今日のアウトテイク#112(土曜無料版)「今日、3月9日はワーケーション記念日 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-03-09)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

8年前の今日だったのか。

#今日のBGM

#今日のコトバ

"自分自身を欺いてはならない。
そして、自分以上に欺きやすい人間はいない。"
(リチャード・ファインマン)

#御冥福をお祈りします

漫画家の鳥山明さんがお亡くなりになった。68歳。若い。
もう世界中がえらい騒ぎになってる。
一般のファンはもちろんのこと、フランスのマクロン大統領もTwitterで哀悼の意を表している。

ぼくはリアルタイムのファンではないけれど、 アラレちゃんのキャラクターづくりには唸ったな。それまでの漫画の域を超えていた。

で思った。作品を残すてのは大事だな。その人が亡くなっても、作品は残って後世に伝えられていく。伝承されることで次世代の人たちも追体験できる。それを共有することで、共同体を成す。

これは別に売れっ子の漫画家に限った話ではない。普通の人生を送ってきたどんな人にも、なにかあとに残すものがあるはずだ。

ぼくの場合は何を残せるのだろうか。 ちょっと考えてしまった。というか、そういうことを考える歳になった。

あとに残してもちゃんと意味の通じるもの。それを残したいと思う。

#20円はループする

今、ファミリーマートでパンを買うと、20円引きのクーポンがもらえる。知らずに買って、レシート要りませんと言ったら「クーポンついてますから」と説明されて知った。

で、後日またそのファミマでパンを買ったときに「そういえば」と思い出して、2個買ったので2枚、財布から出して使った。そしたら、また2枚くれた。なにこれ?

そうして20円のクーポンはループする。

ただし、3月18日まで。ループさせたい方は急げ。

#無音が安眠の秘訣

音楽が好きでほぼ1日中、カフーツでも家でも音楽聴いてる。聴くともなしに、流して、聴いている。

ジャンルはいろいろ。若い頃はフォークだロックだと自分でも演ってたけれど、聴く方は結構雑食系。

この「今日のアウトテイク」に「#今日のBGM」としてあげてるのは、まさにこれを書いてるときに流してる音楽がほとんど。書いてるぼくと読んでるあなたが、同じBGMを聴くことで、時間差はあるけれども、この場を共有したい、と思ったからで、15〜6年前のブログでもこんな事やってた。進歩がない。

で、思った。やっぱり自分はアコースティックギターの音が一番好きやな。元々、70年代フォークからギターの道に入ったから、その原体験は永遠に消えないのだろう。

最初の勤め先が楽器メーカーだったし、その後紆余曲折あった後、オンラインでアコースティックギターをオーダーメイドで受注するビジネスを始めたぐらいだから、余計刷り込まれてるのだと思う。

と言いつつ、これまで枕元でかけてたSpotifyの「安眠系」の音楽をやめてみたら、そんなものないほうがぐっすり眠れて、今までのは一体なんやってん、と思ってる。まあ、寝てるときに耳元で鳴ってたら、寝てるようで実は脳は起きてて音に反応してるはず。そら、休まらんわね。

なーんにも鳴らさないで、静かに横になる。無音が安眠の秘訣。

#今日、3月9日はワーケーション記念日

今日、3月9日は、ぼくにとってはちょっとした記念日だ。

今から8年前の2016年、淡路島の洲本にオープンしたコワーキングに招かれてお話しに行った。これがその時の様子を投稿したFacebook。

そこでの質疑応答の際、「こんな田舎町でコワーキングなんて利用する人がいるんでしょうか?」という質問が地元の人から出た。それは出るだろうと思っていた質問だった。

それに対する答えとしてぼくは、地元の人はもちろんだが、それに加えて淡路以外の土地から利用者を呼び込むことを提案した。それも海外から。それが、ワーケーションだった。

淡路島の魅力を直接世界に向けて発信する。それを見たリモートワーカーが飛行機に乗って日本にやってくる。大阪湾を横切って、彼らを関空まで船で迎えに行く(残念ながら、当時すでに、淡路島~関西国際空港航路は廃止になってたが)。

島に上陸したコワーカーを町ぐるみで迎え入れる。仕事はそのコワーキングで、宿は町内のホテルやゲストハウスで、食事も、温泉も、町にあるものを連携して対応する。いわゆるアルベルゴ・ディフーゾだ。

こういう動きを察知した日本のリモートワーカーが、次にやってくる。いわゆる黒船効果。こうして人が人を呼んで、地元利用者だけでなく、内と外がミックスされていくと賑やかになりますよ、と。

当然、会場はシーンとなり、「この人、何、言うてんの?」という感じで口をあんぐり開けてた。ぼくには彼らの頭の上の「???」が見えた。そもそも、その地にしばらく滞在してコワーキングを使う人種がいるなどとは、ほとんどの日本人が知らないころだから、口をアングリも無理もない。

それは皆さん、コワーキングスペースって単なる作業場だと思ってるからだ。そうではないのだが、だいたいそう思っている。

実はその前から海外のワーケーション事情はぼくの耳に入っていた。特に、バリ島でのその盛況ぶりは非常に刺激的だった。これを日本でもできないかと考えていた。

それを、初めて人前で話したのが、8年前の今日、この淡路だった。たぶん、ワーケーションというものを日本ではじめて紹介されたのはこの時ではないかと思う。

その一年後にこれを書いた。これは、かなりの読者を得た。

まあ、その淡路の時は、「あー、そういうことができたらいいね〜」というやんわり否定されて終わったのだけれど(予想してたけれど)、あの時から淡路でワーケーションをはじめてたらどうなっていたかな、と考えないでもない。

もちろん、途中にコロナ禍があって、維持継続には苦労が伴ったと思うが(事実、ぼくらも苦労した)、日本で最初にワーケーションの先鞭をつけたとなれば、相当な経験値を積んだことだったろうと思う。残念ながら、そうならなかったんだけど。

ただ、ここからはじまった有難いご縁がある。

このときのぼくの話を伝え聞いた人が、わざわざ徳島から神戸まで来られた。「そのワーケーションてのを詳しく聞きたい」と。それが、徳島県美馬市の柴田さんだ。

この人のことを書くとめちゃくちゃ長くなるので割愛するが、非常にアクティブな発想と行動力の人。過去に大阪でライブハウスを経営していた経験があり、海外へ演奏旅行に出かけたりした後、美馬市脇町でゲストハウスをはじめた。ぼくが知り合ったのをはそのちょっとあとだ。

そこを起点にさまざまな町づくりを実践していく。その文脈で「ワーケーション」にビビビと来たと思う。2016年の時点で。感度が非常にいい。そのあと、ぼくの企画運営するコワーキングツアーに何回も参加してくれたし、ぼくも何度かおじゃましている(あー、しばらく行ってない)。

実は今日も、スマホで撮影したショートムービーのフェスを脇町の脇町劇場(オデオン座)で開催していて、世界中の43カ国から約150本の応募があった中から約40本をこの2日間で上映する。

あ、こっちに紹介記事があったので貼っておく。

地方にはこういう面白いカツドウをする人が結構いる。こういう人たちとつながってると、人生が楽しくなる。マジで。でもそれも、自分がカツドウしてるから、つながるわけで。それは誰でもできる。やろうと思えば。

さて、それから8年経って、案の定というか、日本のワーケーションは曲解されまくっておかしな方向へ行き、あー、これ、なんか違うよなぁと気づいた人たちが少しずつ方向修正しようとしているところ(と言っとこう)。

ということで、今日はこのへんで。

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