校長先生との会話で、チーム富山を強烈に意識させてもらった話

こんばんは、金谷です。
面白い話があったので、おもむろに、徒然なるままに。

今度、LXDESIGNが監修させていただいて、
富山県内の小学校4年生の社会で、IoT農業をドローンプログラミングを入れて研究授業を行う。

その件で、一緒に進めている授業する教員(僕の大学時代から応援してる後輩)が今日、申し訳なさそうに電話をくれた。
話を聞くと、その学校の校長先生が、
1企業の宣伝になるようだったらメディアに来てもらうのはちょっときついよなあ。。。と言っている、と。

これを聞いた時に、あくまでこの校長先生は”校長先生”としての仕事"っぽいこと"をしたつもりであって、
地域をどうするか、富山の教育業界をどうするか、の経営視点とかゴールの共有が(残念ながらそれが普通なのかもしれないけど)全くないことにぶっ飛んだ。

僕からすると、LXDESIGNの企業としての1露出にはあんまり意味がなくて、
『富山でそんな最先端の取り組みをやってるなんて、さすが教育立県ね!!』と全国から富山が認識されることが重要。
そんな富山だからこそ、学校を見に行きたいと遊びに来てもらえるとか、『子育てをするにはいいところよね〜』と言われる、とか、
次の展開に繋がるわけで、そこに僕たちの会社の広告価値がいくらだとか、そんなことを1秒も考えてない。
(や、さすがに1秒くらいは考えたか)

僕たちはチーム富山であり、チーム教育業界。
もちろん、会社としての事業とかも考えないと潰れるし、やるべきこともあるんだけど、
そんなことに頭を使っている場合じゃないという気がすることが多い。

そんなんだから新米経営者は!と先輩方に怒られそうだが、
今の20代のスタンス?カルチャーって、もしかしたらそうなのかもしれない、と、
ゼミ生たちとプロジェクトをやっていても思う。

この前からよくSDGsの話をしてるけど、
僕たちはソーシャルグッドはクールという価値観だし、社会をよくするために事業をやっている。
また、よくわからないものWelcomeであって、仕組みが出来上がっているものにあんまり興味はなかったりする。
そのため、SDGsをボードゲームで学びましょう、と言われると、
一見、今更?という気持ちになって見ていたが、どうやら共通言語化のための取り組みだと聞いて、それは素晴らしいなと合点がいった。
もっと言うと、SDGs観点では僕たちLXDESIGNの活動は4,9,11の観点で意義深いととても褒めていただいたし、これを一般の人にも価値を分かりやすくするのがSDGsの活動だと言うことのようである。たしかに、僕たちも学級担任時代には理科の電気の勉強をするのにカードやキットを用意していたくらい、概念理解には有効だと分かっている。

共通言語化のための取り組みをもう少し補足すると、
例えば、野球部の男の子がいた時に、体育の授業で野球をするのは正直あまり面白くない。余談だけど、そこで、野球をよく分かってなさそうな担任の先生に、『おまえ、それは腕をもっと柔らかく使ったほうがいいぞ』などと言われた日には興醒めの極み。
それで、そんな体育の授業を経たことで、例えば、夏の大会を見に来てくれるクラスメイトが増えたり、あのタッチアップはすごかったね!!などという同級生が出てきたりと、共通言語や理解度が増えると、もっと一緒に盛り上がれるようになる。それが共通言語の価値であり、それを理解した時に、『野球部だと普段、こんな練習をしててね、、、』と野球部ボーイたちもクラスメイトに話す意味を見出し始める、そんな感じ。

なので、僕たちのやってる事業を、『そんな儲からなさそうなことやって、何をやってるんだか』と昔々、小言を言ってきた視座低めマウンティングおじさんという人が富山県の南砺市というところにいたのだけど、
よくよく聞くと、AmazonやGoogleといった近年のビッグデータビジネスを1mmも理解できていない上に、ソーシャルグッドなムーブメントの概念を理解できていなかった。なので、SDGsはそのおじさんにこそ必要なのかもしれない。

もっとも、必要な人ほどやらないというのが世の常。
足が速い人ほどよく走るし、きれいな人ほどきれいでいることに敏感。
仕事ができる人ほど、圧倒的にハマっていて、めちゃ仕事する。
本質的には、好きこそものの上手なれ、とも言うと思う。
となると、先のマウンティングおじさんはきっとSDGsにたどり着くこともないのだろうなとは思う。

話は逸れたし、また南砺のマウンティングおじさんが僕の周辺で有名になってしまうなあと反省しながら、チーム富山、チーム教育業界として、
今日も頑張ろうと思う。

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