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ちょっと久しぶりに悪夢を見て考えた。~戻ってきて欲しくない人、モノがそこに・・!~

5年くらい前まで、私は本当によく悪夢を見ていた。仕事や日常生活のちょっと嫌な夢よりも重い夢。殺される夢は何度も見た。うなされて夜中に起きて、怖さで目を閉じられないことも何度もあった。その頃の生活にいよいよ耐えられなくなり、ストレスを自覚して、思考と行動を変えて、未来ある自分になってからは、随分と悪夢の頻度は減った。そしてたまに見ても、あー久しぶりに見たなー、くらいで、気にしないようにしている。色々なフラッシュバックでいちいち落ち込んでいたら、前に進む速度が落ちてしまう。

その頃の悪夢よりは随分軽いが、先日こんな二つの夢を見た。

一つ目は、別れた旦那が最近一緒に住んでいた彼女と別れて、家に戻ってきてそこにいる。しかも彼は私が戻ってきて欲しかったと勘違いしている様子。私はせっかく手に入れた今の生活を壊してほしくない。また勘違いしている旦那が怖くて、”私はあなたを待っていない!”と分かりやすく伝わる言葉を必死に探して彼に訴え、追い出そうと懸命になっている夢。

二つ目は、こちらはおまけのような夢だが、壊れたのをきっかけに家電話を捨てて、スマホのみの生活にしていたはずなのに、家電話が鳴り慌てて出ている夢。子供の頃は吃音で電話に出るのが怖かったし、大人になっても電話のコール音で心臓がいちいちビクっとしていたので、夢の中で”なぜ?”という思いで一杯だった。

夢の間に苦しくなって目を覚ますと、まだ起きていた娘二人の話し声が聞こえて安心した。ちゃんと今現在の生活であることも確認できて安心した。

ホラーのような怖い夢とは違うが、こういう夢は精神的にすごく疲れる。疲れついでに意味するところを考えてみようと思った。一つは率直に、要らないものは要らない、離れたら戻ってきてほしくないのだ。もう一つ、子供の頃からの人間関係で、気分が良くない場面には共通点があった。

小中学校では同級生に誘われた時、その頃の私は予定がなければ断ってはいけないと思い、遊んだり出掛けたものの、結局気分が乗らないまま終わったことが何度もあった。

高校一年では少し仲良くなった子の発言にうんざりして、離れて欲しかったがなかなか伝わる気配がなく、ある日突然私が一人で行動するという分かりやすい態度に出て離れてもらったことがあった。

大学の時は、私が一人暮らしする家でその日の食事を作って一緒に食べたいという女の子が居たので、作ってもらって食べていたらその子が、「玲~、ご飯作ってもらって幸せでしょ、また作らせてね~」と言う。確かに作ってもらったのはありがたいが、私には刺激のない子だったので退屈で、最初で最後にしたいと思っていた。

大人になってからは、ママ友というほどではないが、一度遊びに来てもらって、少しは楽しいが退屈なので私としては最初で最後にしたくて、その後誘われた時に何とか理由を付けて断り、疎遠に持って行った人がいた。

ある男性にはお世話になったお礼を外食をごちそうしただけなのに、ちょっと勘違い気味の雰囲気が見えたので、これはダメだと思い、私の理想の生活や男性を思い描いて語るふりをして、あなたに興味がないという事を分かりやすく伝えた。

その他にも沢山あるが、これらの経験をするたびに私は考えた。私は退屈なのに相手はそう思わないのか、なぜ誘ってくるのか、人々は鈍感なのか。思っているだけでは全く伝わらないという事なのか。

これらを総合して考えると、つまり私は相当面白かったり刺激を受けられる相手でなければ人と居るのが疲れるし退屈になってしまう。何よりも一人で過ごすのが好き、そして執着されるのが嫌いだ。それを自覚できなかった、あるいは断るのは悪いという変な常識の洗脳があったのか、明確に態度に出したり、誘いを断るという文化がかつての私にはなかった。そういう思いの積み重ねで、このような夢が出てきたのではないかと思う。

物や習慣もそうだ。知らずにストレスになっていることを、もっと早くに手放せたのに、自覚するのに随分時間をかけてきた。

今現在は、仕事、読書、投資、note、学習、娘達と話すこと、面白い動画を見ること(?)で、私の生活には退屈な時間を過ごすスキがない。というか今の私には、選択して意思表示をするという文化がある。それを大切にするよう、確認の夢だったのかもしれない。

もちろん今までの人生で、話をして刺激を受けたり、面白い人との出会いもそれなりにあった。退屈な時間は避けたいが、面白い出会いを察知できるよう、心は開いていたいと思う。

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