「おカネの教室」感想速報 094/360
ごきげんよう、観世バタコです。
高井浩章「おカネの教室」読みたて、ほやほやです。
ちゃんとした感想を書くには、ほんらい、軽く見積もっても10日間くらいは考えて、寝かせたりして、仕上げるべきだと思うのですが・・
スピード重視で今の感想を書き留めておきます。
そもそも最初に、著者・高井さんを知ったのは「ヒルビリー」記事が流れてきたからです。
割とすぐにそういう誘いに乗るタイプなバタコ、
クリックしてみたらめちゃくちゃ面白かった。ガツンと。
で、ふらふらと他の記事も読んでたら、最後には著書まで購入していたとゆう・・恐ろしい営業力・・
ポイント1)本は出してからが勝負
との言葉通り、(実は、出版される前のkindle出版の段階からも)
ちゃんと、本を世に送り出し、棚に埋没させず忘れ去られずに
初動からガンガンとSNSをフル活用して著者自身がキャンペーンを行い
売って売って売りまくる!
という気合がスゴイ。
noteも、一義的には「おカネの教室」を世に広めるために開始されたのでしょう。
ポイント2)高井さんの文章の質の高さはオドロキ
高井さんは、ご自身の著作を売るためにnoteでブログを書き始めたんだろうな、とは思うのですが、一方で、それがきっかけにしても、noteを開始してくださってよかったな~と思います。
「この方のnoteって、自社の宣伝しか書いてないな~、読み応えないな~」
と思う事例も事欠かないなかから、ひときわ目立っている高井さん。
☆さすがは新聞記者4半世紀の筆力
←(自戒も含めて) SNS投稿の気軽さゆえに、
誤字脱字や推敲・添削不足っぽい文章にたくさん出会うイマドキ
ココまで整った文章が読めるなんてそれこそ「無料でいいの?」
という世界ですね。うれしいけど。
☆読書量と「小説家志望」の審美眼
☆三姉妹の父として「ヒルビリー出身者」としてのリベラル思考と社会派、
よりよい明日を希求する「熱さ・篤さ?」
☆根はリベラルで篤志よりなんだけど、金融関連畑の専門家であるが故の
「キレイごとだけじゃ飯は食えない」も随所に強調されている説得力
そもそも、バタコは上述の「ヒルビリー記事」がきっかけで
高井さんの記事を読みだしたが最後、
そのまま気が付くと「おカネの教室」をkindleポチってしまった
という
noteが無かったら多分読んでない読者、です。
ポイント3)5万7千字の記事を読んだらもう買うしかなかった
ポチってしまった理由はコチラの記事:
5万7千字の大作よ!?
11万字の著書を宣伝するのに5万7千字とは・・
それだけ懐の深さ・引き出しの多さ、「文字を書く」作業へのプロであること、などの厚みがあってこそですね。
note記事って大概まぁ数百文字かせいぜい3千字くらいかな~
くらいの見込みで、あまり後先考えずに読み出しちゃったんだけど
気が付いたら夜が明けてて (1記事読むのに1時間てどうよ!?)
「しまった~、まだ今日の投稿書けてないのにぃ」
とおもいつつ
いやその熱に押されて著書購入してしまったもんね・・
この大作5万7千字note記事はいろいろ美点と学びと
高井さんの小説家だましい・研究熱心さにあふれてるのですが
バタコにとって一つグッと来るポイントは
陰の功労者 (kindleの奥付を見ても、名前すら出てこない) である
編集・アライさんへの、サラッとしつつ本気な「賛辞」になってるところ。
高井さんのオトコギですねっ
気になる方は是非、5万7千字のエッセーよんでねウフ
・・と言いつつ簡単にご紹介すると
編集・アライさんは、うら若いのに切れ者で
ちょっと棘のある編集者だましいにあふれた方で
バタコは (なんも知らんけど) これが日本の出版界というトコロなんだな~
気骨って今でもあるんだ
ってなんか感動しちゃいました。
ポイント4)今日の目玉:バタコ10年来の問い、への答えが見つかった件
スピード感重視と言いつつイキナリ核心、的なことから書いてしまうと、
バタコにとっての「おカネの教室」を読んだ最大のメリットとは、
「イギリスはなんでこんないい加減でゆるくてイロイロ破綻してるのに
S&P格付けは日本より上なのか」の答えが書いてあった (と思う)!こと
2016年末に自分のブログでも書いてたのですが
日系の銀行に (銀行業務ではなく単なる「事務職」として)
ロンドン現地採用で働いてたとき
上司に訊いたこともありましたが答えてもらえないまま
ず~っと疑問に思っていましたが・・
そうだったのか・・
要するにイギリスの富を支えているのはオフショア金融のチカラが大きいと・・
やっぱりね・・「カタギ」ではない何かがある気がする、とは思ってたんだ・・
これについてはまた別途記事を書いてみたいと思っています。
→鋭意、執筆中です・・第1回目はコチラ
そんなわけで、かなり取り留めないですが読後感書いてみました。
良い本を読むと、ホントに気分が変わって、刺激を受けられて、最高ですね~
アナタのさいきんのおススメ本についても、訊いてみたいです
ではまた明日!
最後まで読んでいただいてありがとうございます!