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えんぴつ植物園(展示&ワークショップ)

2024年3月23日(土)、24日(日)東京渋谷にある「ふれあい植物センター」で展示とワークショップを行いました。植物に囲まれた中でのワークショップ、どんな方が参加くださるのかも楽しみです!


1.野菜の説明

最初に植物園の方が野菜の説明をしてくださいました。有機栽培で作られた根菜はゆっくり成長するので表面が年輪のようにガタガタしているそうです。作られてる様子や作り手が見える野菜は描いていて楽しいです。今回は土のついたにんじん、ねぎ、ちぢみほうれん草、種芋用のじゃがいもなどを用意いただきました。

2.まずは練習から

普段あまりえんぴつを使うことがない方も多いので道具にさわるところから始めます。手を動かしてグラデーションを作ったり消しゴムの使い方を練習。観察するときは「野菜の個性を見る」のがポイント。

3.デッサンスタート

台紙となる紙の上に野菜を置いてレイアウトを決めていきます。

野菜全体を描こうとせず、自分が一番かっこいいと思う部分を集中的に描きます。ポイントをおさえて描き込むとぐっと絵が前に出てくる感じがあります。

野菜は実寸で描く(縮小拡大すると余計にむずかしいので)
スティック型の消しゴムも使って
どんどんイキイキしてきました!
こちらはちぢみほうれん草。1葉だけを集中して描く。
丁寧によく見て描かれています!

自分であっと思ったんですが、凸凹部分を描く時は「山ではなくて谷を描くイメージ」です。谷を描いていけば自然と山が見えてくる。光ではなく影を描くイメージ伝わりますか。。?

余白の残し方もきれい

3.完成

2つとも飾りたくなります。。

(左)ちぢみほうれん草:でこぼこの葉っぱとみずみずしい茎の部分のコントラストがきれいです。手前を丁寧に描き込むことでぐっと前に出てくる感じがあります。輪郭だけ残した葉先もおしゃれだなと思います!

(右)ねぎ:自由奔放な根の動きがかっこいい!透けそうに薄い表面の皮の質感も伝わってきます。水分たっぷりのねぎですき焼きにしたら美味しそうです。

前日にスタッフの方が描かれたものもご紹介。その人らしさが出ていて魅力的です。

ネギの水分がぐんぐん葉先まで届く様子が伝わります。サインもかっこいい!
種芋の怪しげな感じがいい!シワシワになった表面と異物感のある芽のメリハリが効いています。

4.おわりに(展示の様子)

渋谷と植物の組み合わせがおもしろく、人や植物も魅力的な植物園でのワークショップでした。展示の様子はこちら

ふれあい植物センターInstagramより

「3時間があっという間でした!」という感想をいただきほっとしました。ワークショップ中、うまく説明できないところを私が代わりにちょっと描かせてもらいましたが、その様子まで楽しまれているようでした。絵を描くって楽しいなと思ってもらえたら嬉しいです。

植物達といっしょに絵を展示をする機会にも恵まれ、企画くださったみなさんに感謝です。貴重な機会をありがとうございました!



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