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書籍レビュー:もったいない患者対応

今回は山本健人先生の「もったいない患者対応」を読みましたのでご紹介します。

・どんな本・どんな人におすすめ?
外来を始めたての先生はもちろんですが、「説明が苦手でどう勉強したらいいですか?」なんて聞かれた時に後輩に勧められる一冊です。
どうなったら早めに受診したほうがいいか、術前のリスク説明、どうやって家族も含めてうまく伝えるかなど、明日からすぐに使えるtipsが満載です。

・本を手に取ったきっかけは?
タイトルに惹かれました。笑
でも、ちょっとしたコツを知っているだけで患者さんが安心できるなら、「もったいない」ですよね?

・何を学んだ?
病状説明の際に「最初に目次を伝える」というコツが紹介されていました。
これはとても便利で、私の場合は放射線治療の説明の際は以下のような目次を伝えています。
・治療の方法と効果
・副作用について
・日程の相談
こうすると患者さんの頭の中にも目次ができて、話の整理がしやすいです。医療者も次の話に移りますねと言って、外来のタイムマネジメントもしやかったり、最後に外来のまとめをする時にも有用です。

・まとめ
明日からできる患者さんが安心できたり、わかりやすく説明するためのコツが詰まった本をご紹介しました。


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