今日のアウトテイク#125「コワーキングがイベントを開催する本当の意味」ほか【メンバーシップ特典】(2024-03-22)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

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進学、就職、人が新しい自分になるとき、町は賑やか。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"欺瞞が蔓延する時代において真実を語ることは、革命的な行為となるだろう。"
(ジョージ・オーウェル)

#頑張れ、新人さん

ファミマで新人研修してた。
今日が初日らしい。
コンビニの店員さんのすることって、結構多いと思う。
そこそこ大変な仕事だと思う。

以前、コンビニで働く東南アジア系のアルバイト店員さんのことを書いたが、日本語堪能で、客対応もそつがなく、あらゆるタスクを淡々とさばいていく、その姿にいつも感心する。

今日、研修受けてたのは日本の方だった。
先輩を見習って、頑張ってね。

#ナニゴトも、まず話しかけることから

コンビニつながり、というわけでもないが、今日こんなTweetを見た。

本が売れないと言われて久しいが、コンビニでの雑誌販売も振るわない。そのせいで大幅に売り場面積を縮小する店舗が続出する中、セブンイレブン天理成願寺店は、逆に単行本を売るコンビニとして話題になった。

どういう経緯でそうなったのかは、ここに詳しい。

で、そのTweetだが、自分たちのビジネスがどういうニーズに応えているのかは、ややもするとサービス提供側の一方的な思い込みで、案外、判っていなかったりする。

だから、会話、対話が大事。むっつり黙って手だけ動かしてては、こういう気付きは得られない。ここでも話しかけてみてそれが判った。すごく貴重なインサイト。

コワーキングも同じことですね。その利用者の目的は、課題は、なにか。話せば判る。判れば、それをサポートしてあげられる。だから、なるべく、いや、必ず話しかけよう。

ナニゴトも、まず話しかけることから。

#お役に立てずすみません

カフーツの電話が鳴った。またセールスかと思ってディスプレイを見たら「コウシュウデンワ」とある。今どき?公衆電話?と思ったが出てみた。

そしたら、VPNに2つのアカウントでログインしてしまって、何をどうしても動かない。もしかして、そういう場合どうしたらいいか、コワーキングなら教えてくれるかと思って、という話だった。14年弱、コワーキングを運営してきたが、こういうケースは初めてだ。

あいにく、そのサービス自体、どういうものか判らず、解決方法も知らないし、まして電話ではどうしようもないので、セキュリティ専門業者に問い合わせたらどうか、と提案して電話を切った。

コワーキング中になにかコンピュータに関わることにハマって右往左往しているときに、たまたま、その方面に詳しい人がいて、「あ、それはですね」とニコニコしながら手助けしてくれるというシーンは、よくある。それこそ、シェアの精神だが、今日のところはお世話できなかった。誠に申し訳なかった。

#GOING MY WAY

何も焦ることはない。
自分がこれでいいと思うように。
ゆっくり、じっくり、丁寧にやれ。
見る人は見てるから。
待ってくれるだけ意味があると信じて。
ゴーイング・マイ・ウェイ。

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「離れているものを結ぶのが編集という仕事」
「コワーキングがイベントを開催する本当の意味」

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#離れているものを結ぶのが編集という仕事

昨日、「一億総表現者時代の本づくりの着眼点とは?」と題する講座(というか講演)に参加してきた。

講師はダイヤモンド社の今野良介氏。このところ、連続ヒットを飛ばしている、というか、着眼点がとてもいい本を連発している敏腕編集者だ。

参加者の大半は本を書きたい人だったが、ぼくは、ひとり出版社としてやっていく上で、企画、編集、のところでなにか参考になればと思って参加した。

いろいろノートした中から、いくつか転記する。

・(著者探しをどうしているかという質問に対して)
SNSを見てるとみんなが書いてるものは流れていくけれども、みんなと違うことを書いてる人は、逆に光ってて目立つ。

・まず自分が面白いかどうか。外にあるマーケットに合わせるのは後でやる。

・同じような本は要らない(作らない)。

・著者がスランプに陥ったら「なんで書けないのか」を共有する。究極、編集者の仕事は、待つこと。

・ノウハウ化しているのを書いてきたら、すぐバレる。

・文体は生き方に近い。

・著者の独自性はマーケットの中ではなくて、書いているものの中にある。

・(Youtuberが動画制作を教えるような)
30点の人が3点の人を教えることが多いが、それは30点しか到達しない。つまり、今は極めていなくても教えられる業界というのがある。

・文章はコミュニケーションツールなので裸の王様になってはいけない。

・離れているものを結ぶのが編集という仕事。全然関係のないものを組み合わせて、面白いものになって、かつ、売れたらウレシイ。

・深ーく考えていくと何かとつながる。

・毎日、息をするように書くこと。それも考えながら。一日、一個、考えながら書く。

・独り言を言い続けている。Twitterは自分の考えを自分で知る方法。

・Twitterの反応を見て、もっといい表現はないか、とラインを上げていく。

と、ツラツラ書いてきたが、これ、どんな仕事でも通用することだなと思った。

「離れているものを結ぶのが編集という仕事」というのは、企画・編集する身からすると確かにそうなのだが、考えてみれば、そういう組合わせによってこれまでになかったものを生み出したりすることが世の中にはごまんとある。むしろ、ゼロから生み出されたものなど、ない。

一方、「文体は生き方に近い」というのは、なるほど、と。人が書くものって、畢竟、その人そのものだ。そして、「毎日、一個、考えながら書く」は、この「今日のアウトテイク」がまさしくそれだ。

しかし、この講座の受講料が500円って、どういうことなんでしょね。

#コワーキングがイベントを開催する本当の意味

noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」で月一回開催しているトークセッション、今月のテーマは「コワーキングにおけるイベント開催について」だった。

日頃からイベントの企画と開催を実践しているメンバーと、イベント開催の意味、目的について意見交換した。

意見が一致したのは、イベントはもちろんスペースの収益源としても大事なことだが、ただ単なる催し物ではなく、そこには参加する人たちをつなげる役目があるということ。ここを意識するのとしないのとでは、コワーキングとしての効果がぜんぜん違うものになる。

利用者のニーズを拾い上げ、共通の関心事を持つ者同士をつなげ、かつ、各自の活動に役立つ情報や技能や知見を共有する。それがまた新しい活動のきっかけになり、協働関係を結ぶことにもなる。コワーキングが人と人をつなげコトを起こす場である限り、イベントは非常に重要な役目を担っている。

ただし、イベントをすることが目的化して、コワーキングで人をつなげるはずだったのが、大した交流のシーンもなく単なるイベント会場化する危険性も実は孕んでいる。かく言うぼくも、毎週一回開催することに躍起になるあまりその罠にハマり込むという失敗を経験している。それでは本末転倒だ。

なお、関西圏のコワーキングスペースの運営者が月一回、他のコワーキングを訪問して交流する「Coworking-Day 2024」というイベントが継続開催中だ。

スペース同士が連携することでコワーキング文化が広まることが狙いだが、ぼくのコワーキングツアーと同じ発想。次回は4月6日の、泉佐野の「.COMMUNE」さんで開催される。
詳しくはこちらを。

都合の合う方はぜひ参加されたし。

ということで、今日はこのへんで。

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