな。
写真:Holi Festival 2020
2020/3/12 10:49 サンタナデリー
明後日のアグラ行のチケットを買ってきた。
まあ、これだけの予定があれば俺ののんびり旅は十分だろう、という事で満足したことにしておく。
感覚で言うと、「春休み2か月の内半分ぐらいは海外でのんびりするかあ」
ぐらいの感じ。
今日はまだ病み上がり。
映画を見に行ってもいいけどのんびりするだけでもいいな。
2020/3/12 17:27 サンタナデリー
そういえばホーリーのあとに死にかけたことを書くのを忘れていた。
昨日は朝起きて朝ご飯を食べる気になれず、ヨーグルトを頼んだ。
その後、ミクさんにパンチョリ診療所へ連れて行ってもらった。
「下痢」というと何も言わずに点滴が始まった。(専門用語はなぜか日本語で通じる)
保険に入っておいてよかった。
1本目が終わって2本目に突入。
点滴が終わると体がとても軽くなっていた。
点滴万歳。
そして多分、インドの薬はめちゃくちゃ強い。
もらった薬2回飲んだだけであの100%水分の下痢が治ったのである。
今の旅のスタイルがこれでいいのか、
自分を納得させるために人に身の内を話す。
別にゆっくりして暇しているだけでもいいじゃないか、そんな機会だってめったにない。人と比べる必要なんてない。
「風邪で寝込んでリシケシ行を断念し、デリーに10日間、結局興味のなかったタージマハルにも行く。」
トラブル続きも旅じゃないか。
写真:ホーリー参加後の死にかけ
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