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【ADV-PCG】ラグラージ&マグカルゴの概要とレシピ【RS-PK】

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はじめに

 今回はラグラージを中心にしたデッキの紹介をします。約20年前の当時は全く評価されておらずファンデッキに近い扱いだったようなカードですが、現在の流行などの状況の変化によってある程度は戦えるデッキになってきた気もするのでぜひご覧ください!

デッキ概要


 基本的にはこのラグラージとマグカルゴ(PCG2)の「がんがんドロー+じならし」のコンボでカードを揃えながら攻撃していくデッキです。ルンパッパ(PCG2)の「すいすいダンス」と同じ能力で、実際に構築やプレイングが似ているところも多いです。そのためルンカルとどう差別化ができるかを考えることが重要です。
 ルンパッパを使ったルンカルデッキの記事も以前書きました。今回のデッキはルンカルが前提になっているところがあり、省略しているところもあるのでよろしければこちらもご覧ください。


デッキレシピ


ポケモン:22枚
4:ミズゴロウ(PCG8ST)
3:ヌマクロー(PCG8ST)
2:ラグラージ(PCG8ST)
2:ラグラージ(明治PROMO)
1:ラグラージex(PCG8)
2:マグマッグ(PCG4)
2:マグカルゴ
1:キモリ(PCG8)
1:ジュカインexδ
1:ポッポ(PCG1)
1:ピジョット
1:ジラーチ
1:ホロンのポワルン

サポーター:14枚
4:マユミのネットサーチ
3:ロケット団の幹部
3:ニシキのネットワーク
2:ダイゴのアドバイス
2:ハギ老人の思いやり

トレーナー:13枚
4:ふしぎなアメ
4:暴風
2:ポケモン回収装置
2:バトルサーチャー
1:逆転!マジックハンド

エネルギー:11枚
3:水エネルギー
4:Wレインボーエネルギー
1:マルチエネルギー
1:レインボーエネルギー
2:スクランブルエネルギー


採用カード解説

ポケモン
ミズゴロウ
「もぐる」でベンチへの攻撃をうけないのは進化前として強みになります。

ヌマクロー
闘弱点の相手には中間進化のこれでもある程度アタッカーとして使えます。

闘ラグラージ
マグカルゴとともに展開しつつ、闘タイプのアタッカーとしても使います。

水ラグラージ
ウォーターサイクロンでエネ移動をしつつ、水タイプのアタッカーとしても使います。

ラグラージex
エネリサイクルでWレインボーを含め再利用できます。メラメラやエネルギーリムーブの再利用など徹底してエネルギーをはがしてくる相手に対して有用です。
これにつけられないエネルギーを多く採用しており、ジュカインとも合わないので必須ではなく、あくまでリムーブ対策としての採用です。

マグマッグ
マグカルゴ
闘ラグラージと合わせて展開します。ルンカルでは3ラインを推奨していましたがピジョットもいるため2ラインに抑えています。水エネを優先して入れ替えカードがほぼ入っていないので逃げる1のマグマッグにしています。

ジュカインexδ
これの有無で相性が変わる場合が多いのでぜひ採用したいです。ウォーターサイクロンからすぐにワザが使えるのでルンカルより相性もいいです。

ピジョット
闘ラグラージとカルゴが2積みで2セット揃いにくく、ウォーターサイクロンでプールする先として逃げる0のカードがあると便利なので採用しています。マッハサーチに特化した対策がされていない相手の時に使います。

ジラーチ
ホロンのポワルン
便利なサポートポケモンですが、これらの対策が多い環境と思って少なめの採用です。できれば増やしたいです。

トレーナー
4:マユミのネットサーチ
3:ロケット団の幹部
3:ニシキのネットワーク
2:ダイゴのアドバイス
ホロンのサポーターは捨てたいカードが無くδ種もほとんど入っていないため相性が悪く、安定性は落ちますが他のサポーターにしています。

ハギ老人の思いやり
バトルサーチャー
ラグラージの高いHPを活かして耐久を狙います。

逆転!マジックハンド
ロック系デッキに対しては使えないことが多いので必須ではありませんが、サーチして使えるので採用しています。

エネルギー
水エネルギー
Wレインボーエネルギー
マルチエネルギー
レインボーエネルギー
ウォーターサイクロンで移動できるエネルギーを優先しています。全部レインボーにする手もありますが、ラグラージの耐久も活かしたいので配分は難しいです。

スクランブルエネルギー
マジハンと同じく相手によっては不要なカードになってしまいますが、普通にバトル場を殴ってくる相手に対してはだいたい先行されるので役立つことが多いです。

他の採用候補カード

ポケモン

ミズゴロウ(PCG8)
1エネの攻撃ワザを持っておらず基本的に初手向けではありませんが、「ひとやすみ」を繰り返すことでオドシシのつきおどすで倒されるのを防げます。もぐるの方もオドシシデッキに有効なので総合的な優先度は落ちると思いますが、強くオドシシのみを対策するなら候補になります。

ヌマクロー(QCPまたはPCG8)
レシピではオドシシなどの闘弱点を主に考えていましたが、ドンメルとバクーダを強く意識する場合はニシキでの選択肢として水タイプのヌマクローも候補になります。
この場合はメラメラでエネルギーがはがされ続けるので1エネワザを持っているものがよく、「みずのはどう」での眠りを期待しつつ「なみのり」の威力も高いQCPのものか、「みずかけ」の1エネ20で素早くドンメルを倒せるPCG8のものがよさそうです。

