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新潟大喜利会「みのり」への道のり

 新潟駅の改札を出て何口だかの階段を降りると工事中かなんかで通路が2手に分かれていた。初めて来るのでよくわからず簡易的な順路図みたいな小さい立て看板を見てもわかる気がしなくて賭けで左を選んでパーテーションで仕切られた道の通りに進んでいくとバスターミナルに出て、そこからは人の流れに沿ってまっすぐ歩いていくとあの教科書に出てきた日本一長い川?の信濃川にかかる橋が見えた。僕は橋恐怖症なので、引き返した。吊り橋恐怖症、いわゆる高所恐怖症といったものとは全く違い、また水難事故で川にトラウマがあるとかでもない。ぐらぐらした橋でもしっかりがっしりとした橋でも橋という橋の上を歩いているときに身長が20-30センチ幅で伸びたり縮んだり伸びたり縮んだりする感覚になるのである。その伸び縮みが一定のリズミカルならまだしも、不安定な不規則なリズムなのである。すると車酔いどころの騒ぎじゃないほどキショイ気持ちになる。想像してみてほしい。自分の視点が20-30センチ幅でフリーフォール、そうフリーフォール!C級遊園地にあるような高さを設計する度胸がないので最大2メートルくらいの高さから不規則的な上下運動をするニセフリーフォール、アマチュアフリーフォール、フリーなのにアマチュアでエントリーしてるようなアトラクションに乗っていないのに乗っているようなまさにあの感じ、キショイキショイキショイ!

 だから僕は橋が見えた途端に引き返して、さっきの分岐点まで戻り、右を選んですんすん進んだ。すると黒いゼルダの伝説 時のオカリナにたびたび出てくる黒丸⚫️を書いただけで穴だと言い張っている穴🕳️に自らヨッと両足小ジャンプで飲み込まれていき、30分ほど薄暗い地下トンネル直線に歩いて突き当たりのハシゴをのぼっていくと頭上に床下収納の上開き扉のようなものがあり、それをガッと上に押し開けて顔を出してキョロキョロ覗くとそこは美術館だった。新潟市美術館というところらしいGoogleマップで調べると。信濃川を挟んで新潟駅とは反対側、日本海側。

 新潟市美術館を出てなんとか橋を渡ってキショイキショイキショイ思いをすることなく早歩きすること15分、会場のクロスパルにいがたに到着した。13時開始の30分の遅刻でこれこれこういう理由で地下で電波も入らずすみませんみたいな平謝りをして、そこから7時間大喜利をして東京に帰ってきました。

 すごく楽しかったです!

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