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臨床診断学 診察 胸部編

診察項目

おおよそこの順番に行っていく

外頚静脈の診察→息をこらえると怒張
頚動脈聴診→下顎角直下2cm
頚動脈触診→示指、中指用いる 一側ずつ行う 聴診で雑音あれば行わない
胸骨角、剣状突起特定
皮膚所見確認
胸郭確認
鎖骨上窩、肋間の吸気時陥凹
胸壁運動左右差確認
心尖拍動診察→示指、中指、環指で行う
胸壁拍動診察→手掌近位部で行う
振戦確認→手掌遠位部で行う
肺動脈弁領域、大動脈弁領域、三尖弁領域、心尖部聴診→膜型で行う(心尖部のみベル型でも)
Ⅲ音、Ⅳ音聴診→左側臥位で行う
肺打診→左右差を確認していく 8か所以上 肺尖部(鎖骨付近)まで行うこと
肺聴診→左右差を確認していく 吸気、呼気ともに確認

座位では上記に加え背部も診察する
隆椎と肩甲下角診察→首前屈で見えやすくなる
皮膚所見確認
胸郭確認
胸壁運動確認
吸気時陥凹確認
全体打診→左右差を確認していく 下部まで行う
肺打診→左右差を確認していく 清音と濁音の境界を探す
肺聴診→吸気、呼気ともに確認 8か所以上行う

聴診器の使い方

ベル型→低音域、Ⅲ音、Ⅳ音 軽く当てる
膜型→しっかり押し付ける

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