今日のアウトテイク#24「個人書店とコワーキング ほか」【メンバーシップ特典】(2023-12-12)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

オールナイトの書店、ていいですね。いいと思わないですか?


#今日のBGM

#コワーキングマネージャー養成講座@オンライン(告知)

「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン+オプショナル現地オフライン補講」、第5期受講者募集中。

週一回のオンライン講義にオプションとして現地コワーキングでのリアル補講をミックスしたハイブリッド方式。

※受講お申込前のご相談もオンラインで受け付けています。希望の方は下記のサイトの「お問い合わせフォーム」からお申し込みください。

なお、一部の自治体ではこの種の講座の受講料を補助する制度があり、過去には福島県の補助金を活用して受講された方もおられますので、一度、地元自治体の問い合わせてみてください。

なお、「早割」は12月21日(木)23:59までです。興味ある方はお早めにこちらまで。

#今日のコトバ

私の後ろを歩くな。君を導くことはない。
私の前を歩くな。君に追従することはない。
ただ私のそばを歩き、私の友であれ。
(アルベール・カミュ)

“Don’t walk behind me; I may not lead. Don’t walk in front of me; I may not follow. Just walk beside me and be my friend.” - Albert Camus

Posted by Humanity & Peace on Saturday, December 9, 2023

#それをアルゴリズムという

noteで、フォロワー数が73なのに、いいねが181もつくということは、

・フォローはしていないけれど、たまたま読んだらよかったからいいねした
・いつも読んでるけど、あえてフォローはしていない

という人がいるってことかな?

もしそうだとすると、その読者の購読傾向をnoteがしっかりプロファイル出来ていて、その人の嗜好に合いそうな記事を流してるのが功を奏している、てことかな?アルゴリズム、てやつ。

ここらへんが判ると、noteの上手な使い方が見えてくるような気がする。という気がする。という。。

それはともかく、noteのトップページってゴジャゴジャしてて判りにくいよな〜。なんとかならんのかしら。

#深夜コワーキングVol.1 (告知)

今週土曜日は「深夜コワーキング」で仕事しよう。

23時〜翌朝30時まで、カフーツは普通にコワーキングします。

むっつり押し黙ってモニタを睨んでるかと思えば、狂ったようにキーボードを打ち出したり、「そういえば〜」「あ、そうそう」と突然話しはじめて盛り上がったり。

この流れに身を任せつつも、やることはやる。
それが心地よい。
夜食もご自由に。
やること終わった人から飲んでいいルールです。

夜型の人も、そうでない人も、ぜひご参加を。

#Amazonレビュー欄の使い方

時々、アマゾンのレビュー欄に、本の内容になんら関係のない書き込みをする人がいるけれど、あれはどういう了見なんだろう?
例えば、こういうの。

これ、たぶんだけど、中古本をお買いになって、届いて開封してみたら、案外きれいだった、ということかな?

それ、レビューでもなんでもないと思うのだけれど。

あ、違うね。一言お礼を言いたかった、それを書くのはここしかないし、ということやね。

「役に立った」かどうかは判らないけれど、コミュニケーションにはなってる。よかった、よかった。

#個人書店とコワーキング

本とコワーキングは、ぼくの活動テーマだが、この2つはかなり親和性が高いと思っている。

だいたい、どこのコワーキングでも、仕事や勉学に勤しむ利用者の役に立つ本があり(あるはず)、いわば図書館のような役割を担っている。つまりそれが、皆で価値を共有するシェアリングエコノミーのひとつの姿であり、コワーキングはそのための環境でもある。

一方、ご存知のように、年々、書店は減っている。ここを見ると、2022年までの14年間に、実に4,868店(!)もの書店が閉店している。そういえば、神戸でも大手は別として、家族経営的な町の本屋さんはどんどんなくなっていった。

そんな中、15日、奈良に新しいコンセプトの書店がオープンするという情報が。その名も「書院 SHOIN(しょいん)」。奈良らしいお名前。本体は啓林堂書店さん。

平たく言うとブックカフェのようだが、「本と過ごす場所」というコンセプトのもと、

世情に惑わされず、じっくりと本に向き合い、自然と思考を広げ、感情が鮮やかになることを大切に、そのきっかけとなるような場作りを目指す

とのことで、「籠」「書」「読」「囲」の4つの異なるタイプの席があるとか。「向き合う」というのが、いいですね。なかなか落ち着いて本を読む時間ってないものだし。カチっとスイッチ入れ替えて向き合いたい。

気になるのは、さてここで仕事はできるのか、ということだが、サイトを見る限り電源やWiFiを整備したワークスペース仕様にはなっていないみたい。残念。

でも、行ってみたい。コワーキングツアー奈良編を企画して、その中に盛り込もうかな。で、勝手に仕事して叱られたりして。(アホか)

