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ブログジェリーマガジン

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日本で一番最初にオープンしたコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸〜」で、毎週水曜日に開催されているブログを書いてコンテンツマーケティングを学ぶ会、「Blog Jelly(ブ… もっと読む
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#ローカルコワーキング

ローカルのスモールビジネスをハイブリッドに支援するための3つの言葉〜小さなコワーキングの作り方#1

※この記事は2022年3月27日に公開されたものです。 米、インディアナポリスのローカルコワーキング ちょっと前のこの記事が目を引いた。 Humility, collaboration, and growth at Refinery46 紹介されているのはアメリカ、インディアナポリスのコワーキング、「Refinery46」。 インディアナポリスってどこだと思って調べたら、いわゆる中西部のインディアナ州最大の町で、人口は887,642人(2020年)らしい。中西部では

コワーキングのイベントは単なる日銭稼ぎではなく、もっと重大な意味と価値を秘めているという話

先日、ぼくの主宰しているローカルコワーキングの学びと部活動「コワーキングLAB」のオンラインイベントで話題に出たのが、「コワーキングでのイベントの企画、開催について」でした。その内容はビデオに収めて会員限定で公開されていますが、一部加筆・編集して、ここに転載しておきます。 イベント対応に疲れ切っているのに収益が上がらないというジレンマ 発端は、メンバーのあるコワーキング主宰者が「イベントが多すぎて、その対応に追われて自分のしたい仕事も手につかない」という話からでした。以下

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コワーキングはただの作業場ではない〜2005年頃に提唱された「コワーキングの5大価値」を解説付きで紹介する

※この記事は、2022年2月19日に公開されたものの再録です。 コワーキングはただの「作業場」ではありません。そう思っている人もいますが残念な誤解です。誤解しているぶん、損しています。ひとりで作業するだけではなくて、ま、そういう時間も確かにあるけれども、それよりも誰かとつながることでいろんなことができる、そういうプラットフォームです。 そのコワーキングには提供すべき5つの価値があります。 そもそもコワーキングとはなにか? コワーキングとは、 を、言います。 その昔

ローカルコワーキングの8つのテーマを表す「コワーキング曼荼羅」とは何か?

※この記事は、2022年2月19日に公開されたものの再録です。 コワーキングツアーで気づいたこと ぼくは2016年から断続的に、全国の(特に地方都市の)コワーキングスペースを訪ねる活動「コワーキングツアー」を開催しています。ここ2年はコロナのせいであまり動けていませんが、2021年12月現在で、これまで18の県、100ヶ所のコワーキングスペースにおじゃましました。 行った先々でイベントに参加したり、あるいは我々が開催したり、地元のコワーカーと交流することで参加者のネット

カフーツ伊藤のカブト虫の紐日誌#2:その地の「ヒトとコトまとめサイト」が、案外、ない。

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【長編】コワーキングツアーVol.20沖縄やんばる編はてんこ盛りの5日間だった〜コワーケーションとブログジェリーとBeyond the Coworkingとスキルシェアとシャルソンと〜

※この記事は、2021年12月12日に公開されたものの再録です。 去る11月23日〜28日に、沖縄大宜味村のコワーキング「SEASIDE OFFICE」さんを拠点にコワーキングツアーVol.20を開催してきました。 今回は那覇から名護を経て何ヶ所かおじゃましつつ北上し、大宜味村では地元の人と県外から来た人とでスキルシェアしよう、ついでに次世代のコワーキングを考えるイベント「Beyond the Coworking Vol.16」もやり、シャルソンもしてブログ書こう、という

寒いと思ってたオホーツクはヒトが熱かった〜愛すべき町で環境と技術を楽しんで豊かに暮らすためにコワーキングが果たせること

※この記事は、2021年11月1日に公開されたものの再録です。 去る10月22日、北海道経済産業局からオファーをいただいて、北見市の「サテライトオフィス北見」さんで「コワーキングの本質とオホーツクでの可能性」と題して講演させていただいた。 ちなみに、北見市はここ。札幌からクルマで4時間ほどの道東、オホーツク。2月には流氷がやって来るが、夏は35度になることもあるんだそう。 今回、北海道経済産業局が北見市と連携して、地域の魅力を全国に発信し、関係人口創出・拡大を目指すトッ

「隠れワーケーター」の存在は個人が自律的にワーケーションする時代の幕開け

※このブログは、ブログジェリーVol.99において、ローカルコワーキングのための学びと部活動「コワーキングLAB」の会員限定で配信されているニュースレターから一部加筆して転載しました。 ***** さて、緊急事態宣言もいったん終了し、街にも少し活気が戻ってきた観がありますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか? そんな中、ワーケーション(騒動)も移動の自粛ムードに押されてか、なんとなく尻すぼみという感じもしますが、個人的には早晩、企業主導の「日本型ワーケーション」が廃れて

【Reprise】世界コワーキング・デイにCoworkingが始まった日のことを、あらためて。

※この記事は、「世界コワーキングデイ(International Coworking Day)」にちなんで2015年8月11日にMediumに書いたブログに、一部、イントロを加筆して再掲しています。 上記のブログを書いたのが5年前。その時点で世界のCoworkingは生まれてから10年が経ち、「世界コワーキングデイ」は5年目。今年、つまり、今日が10年目だ。 この10年の間に、日本のコワーキングもずいぶん変わった。まず、コワーキングスペース数が増え、利用者(コワーカー)も

走り書き:2020年日本のコワーキング予測#1「郊外型コワーキング」

地方都市にもコワーキングが続々と開設されて行くのと並行して、都市圏を取り巻く郊外の住宅街の中に、例えば学習塾やピアノ教室があるように、一軒家の住宅を利用したコワーキングができ、そのフランチャイズモデルが現れる。 そのコワーキングと徒歩圏内に居住していて育児しながら仕事する世代には受け入れられるだろうし、企業もそういうリモートワーク環境を採用することで社員の満足度を上げられる。 かつては、これを自宅勤務であるテレワークで対応しようとしていたが、他者や世間との隔絶感を解消する