ダグトリオ
闘アタッカーをヌマクローとラグラージで確保し、ハギでベンチへのばら撒きも多少ケアできているため役割が重なっており入っていませんが、入れればより相性のいいデッキへの勝率は上がるでしょう。

他の色のアタッカー
汎用性に欠けるためレシピには入っていませんが、ウォーターサイクロンによって新しく出したポケモンに複数のエネルギーをつけられるためポワルンを併用して色々なアタッカーを入れられます。特定のポケモンの弱点を突きたい場合は候補になります。

ケンタロス
初手に来て強いカードを増やしつつ厄介なスタジアムを壊せます。ハギ老人で再利用したりベンチからどけたりもできます。

エイパム
マユミでサーチしてとりにげでドローに変換できるので中盤以降に腐りにくくなります。また闘ラグラージがルンパッパほど並ばないのでじならしで置いたカードがうまく引けないリスクを減らすことができます。ポケパワーを封じるオドシシ系デッキを意識してレシピに入っていませんがぜひ入れたいカードです。

ホロンのビリリダマ
スタートしてほしくないカードであることと、ウォーターサイクロンで移動できないため入れていませんでしたがマユミからジラーチを使う動きが安定するため欲しいカードでもあります。

トレーナー

勝利のリング
じならしでサーチしやすく、タッチポケモンが多いデッキなのでとても相性がいいです。入れられるルールならぜひ入れましょう。

ちからのかけら
机上論ではぎりぎり打点が足りそうとはしているものの、Wレインボーや相手のヒーリングエネなどでわずかにずれることもあるため入っていれば役立つことは多いです。

ワープポイント
自分の理想的な動きだけを考えるとこれを入れるよりはハギとサーチャーの枚数をなるべく増やした方がいいですが、相手に封印を貼られたときやマグカルゴを縛られたときなどに役立ちます。

小島の横穴
このデッキで勝てそうな相手はマヒや混乱でターンを稼いでくる相手も多く、暴風の延長として相手の妨害対策でいれるのも有効です。バトル場のエネが過剰になってもウォーターサイクロンで移動でき無駄がありません。

エネルギー

ヒーリングエネルギー
ウォーターサイクロンで移動できませんが、耐久力を活かすデッキなので役立つことは多いです。ハギでの再利用も狙えます。

ワープエネルギー
ウォーターサイクロンで移動できませんが、逃げるコストが多いポケモンが複数入っているため役立つことは多いです。ハギでの再利用も狙えます。

戦い方

 原則としてはルンカルと同様に闘ラグラージとマグカルゴの組み合わせを中心にポケモンを展開していきます。相手によって他のラグラージ、ピジョット、ジュカインといった他のポケモンも用意して戦っていきます。
 2進化の展開デッキはジラーチを使うのが強力ですが、最近対策されていることが多いため少なめの採用になっています。流行のオドシシ相手にはジラーチはまともに使えないのでヌマクローで突破を狙います。
 非exが多いので終盤までこれらで戦い、最後の1枚になったときにexで戦うとより効率がいいでしょう。

ルンカルとの比較

 全体的に類似点が多いルンカルとどういった点が違うかを整理します。

1:メインアタッカーを闘タイプにできる
ヌマクロー・ラグラージは闘タイプのものを使えます。PCG9やWCP環境は闘弱点のポケモンで有力な相手が多く、水と炎のルンパッパよりもタイプが優れている場合が多いです。オドシシやライボルトexなどこちらの展開が阻害される相手に対して1進化のヌマクローでも十分なダメージを与えられるのも嬉しいです。ルンカルに闘タイプのサブアタッカーを別に入れるケースはよくあり、それをメインポケモンのラインで使えるのは強みになっているといえるでしょう。

2:水タイプのアタッカーも確保できる
闘タイプのメリットがある一方でラグラージは水タイプのものも採用でき、ルンパッパを使う場合のメリットもある程度持っています。メインが水弱点の相手に有利になれるくらいのパワーは十分持っているといえるでしょう。

3:雷弱点ではない
PCG最終環境は雷タイプのカードが多く、サブに入っているレックウザexδやわるいマルマインなどに容易にルンパッパが倒されて不利になってしまうことがありますが、ラグラージは草弱点のためこれらのタッチだけで不利になってしまうことを防げます。草タイプのタッチは雷タイプに比べるとかなり少なく、メインが草タイプのカイリューexδやテッカニンなどは草弱点を抜きしたルンカルでも不利な相手なので2つの比較ならごまかしがきくところもあります。

4:HPが高く耐久戦が狙える
ルンパッパのHP100と比べラグラージ2種は110と120あります。無傷の状態から100と110の差で1回耐えるかどうかが変わる相手はあまり多くありませんが、ほこらやばらまき攻撃でダメージをためる相手との対戦では1手余計に要求できることが多く差が出ると考えられます。

5:打点が低い
「みんなでステップ」と比べてラグラージのメイン打点は60ダメージです。


 

おわりに

 今回のデッキはかなりマイナーで、現代PCGとしては独自性があるものだと思います。トップデッキには汎用性で劣るものの、メタゲームによっては十分戦えそうなデッキはPCGシリーズでは他にも色々作れるので今後もそういったデッキも紹介していきたいです。



PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0

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※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

※カード画像やデッキレシピ画像は
「ポケモンカード旧シリーズ検索 様」
https://pcg-search.com/card/search.php
のものを使用させていただいているものがあります。


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