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1月_季節の野菜デッサン教室

雪になりそうな日曜日、第一回「季節の野菜デッサン教室」を開催。なかなか自由な楽しみが少ない中、ちょっとでも好きなことをする時間を過ごしてもらえたらと思いながらの開催です。

1.1月の野菜

野菜は地元で採れた野菜を扱うお店で用意。野菜を選ぶ時はなるべく葉っぱや根っこも付いた「丸ごと」状態の野菜を選びます。そのほうが鮮度や生き物らしさがでやすいです。

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菊芋(きくいも)
土器のカケラみたいな独特な形がおもしろく、ごつごつした質感は初めての人でも描きやすい。

紫大根
冬の野菜といえば大根ですが、大きな大根は描くのに時間がかかるので今回は小さい大根で。葉と根の質感の差を出すのがポイント。

筍芋(たけのこいも)
なにこれ?と思ってセレクト。筍という名前ですが筍の味はしないそう。どーんとインパクトのある絵になりそう。

いちご
ツヤツヤといい香りのいちごは、描いてて楽しいです。が、この中で一番描くのがむずかしい!つぶつぶ部分は構造が複雑で光をとらえにくい。


2.参加者

今回参加された方は、数年前に私が制作したチラシの絵が気になっていたとのこと。チラシをきっかけに、野菜を学ぶワークショップにも参加されていたそうで嬉しいです。

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3.デッサンスタート

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まずは練習から。道具の使い方や鉛筆で濃淡をつける練習をしてもらいました。デッサンは学生の頃以来とのことでしたが、あまり迷いなく手が動いているように思いました。久しぶりに鉛筆を削ったりも楽しみながらやってもらいました。
※道具の説明などはこちら

今日描く野菜は紫大根に。自分が描きたいと思ったものを選ぶことが大事だと思います。

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光の方向や葉っぱの構造はどうなってるのかを確認しながら描いていきます。基本の構造を頭にいれておくと、ぐにゃぐにゃしたものでも形がつかみやすいです。

実際の大根をよく見て丁寧に描かれています。ちょっとはみ出すように置かれたレイアウトもおしゃれです!

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描く時間は決まっているので力を入れるところ、力を抜くところを調整しながら、完成に向かいます。

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休憩をはさみながら集中した時間が流れます。


4.講評

時間ギリギリまで仕上げて、完成です!

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▲Uさん「紫大根」
葉っぱのぐいっとした動きがかっこいいレイアウト!大根のみずみずしさも感じます。葉脈が難しかったと思いますが丁寧に見てますね。ポイントになる葉と根の境目を重点的に描いてるのも効いてます。余白の使い方もきれい◎


5.おわりに

Uさんが楽しそうに描かれている様子を見て、こちらのほうが嬉しくなりました。ご参加ありがとうございました。改良しながら無理なく続けていけたらと思います。来月も楽しみです!

描いたあとの大根はお持ち帰りいただきました。(オマケにいちごも)美味しく食べられますように。



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