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40代から始めるバイオリン 第1回 初レッスン 毎日5分でも練習 134/360

ごきげんよう、観世 (かんぜ) バタコです。

    ※トップの写真は、ネット経由でレンタルしたバイオリン到着時の
    梱包。
    ケースにプチプチ (緩衝材) を2重巻きにして
    緻密にガムテープで覆われてました。
    丁寧なのか、いや、箱に入ってないあたりは雑なのか?

思い立って、バイオリンレッスンを受けてみることにしました。
どうしてバイオリン?どうして今更?などについて書きだすと
長くなるのでそちらは別の回に譲ります。

今回はあえて「初のレッスンがどうだったか」のみに絞って
お伝えします。

ご近所で先生を見つけたのは「たまたま」

バイオリンについて「ゆるく」やりたいな、と考えていたところに
たまたま地元の「村・町の広報誌」のようなものに
「バイオリン教えます」広告が出ていたので

これだ!と、メールしました。
       ※タイミングと運命は信じるタイプです。
ちなみにメールの際は
「当方、子持ちの中年女性です。
昔ピアノを習わされて大っ嫌いだったので
ちっとも練習しようとしませんでした・・」
と、自分の音楽レベル (=ほとんどゼロ)  を正直に申告。

帰ってきたメールから早速お名前をググってみるとなんと、
教えて下さるという女性はかなり経験豊富なプロ。

両親も音楽関係者で、超・オーソドックスに
幼い頃からずっと楽器を習い続け
海外でも活躍していたという・・

なんで田舎町に越してきたの?多分、お子さんの為でしょうね。

どうせバレるんだし、ちゃんと言いました。
「あの~、ホント、すみません、私、初心者もいいところで
いい歳だからこの先プロになるとかいう見込みもないですし
完全に趣味ということで・・

ずいぶん立派なご経歴をお持ちなので
ハッキリ言って場違いだったかもと思ってます・・」

と、最初から風通しのいい関係を目指して
隠さず伝えました。

我が家が7歳と5歳の男児2名に対し
先生は9歳のお嬢さんが居て
旦那さんは多分少々年上で成人した子供が数名いるみたい。

ガイジン・バタコとしては、何回か書いてますが
「イギリスからほとんど外に出たことない」方よりはやはり
多少は異国人と触れ合った経験のある方の方が話が合うのは事実です。
   (先生は、アメリカに住んでたこともあるし
   演奏ではそれこそ世界中を巡ったらしいし
   日本人音楽家もたくさん知ってるんだそうです。)


先生との相性

なんだかだらだらと前置きを書いちゃいましたが
要するに「先生とはまずまず気が合いそうで、よかった!」ってコトです。

バタコがピアノがキライになった理由をこちらにながなが書きましたが
これ、ひとことで言い切ってしまうと
「先生との相性が合わなかった」だけなのかも。

いかにも才能のある子が好き!な語り口だったのを聞き逃さず
「このヒトからは習いたくない」
と、そういう気持ちになったってこと、ですね。

30年以上たってやっと言語化できたよ!

で、バイオリンの先生についても、あまり期待しすぎず
ま、お互いうまく行かなかったら、それはそれで別途考えましょ、
くらいの気分で向かったのですが

なんか、イイ感じでした!


バイオリンとお知り合いになれたレッスン

まず何よりも初めに言われたのが
「ワンちゃんが、おねだりしてるところを思い浮かべて」
「肩のチカラは抜いて両手をだら~んとして」
そういう脱力状態で弾くんだよ!と。

そして、弾いてる途中で肩がいかってたり首がガチガチになってたり
してるなっ!て気づいたら、練習はいったん、やめて!楽器、置いて!
とも言われました。

弓の持ち方、バイオリンの構え方について一通り教わった後で
「弓を持つ手がガチっとしてたらガチっとギぃッとした音が出るのよ」
とも言われてたので、

おぉ、と腑に落ちる感覚がありました。

身体を固くして不快な状態で弾いてても結局いい音、出ない、ってコトみたい。


そして、できればバイオリンはケースから出して
理想は壁にかけるところを作って、掛けておくんだそう。
それで、折に触れてちょっと時間があるときにさっと弾いてみる。
それくらいの気軽さ、頻度で、練習するんだって。

おぉ。

つまり、何を感じたかというと
バイオリン、いきものなんだね!って感覚です。

木でできてて、
何百年も前から基本的には変わらない型に沿って作られてて
実は科学的に、どうしてこの木の箱から大音量が出せるのか
良く解明されても居なくて

だけど数百年前から何万人もの人が弾いてきた
そういう楽器。

弓への力の入れ方や動かし方でいかようにも音が変わる
めちゃくちゃ個性的な楽器!
乗りこなすのは騎手次第!なサラブレッドみたいな?
ちゃんと信頼関係を築かないと始まらないよ、みたいな?

どんどん弾こう!

いいね、イイね!
この、たった40分程度のレッスンで、バタコはかきたてられました。

バイオリンが手元に届いて数日間
触るのも怖いし、手も付けてなかったんですけど
これでバイオリンさんとは自己紹介が住んでお知り合いになれた感じ。

それから、バイオリンって、一歩間違うと
「黒板にツメを立てるような」
「ガラスを針金でぎりぎりひっかくような」
嫌な音が出ちゃうシロモノだと思ってビビッてたのですが

やっぱりさっきの「馬と騎手」のように
乗り手次第なんだな
練習してお近づきになるしかないんだな

ビビッてても金輪際、いい音は出せないな
(どんどん触ろう!)

と、とてもモチベーション上がりました。



ちょこちょことスキマ時間で練習

これについてはまた別途ゆっくり書こうと思っているのですが
バイオリンについて「耳学問」といいますか
いろいろネットで情報を検索しまくっていたこの数か月で見つけた
オーストラリア在住の、(多分) 台湾系中国人の音大バイオリン科の二人組
EddyとBrettによる
大人気YouTubeチャンネル「Two Set Violins」の裏キャラ
(架空の) 天才バイオリニスト「一日40時間練習に費やす」という設定の
Ling Ling (リンリン) 氏。

この「日に40時間練習する」って部分については
正直「引いてた」トコロがあるんです。

(たとえ冗談でも) そんなにやんなきゃいけないものなのか~と。
もちろん、バイオリンのプロ奏者の世界は
とっても厳しいものなんでしょう、それは容易に想像つきますが・・

でも今回のレッスンで
little and often 短くてもいいからしょっちゅう触れている
という方向性を示してもらったことでずいぶん気が楽になりました。


ではまた、次回のレッスン以降もレポしたいと思います!



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■関連記事:第2回目のレッスンの様子はコチラから

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最後まで読んでいただいてありがとうございます!