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インド放浪記#2 バラナシへ

大学3年生の時に大きなことに挑戦したいと思い、インドへ1か月ほど1人旅をしました。今はコロナでなかなか難しいですが、異国の匂いや旅の魅力、さらに人と関わることで得た大切な人生観等を共有したいと思い、当時付けていた日記をそのまま掲載します。

2020/2/22 18:56 バラナシ行電車内(B3 Seat No.17)

無事定刻通り出発。

同ボックス内はインド人二人とイングランド人一人。

英語話したい。もっとうまく。

一応警戒はしておこう。

車内は、チャイを売りに来る人、ゲロ吐いてる子供、大声で歌う家族。

けれども目があったら誰でも会話が始まる。

このフレンドリーさゆえの大雑把で適当な社会なんだと思う。悪くない。


2020/2/22 19:43 バラナシ行電車内(B3 Seat No.17)

経験なのか、その人の強い志なのか、「なんとなく」ではなく「自分はこれだ」と強い信念を持っている人は、特に旅をしていると一目でわかる。

右往左往しない目、他の人と違うことをしていても堂々としている。

そんな人に成りたいと思いつつ、その人の真似をしてキョドらないように自分を取り繕う。

そんなことをしている時点で一番みっともない姿をさらしている。

いつかそうなれるように今は全力で右往左往していよう。

まだ21歳。

外国人カップル二人が乗ってきた。


2020/2/23 6:45 バラナシ行電車内(B3 Seat No.17)

6:05頃目が覚めた。

窓の外は濃い霧で覆われている。

ボックス内全員で起きて席を元に戻す。

インド人にトイレを抜かされる。

20分遅れていることをアプリで確認。

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写真:バラナシ行電車内

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