思考の並列化が個を無にする

みなさん、お疲れ様です！メカともです！

本日は最近特に気になる思考の並列化について考察したいと思います。

ココで言う「思考の並列化」とは「並列思考」とは違った意味合いの言葉として用いています。俗にいう「並列思考」とは、いわゆるマルチタスク。あれもこれも同時に思考できるの事を指しますが、「思考の並列化」とは、私たちの思考自体が他人と並列にある思考と言う意味です。

Twitter等をご回覧の方も多いと思うのですが、トレンドに乗っかるワード等を見ていると、自分の言葉として発しているはずなのに、根本的な思考が同じであるように見えないでしょうか？

例えば最近のトレンドで言えば「GO　TOキャンペーン」に関して。

「今、この時期に感染を広げる行為を政府が行うのか！」
「感染を更に増やす事になりかねない！」
「利権があるから強引に推し進めているのだ！」

こんな論調になっています。
では、この論調の根源にあるのは何か？
「NO　コロナ」ではないでしょうか？
経済が回らないから「With　コロナ」で行きましょう！
と言う論調が緊急事態宣言時に世の中を駆け巡り、やっぱり経済も回していかなければ成り立たないよね？と言う話だったと記憶しています。

一部、違う思考の方もいるとは思いますが、大多数の方は「NO　コロナ」に傾いているように見えます。しかし、政府がこの事態を予想出来ないほどアホなのでしょうか？
私はそのように思えません。
流石にこのような逆風がある事を予測しての発言であると思うのです。

これも「NO　コロナ」に意識を並列化した事例ではないでしょうか？
そんな意識の並列化を深堀して行きます。

日本人特有の意識

先ず、日本人の特徴から理解していきます。
あなたは、タイタニック　ジョークをご存じですか？
1度ぐらいは聞いたことが有る　国別　人の特徴を表したジョークなのですが、結構　マトを得ていると思うのですよね。

沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行う。と言うお話です。

・アメリカ人には 「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
・イギリス人には「飛び込めばあなたはジェントルマンになれます。」
・ドイツ人には 「飛び込むのはルールです。」
・イタリア人には 「飛び込めばあなたは女性に愛されます。」
・フランス人には 「飛び込まないでください。」
・ロシア人には 「海にウォッカのビンが流れています。」
・日本人には 「皆さん飛び込んでます。」

面白い表現ですよね。
確かに日本人は「みんながやってるから自分もやる」と言う感じです。
そのように教育され来た経緯が有るからだと思うのですが、確かにこんな思考を持っているように感じます。

この思考はどんな感情から来ているのでしょうか？
私は「不安」なのではないかと思うのです。
日本人は「みんながやっているのに自分だけがやらないのは不安」
アメリカ人は「ヒーローになれない自分が不安」
イギリス人、ドイツ人、イタリア人も同じではないのでしょうか？

そして、日本人特有の「みんながやっているからやる」と言う特徴を利用する事を考えて行き、この根底にある不安を引き出せば大多数の民衆コントロールができるのではないか？と思いました。

思考の並列化とは

思考を誘導する場合、根底には「不安」があると言う仮説の下、思考の並列化について考えて行きます。

この不安ですが、前述のコロナに関して「感染の不安」等が挙げられますが、私は感染の不安を「2次的な不安」と位置付けています。
と言うのも、人は誰しもが何らかの不安を抱えて居ると思うのです。

この抱えて居る不安に何らかのエッセンスを加える事で思考を並列化する。
なんだか怪しく思えてきたかもしれませんが、もう少しお付き合いください。


どういう事かと言うと、人間は常に不安を抱えており、その不安からの逃避をする生き物なのではないかと言う事です。
仕事での不安、お金での不安、異性に対する不安、老後の不安。
大枠、大多数の方はこのような不安を抱えて居るのではないかと思うのです。
しかし、その不安を解消するのは非常に難しい事かと思います。その為、不安と共存する事を選択しているのではないでしょうか？

だとすれば、その誰しもが持っている不安と別の不安をプラスする。あるいは、刺激的なトピックを提供して逃避させる。

これが「思考並列化の正体」ではないかと思うのです。

冒頭でお話しした「NO　コロナ」
GO　TOキャンペーンで起こるであろう感染拡大。
この不安が「NO　コロナ」と言う意識の並列化を生みだし、個人が持っている意見が「私はこのように思う」と言った意見でさえ、同じ方向を向き、結果同じ事を言葉を変えて発言したに過ぎないようになっていく。

しかも、真実がココにあるか分からないのに、これが真実かのように誘導されてしまう。

正にマインドコントロールの世界観ではないでしょうか？

仮にコロナの話にしても、別の角度であればどう思うだろうか？
「財政が危機的状態で、今　GDP4%の旅行産業を支援しなければ2千万人規模での失職者を生み、生活保護支援をする為　個人所得税、消費税率をそれぞれ１０％　来月から上げなければならない。」

このような発表が有ったら　どのように考えただろう？
一気に「With　コロナ」に傾いたのではないでしょうか？

発信した内容を取り込み、その情報に対しての個の意見を言っているように思っていても、実は発信した内容自体に思考の並列化が目的の一つとしてあるのではないでしょうか？

その場合、その意見は既に個の意識下で発する意見ではなく、並列化した思考から出ている言葉である　と言えるのだと思います。

個とは千差万別の意識であり、互いに受け入れ合う物だと思います。

あなたの思考は並列化していないだろうか？

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最後まで読んで頂き有難うございます。
私は個の思考を大事にしようとする思い過ぎるのか
違う意見が多くなるかもしれません。
これが正しい意見であるとは言いません。
あくまで私個人の意見である。
と言う認識で見て頂ければ幸いです。
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