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私自身の話~自分を解放するために考えてきたこと~

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外向性が演じられる内向型人間で、HSPと少しのサイコパス的要素を持つであろう自分の考えや経験。何よりも自由を得るために、自分の価値観で生きていきたいという思い。
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2019年8月の記事一覧

レールに乗った人生〜クソの役には立っていた〜

私の辿ってきた道を簡単に言えば、レールに乗った人生である。小、中、高卒業し、浪人せず薬学部に入り、留年せず卒業し、薬剤師国家試験も1回で合格した。しかし、数年前まではそういう自分を認めながらも、自己否定も強く不安定だった。 子供の頃は集団生活に居心地の悪さを強く感じながらも、何とか順応するよう自分に言い聞かせて学校に通ってきた。6歳下の弟は小学校高学年から不登校になった。彼は大人の世界の様々な矛盾に気付き、目覚めるのが早かったタイプだ。私は弟が感じていることに同感しながらも

人と輪になって向かい合うと逃げ出したくなる~自分の内向性を理解すれば全然問題ない~

私は人の顔を見たり、人の声を聞くのが好きではない。もちろん完全に人から遮断されたら、それは不安だし寂しいというのは想像できるが。そもそも小学校から大学まで、人の話し声や人の動きで頭の中がグルグルすることが多かった。運動会や何々大会のような、みんなで何かをしましょうみたいなのは、ホント勘弁して欲しかった。キャンプファイヤーみたいに輪になるのも居心地が悪い。しかし授業中静かなら、自分と黒板と先生に集中して勉強を理解するのは面白いと感じた。学校が授業のみだったら、どんなに良かっただ

料理なんかしたくないと認めたら収入が上がった~優等生の私サヨナラ~

たぶん私は料理は普通には出来ると思う。特別凝った料理でなければ。しかし、できる事としなければならない事は別だと分かった。 結婚して自分の料理を喜んでもらえるのが嬉しくて、始めは楽しく作っていた。しかし何でも義務感でムキになってしまうのが、私の要らない優等生意識と、自分の首絞めだ。 売っているおかずでバランスの良いものは値段が張る。売っている安いおかずで、ボリュームあるのは揚げ物だ。たまにお弁当を買っても何か不経済な気がする。安く、ある程度バランス良く、となると手作りしかな

してもらってるのに疲れを感じたら、それは自分がお膳立てしている

夫婦の家事分担や子供の手伝いなど、分担してるはずなのに、疲れを感じる人がいるのではないかと思う。私は大いにあった。 例えば夫に食器洗いをやってもらったところで、キッチンの管理を自分がしている場合"夫が洗い終わったらあれをしておこう"など意識が離れない。また相手が"やっつけ仕事してるな"と感じると、こちらがお膳立てして"家事をやる夫"を演出してる感覚になる。それに気付くと余計に疲れるので、私がする。そして夫の仕事は風呂洗いくらいになる。 私の誕生日にカレーを作ってもらった時

涙のツボ~普段泣かない人でも、何でー?っていうところで涙って出てくるよね~

私はなかなか涙が出てこない。感情の起伏自体はすごくあると思うのだが。夫にも結婚当初から”泣かない女”と言われていた。それまで男女の喧嘩において、女が泣いて話が出来なくなってしまう事にうんざりしていた夫は、泣かない私を歓迎してくれた。しかしの当の夫は感動して泣きたい人だったので、彼はそういう場面をよく探していた。 とは言え私も何か動かされた時、思いがけず涙が出ることはあった。 自尊心が強いので、子供の頃は人に注意されると目に涙を溜めていた。全くもって理不尽なことをクラスメイ