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大好きなリリースを描くときに大切にしているコト

まず、僕はリリースが大好きです。
楽しみながら、苦しみながら作り育てたサービスやプロモーションを
世に出す瞬間がたまらないです。


「配信」ボタンを押す瞬間は、指プルプル、心臓バクバクです。
なんなら、リリースを描いてるときに、いろんな想いが込み上げてきたりします。

ちょっとエモい感じの導入になりましたが、
僕自身が、PRの役割としてプロジェクトに入るときもあるので、
その際に、リリースを描くときに大切にしているコトを書きますね。

※ちなみに「リリース」は、プレスリリースのことです。
※文中に「リリース」や「プレスリリース」とか「描く」や「書く」いうワードが混在してますが意図したものです。
※あくまでも広報としての考え方ではなく、PRとしてのリリースに対する考えです。


■事業部との打ち合わせ

まずは、事業部から情報のヒアリングをすると思います。
その際に、把握するべき事項っていろいろありますよね。

(ヒアリング事項例)
・ローンチ日
・情報解禁日時
・サービス概要
・付随するキャンペーン内容
・好調情報や使用可能な情報データ
・使用可能な画像データの有無
・問い合わせ先の担当と連絡先
・ターゲットメディア
・取材が入った際のインタビューイー 
・リリース原稿の社内承認フロー     等々

上記を確認することは、もちろん大事です。


よくある「”メディア視点”を取り入れろ」であったり「”なぜ今か”の理由は?」といった、耳タコワードもあると思いますが、それももちろん掲載率を高めるためには必要なことだと思ってます。


ただ、僕は「プレスリリースを書くためのヒアリング」という気持ちで、その打ち合わせには臨んでいません
「プレスリリースを書く」という脳で、会議に臨んでしまうと、
それに必要な情報のみのヒアリングに尽き、それを担当する自分の役割内での会話にしかならないので、面白みがない、と思ってます。


意識することは、
事業者と同じ頭・思考になることがポイントだと思ってます。

サービスの概要等の基本情報をヒアリングした後に、
主に、チカラを入れてディスカッションするのは下記です。

・どんな人のためのサービスか?
・誰に笑顔を与えるか?
・どんな人に伝えたいか?
・なにを解決するか?
・どのような価値をもたらすか?
・なぜこのサービスを作ろうと思ったか?


(・・・ほぼほぼ似た内容ですが、社会的意義に近いかもしれませんね。)


それにより、
「事業部が果たしたいコト」、「そのサービスの価値」が明確になってきます。

事業者がそのサービスに込めた想いを理解し、自分の頭をその考えと揃えるために、徹底的に上記をディスカッションしていきます。


(本来は、サービスを築くスタートの時点からPR担当も入り、事業を進めていくほうが良いが、ここでは話が逸れるので割愛)

そうすることで、「届けるべき対象」が明確にイメージできます。
まぁ、ペルソナへの充て方を考えるようなものですね。


そのイメージができると、自ずと視点も変わってきます。

・その人たちに届けるなら、こういう表現、言葉のほうが良いのでは?
・この部分を強調したほうが良いのでは?
・伝えたい部分はココだよね?
・その人たちに届けるにはどういう方法が良いんだっけ?
・あくまでもプレスリリースは手段であって、それだけが最適とは限らないよね?
・プレスリリースも重要。ただ、こういう方法もいいんじゃない?
・はたしてメディアに露出することで、届けたい人に届くっけ?
 チーム内で設定するゴールってメディア露出じゃなくない?
 それでいいんだっけ?    等々


話は逸れますが、
新卒で入社した代理店でプランナーの先輩から


「提案書を書くとき、提案書はラブレターと思え」
「提案書は、頭から読んでも、後ろから読んでも、内容が一気通貫して伝わらねばいけない」

ということを学びました。

あくまでも”提案書を描くとき”に、いただいたアドバイスですが、
なんとなく、その思考ってリリースを描く思考って似てるな、って思ってます。


「リリースを書く」ということはあくまでも作業ですが、
”想いを伝える”って捉えると作業ではなく、
伝え方全体を描くことになるので、そんな想いでリリースを描いています。


商品力だけで選ばれていた時代から、
共感を得て選択される時代に移行してきたからこそ、
その先にいる方々にダイレクトに想いを届けることが重要
です。


そんなことを意識してリリースを描いています。


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