ここは時間制の料金を払って入店、利用する仕組みだが、そうと聞いて、すぐに思い起こすのは「文喫」ですね。これは画期的だった。実はまだ行ったことないんだけど。(ないんかい)

ここは、日本最大手の出版取次の日本出版販売株式会社(略して、日販)の事業ブランドとして運営されている。見れば、つい昨日、12月11日(月)で開業5周年を迎えたらしい。おめでたい。

で、その5周年イベントとして、利用料金の割り引きだけでなく、毎日、ブックディレクターが変わる日替わりBook Barなど、いろんなメニューが用意されている

中でも、「お」と思ったのは、翌朝5:00までのオールナイト営業。うん?オールナイト?とくると、カフーツの深夜コワーキングを想起させるが、いや、マジで本とコワーキングというのは(繰り返すが)シンクロしやすいので、そこに「夜」という要素が絡んでもなんら不思議はない。むしろベストマッチと思っている。

なので、くだんの「深夜コワーキング」では、仕事はさておき、読書に耽っていただいても一向に構わない。それはあなたの自由。ご自身の使いたいように「深夜コワーキング」の時間を活用してほしい。

くどいように貼っておく。

ちなみに、広島県尾道市には、深夜23時〜翌3時まで営業する古本屋さんがある。その名も「弐拾dB」さん。それはここに書いた。

こんな感じ。

ここにおじゃまして、「夜型のナレッジワーカー」に絞ったコワーキングがあってもいいはずと思い、「深夜コワーキング」をやることになった。

で、話を戻すと、上記の店舗数は、大手取次のトーハンと日販の取引書店に限っていて、記事中にあるように、「出版社からの直接仕入れや小規模取次から書籍を仕入れる個人書店などは含まれていない」。←実はここがポイント。

ぼくはひとり出版社をやろうとしているのだが(2014年に『コワーキングマガジン』を発行する際にISBNを取得して刊行したので、すでにひとり出版社の端くれではあるが)、一方でここ数年、店主の志向・嗜好に沿ってある特定のジャンルの本を選書し、仕入れて販売する、いわゆる個人書店が各地に立ち上がっている。

上記の表にはそれが含まれていない、ということだが、これがなかなかいい存在感を持って本好きに迫ってきている。

出版社から取次を経て書店に、ほぼ自動的に膨大な種類の本が送られてきて店頭に並ぶ、従来の流通経路の場合、一定期間が設定されて返本(返品)が効くような契約形態になっている。いわゆる、再販制度だ。

これが経営上助かるように思えるが、結果、どこの書店も同じ本を置くことで、個性を失い、コモディティ化が進む。

加えて、頼んでもいない本が大量に送られてきて、その開梱・陳列・返本作業だけでヘトヘトになる。なので、ときには開梱もせずに送り返すということもあるらしい。まったくの無駄だが、出版社はとりあえず本を印刷して出荷することで資金繰りできるようになっている(らしい、おかしな話だけど)。

そうではなく、自動的ではなく、自分が売りたい本を選んで出版社から直接仕入れたり、小規模取次から仕入れる場合、ほとんど買い取り契約になり、それはつまり(売れ残った場合の)リスクになる。

リスクになるけれども、「この本は是が非でも読んでもらいたい」という書店主の熱い想いが店頭に、本棚に宿り、その空気を敏感に感じ取る本好きなお客さんたちが、その小規模店舗を支える。支えられているから、また読むに値する本がその書店から手に入る、という善循環が回りだす。

つまり、その書店にファンがついている、ということ。←ここ肝心。

そして個人書店が、まだその数は少ないものの、じわじわと存在感を増すようになっているのは、「店」ではなく「人」としてお客さんに接しているからに相違ない。

これ、ローカルコワーキングにも同じことが言える、と考えている。

スペース運営者とコワーカー(利用者)は相互に支え合う、補完し合う関係が理想なのだけれども、その前提として、まずそのスペース運営者の世界観、価値観をパブリックナラティブ(表明)することで(つまり、「選書」だ)、コワーカーにリーチし、そこに「共感」するコワーカーが利用するようになる。

以前、コワーキングも「一対一」の関係と書いたが、

その「共感」を呼ぶのは、スペース運営者自身が、利用者を「全体」で捉えるのではなく、個々の存在としてつながりを持つから。

人がマスでくくられた価値観に縛られて生活する時代が、そろそろ終わりかけているようにも思える。

そう考えるとローカルコワーキングは、働き方が大きく変わる中で、そんな世相や世情を如実に反映している、実に判りやすい場所かもしれない。

いや、きっとそうだろう。そう思う。

ということで、今日はこのへんで。

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